「object」の意味は?どのように使う?
英単語「object」には「物体」「対象」「目的」といった名詞としての意味があります。また、動詞として「反対する」「異議を唱える」という意味も持つ多義語です。ここでは、「object」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
- 物体
- 対象
- 目的
- 反対する
- 異議を唱える
①「物体」の場合の使い方
「object」は物理的な「物体」を指すときに使われます。たとえば、机の上に置かれた何かや、周りにある見えるものを表すことができます。
例文:The object on the table is a vase.(テーブルの上にある物体は花瓶です。)
例文:She picked up an object from the ground.(彼女は地面から何かを拾い上げた。)
例文:The mysterious object in the sky caught everyone’s attention.(空の不思議な物体がみんなの注目を集めた。)
②「対象」の場合の使い方
「object」は「対象」という意味で、何かの目標やターゲットを指すときに使われます。特に、研究や観察の対象について話す際に用いられます。
例文:The main object of the study was to find a cure.(研究の主な対象は治療法を見つけることだった。)
例文:Children are often the object of affection for their parents.(子どもたちはしばしば親の愛情の対象となる。)
例文:The ancient ruins were the object of her fascination.(その古代遺跡は彼女の興味の対象だった。)
③「目的」の場合の使い方
「object」は「目的」という意味でも使われ、何かをするための目標や意図を述べるときに使われます。
例文:His object is to become a doctor.(彼の目的は医者になることです。)
例文:The main object of the trip is relaxation.(旅行の主な目的はリラックスすることだ。)
例文:She achieved her object of winning the competition.(彼女はコンペティションに勝つという目的を達成した。)
④「反対する」の場合の使い方
動詞としての「object」は「反対する」という意味です。何かに対して意見を述べたり、異議を唱えたりするときに用います。
例文:I object to the proposal.(私はその提案に反対です。)
例文:He objected strongly to the idea.(彼はその考えに強く反対した。)
例文:They objected to changing the schedule.(彼らはスケジュールを変更することに異議を唱えた。)
⑤「異議を唱える」の場合の使い方
動詞としての「object」は「異議を唱える」という意味も持ち、何かの決定や意見に不満や反論を示すときに使われます。
例文:The lawyer objected to the question in court.(弁護士は法廷でその質問に異議を唱えた。)
例文:She objected when her name was misspelled.(彼女は名前が間違って書かれたときに異議を唱えた。)
例文:They objected to the terms of the contract.(彼らは契約の条件に異議を唱えた。)
実際の使用例
これまでに「object」のさまざまな意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: What’s that object over there?
(あそこにある物体は何?)
B: It looks like a sculpture.
(彫刻のように見えるね。)
A: I object to going out in this weather.
(この天気で出かけるのは反対だよ。)
B: I agree. Let’s stay indoors.
(賛成。室内にいよう。)
「object」と似ている単語・同じように使える単語
thing
「thing」という単語も「物」や「物体」という意味で、「object」と同様に使われますが、より一般的で広い意味を持ち、具体的ではないものを指す際に用いられます。
例文:The thing you are looking for is in the drawer.(あなたが探しているものは引き出しの中です。)
goal
「goal」は「目的」や「目標」という意味で、「object」の「目的」に近い使い方ができます。達成したいことや到達点を指します。
例文:His goal is to run a marathon.(彼の目標はマラソンを走ることです。)
それぞれの使い分け方
「object」:具体的な物体や対象、目的を示すときに使います。
「thing」:より一般的な物や物体を指すときに使います。
「goal」:達成したい目標や目的を示すときに使います。
「object」を含む表現・熟語
「object」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① object of desire(憧れの的)
例文:The sports car was the object of his desire.(そのスポーツカーは彼の憧れの的だった。)
② object lesson(教訓となる例)
例文:The failed project served as an object lesson for the team.(失敗したプロジェクトはチームにとって教訓となる例となった。)