「yield」の意味は?どのように使う?
英単語「yield」は何かを生み出したり、結果をもたらしたりすることを指す単語です。基本的な意味としては「産する」「もたらす」「生む」といったものがあります。また、圧力に負けて「譲渡する」や「明け渡す」という意味もあります。ここでは、「yield」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
- 産する
- もたらす
- 生む
- 引き起こす
- 明け渡す
- 譲渡する
①「産する」「もたらす」の場合の使い方
「yield」は「産する」「もたらす」という意味で使われます。例えば、農作物が収穫をもたらすときや、投資が利益を生むときに用います。
例文:The farm yields a large amount of crops every year.(その農場は毎年大量の作物を産します。)
例文:This investment is expected to yield high returns.(この投資は高い利益をもたらすと期待されています。)
②「明け渡す」「譲渡する」の場合の使い方
「yield」は圧力や要求に負けて「明け渡す」や「譲渡する」という意味でも使います。例えば、交差点で他の車に道を譲るときなどに使います。
例文:Drivers must yield to pedestrians at crosswalks.(運転手は横断歩道で歩行者に道を譲らなければなりません。)
例文:The company decided to yield control of the subsidiary to a new manager.(その会社は子会社の管理を新しいマネージャーに譲渡することに決めました。)
実際の使用例
これまでに「yield」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: How much does this field yield annually?
(この畑は年間どれくらいの収穫をもたらしますか?)
B: It yields about 100 tons of wheat each year.
(毎年およそ100トンの小麦を産します。)
A: Should I yield to the traffic from the right?
(右からの交通に道を譲るべきですか?)
B: Yes, they have the right of way.
(はい、彼らが優先です。)
「yield」と似ている単語・同じように使える単語
produce
「produce」という単語も「生産する」「産出する」という意味があり、「yield」と似た使い方ができます。特に物や作品を作り出す際に使われます。
例文:The factory produces thousands of cars every month.(その工場は毎月何千台もの車を生産します。)
submit
「submit」は「提出する」や「従う」という意味があり、圧力に屈して何かを差し出す際に「yield」と似たニュアンスで使われることがあります。
例文:She had to submit to the decision of the board.(彼女は役員会の決定に従わざるを得なかった。)
それぞれの使い分け方
「yield」は結果を生み出す、または圧力に屈して譲るときに使います。
「produce」は何かを生産する、特に物や作品を作る際に使います。
「submit」は提出する、または従うことを表現するときに使います。
「yield」を含む表現・熟語
「yield」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① yield to temptation(誘惑に負ける)
例文:He finally yielded to temptation and ate the cake.(彼はついに誘惑に負けてケーキを食べました。)
② yield a profit(利益を生む)
例文:The new business strategy yielded a significant profit.(新しいビジネス戦略は大きな利益を生みました。)
③ yield the floor(発言権を譲る)
例文:She yielded the floor to her colleague during the meeting.(彼女は会議中、同僚に発言権を譲りました。)
