2025年6月23日、弊社オンライン英会話サービス「Weblio英会話」をご利用いただいている聖学院中学校様にご協力いただき、オンラインレッスンのようすおよび英語授業の見学を実施し、あわせて先生方へのインタビューのお時間も頂戴いたしました!
聖学院中学校では、英語学習の共通フレームとしてカナダのクィーンズ大学のスー・F. ヤング博士らによって提唱された「ICEモデル(Ideas/Connections/Extensions)」を共有し、アウトプットを大切にする授業づくりを進めています。今回、Weblioオンライン英会話のレッスン見学と英語授業の視察、英語科主任の小池航太先生、 学校法人聖学院教育デザイン開発センター英語グローバルユニット長の伊藤大輔先生、同じく英語科の高橋優一先生にご協力いただきインタビューを実施し、その取り組みをうかがいました。
目次
聖学院中学校の英語教育 ― ICEモデルを共通言語にした“アウトプット重視”

同校英語科が重視するのは、大学入試のクリアにとどまらず、卒業後も英語を使い続けられる力の育成です。基礎知識を確実に押さえたうえで、学びを自分ごととして表現する、さらに価値づけ・探究へと広げる。この流れを、日々の授業設計の軸として位置づけています。
伊藤大輔先生
「大学入試だけにフォーカスするのではなく、卒業後にも使える英語を。英語を“運用する力”の育成を重視しています。」
ICEモデルの導入はコロナ禍の授業内容の見直し期に進められ、現在は非常勤を含む教員全体で共有。
例えば、伊藤先生が担当されている中学1年ではI(基礎)の比重を高めつつ、C/Eは授業内で提供するなど学年に合わせた学習内容を実施しています。
高橋優一先生
「伝えて楽しい、使えると楽しい――その実感で英語嫌いを少なくしたい。E(Extension)にも臆せず挑戦させています。」
小池航太先生
「ICEは共通の基盤。ただし“先生のオンリーワン”を大切にし、解釈や手法に多様性があるところが良さです。」
ICEモデルは“共通土台”として機能しつつ、各教員の個性や専門性を活かす余地を残しています。たとえば英語と社会科の知識を掛け合わせてストーリーを作り、発表へつなげるなど、教科横断的な展開も見られます。
視察レポート ― 教室とオンラインを往復する学びの現場

6月23日、中学1年から3年までのオンライン英会話レッスンと、英語授業のようすを見学しました。まず中学3年帰国性クラスのレッスン終了後には、生徒の皆さんとコミュニケーションの時間をいただき、教材の受け止めやレッスン進行について、普段はなかなか聞けない“生の声”を伺うことができました。
続いて中学1年の授業を見学。参加したフィリピン人スタッフは多くのメモを取り、授業設計の意図や活動の流れを丁寧に把握。見学だけに留まらずペアワークにも加わり、初対面の大人と英語で課題に取り組む場面に立ち会いました。緊張もある中で、生徒の皆さんが積極的に話しかける姿が印象的でした。
その後、中学2年・3年のオンライン英会話レッスンも見学。中1から中3へと学年が上がるにつれて、外国語話者とのやり取りに対する心理的ハードルが下がり、オンライン英会話の講師と積極的に話すようすもうかがえました。普段の画面の向こうにいるオンライン英会話の講師が実際に来校して交流できた経験は、生徒にとっても意義深い機会となりました。
Weblio英会話導入のねらいと手ごたえ

3年前に弊社のオンライン英会話を導入いただいた背景には「スピーキングの場が不足している」という課題意識がありました。1対1の環境で“話さざるを得ない”状況を作ること、加えて費用面のメリットやボーナスポイント制度、振替制度が後押しとなりました。
伊藤大輔先生
「スピーキングの場が足りない ――だから1対1で話す場をと思い導入に至りました。振替ポイントやボーナスポイントも費用の点でも導入しやすさがありました。
教室でのC/E(Connections/Extensions)活動と、オンライン英会話を往復させることで、アウトプットの機会が継続的に確保されます。学年が上がるにつれて、自主的にボーナスポイントを活用する生徒が増える傾向も見られました。」
高橋優一先生
「外国人と話すことのハードルは年々下がっていると感じます。『とりあえず話してみる』素地ができてきました。」
小池航太先生
「話せるようになると、聞ける力も伸びる。副次的な効果としてのリスニング向上を感じる場面があります。」
オンライン英会話の取り組みは、発音の精度が上がることで“聞ける力”も伸びるというリスニング面での好影響も実感いただいております。
また、一部の生徒では中学1年のうちに英検3級合格・準2級への挑戦といったケースも見られています。
まとめ ― ICEモデル×オンライン英会話で「伝える・使う・広げる」が日常の学びに
今回の見学から、ICEモデルという共通の枠組みを土台に、教室)とオンライン英会話)の機会を行き来させる設計が丁寧に機能していることがわかりました。
基礎理解(I)を確実に押さえたうえで、自分ごととしての表現(C)に進み、さらに価値づけや探究(E)へと展開する流れが、授業とレッスンの両輪で自然に循環しています。こうした積み重ねは、「英語で伝えられた」という実感を育み、心理的なハードルを下げながら自信と挑戦意欲につながっていました。これらの取り組みは同校の大きな強みです。
お礼
見学・取材にご協力くださった英語科の先生方ならびに生徒の皆さんに、心より御礼申し上げます。限られたお時間の中で授業のようすや率直なお声を共有いただき、ありがとうございました。
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