「mercy」の意味は?どのように使う?
英単語「mercy」は、人に対する優しさや思いやりの気持ち、そしてその行動を表す単語です。具体的には「慈悲」「情け」「容赦」といった意味があります。ここでは、「mercy」のいろいろな意味とその使い方を、わかりやすく解説していきましょう。
①「慈悲」「情け」の場合の使い方
「mercy」には「慈悲」や「情け」といった意味があります。誰かが困っているときに助けたり、許したりする場合に使います。
例文:The king showed mercy to the prisoners.(王は囚人たちに慈悲を示した。)
例文:He begged for mercy after realizing his mistake.(彼は自分の過ちに気づき、情けを乞うた。)
例文:The teacher showed mercy by giving the student extra time.(先生は生徒に追加の時間を与えて情けをかけた。)
②「容赦」の場合の使い方
「mercy」は「容赦」という意味でも使われます。厳しい状況で誰かが手加減をしてくれるときに用いることができます。
例文:The opponent showed no mercy in the competition.(対戦相手は競技で容赦しなかった。)
例文:She asked the manager for mercy regarding the deadline.(彼女は締め切りについてマネージャーに容赦を求めた。)
例文:The judge showed mercy by reducing the sentence.(判事は刑を軽くすることで容赦を示した。)
実際の使用例
これまでに「mercy」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: I was so nervous during the test, but the teacher gave us a break.
(テスト中とても緊張していたけど、先生が休憩をくれたんだよ。)
B: That’s a relief! It’s nice to know she has mercy.
(それは安心だね!彼女が情け深いってわかるといいね。)
A: I hope the coach shows mercy during practice today.
(今日は練習中にコーチが容赦してくれるといいな。)
B: Yeah, especially since it’s so hot outside!
(そうだね、特に外がすごく暑いからね!)
「mercy」と似ている単語・同じように使える単語
compassion
「compassion」という単語も「思いやり」「同情」という意味があり、「mercy」と似ていますが、より感情的な側面を強調する際に使われます。
例文:She showed great compassion for the homeless.(彼女はホームレスに大きな思いやりを示した。)
leniency
「leniency」は「寛大さ」「寛容」という意味で、「mercy」に近い使い方ができますが、特に処罰や判断が緩やかであることを強調する際に使われます。
例文:The judge showed leniency in his verdict.(判事は判決において寛大さを示した。)
それぞれの使い分け方
「mercy」:困っている人に対する優しさや思いやりを示すときに使います。
「compassion」:感情的な同情心を強調する際に使います。
「leniency」:処罰や判断の際に寛大さを強調する際に使います。
「mercy」を含む表現・熟語
「mercy」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① at the mercy of(~のなすがままに)
例文:We were at the mercy of the storm during the trip.(私たちは旅行中、嵐のなすがままでした。)
② mercy killing(安楽死)
例文:There are debates around the ethics of mercy killing.(安楽死の倫理について議論があります。)
③ have mercy(情けをかける)
例文:Have mercy on those who need help.(助けを必要としている人に情けをかけてください。)