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連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」国際教育をテーマに市瀬先生に聞く

 

市瀬教授

高校生にとって、大学でどのような学問が学べるのかを知ることは、進路選択の大きなヒントになります。連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」では、各分野の専門家にインタビューを行い、学問の魅力を探ります。 

今回は、「国際教育」を専門とする宮城教育大学の市瀬智哉先生にお話を伺いました。 

✔ 国際教育とはどのような学問なのか? 

✔ 日本と海外の教育にはどのような違いがあるのか? 

✔ これからの時代に必要な学びとは? 

国際社会で求められるスキルや、高校生が今からできることについて、先生の研究をもとに詳しく解説していただきました。 

先生の専門分野について 

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国際教育がご専門とのことですが、具体的にどのような研究をされているのでしょうか? 

市瀬先生:
国際教育と一口に言っても、その範囲は非常に広いです。私が取り組んでいる国際教育の研究は、世界の教育の変化を踏まえ、日本の教育が国際的な潮流に適応できるようにすることが大きなテーマです。 

例えば、以前は知識や技能を習得することが教育の中心でしたが、近年では 「コンピテンシー(資質・能力)」 を育成することが重要視されています。これは、単に知識を蓄えるのではなく、思考力や問題解決力、コミュニケーション能力など、変化の激しい社会を生き抜くための力を養うものです。 

また、持続可能性(SDGs)や気候変動教育 など、これからの社会で欠かせないトピックも国際教育の重要な要素となっています。日本の教育が世界の教育のトレンドを適切にキャッチアップし、国際社会の中で議論できるような力を育てるための研究を行っています。 

国際教育というと、やはり海外の教育の在り方を学び、日本の教育に活かしていくということなのでしょうか? 

市瀬先生:
それもありますが、もう少し具体的に言うと、私は 「日本の学校の国際化」 というテーマにも取り組んでいます。私立の学校では国際化が進んでいるところも多いですが、私は公立学校や地域の学校も含めて すべての学校が国際化を進めていくべき だと考えています。 

そのためには、国際理解教育 が不可欠です。国際理解とは、単に外国の文化を学ぶことではなく、人権や平和、環境保護など、世界共通の課題について 国際的な視点を持って考えられる力を育てること です。これによって、生徒たちは自分たちの地域や社会が、世界とどうつながっているのかを実感できるようになります。 

さらに、日本は今後、 外国人の児童生徒が増えていく ことが予想されます。現在でも多くの外国にルーツを持つ子どもたちが日本の学校に通っていますが、彼らが 日本の教育システムの中で適応しやすい環境を作ること も重要です。そのための取り組みや、地域の学校がどのように国際的な環境を整えていくかといった点も、私の研究の範囲に含まれています。 

国際教育といっても、海外に目を向けるだけでなく、日本の教育環境自体をより開かれたものにすることも大切ということですね。 

市瀬先生:
そうですね。国際教育は決して「海外で学ぶこと」だけではなく、日本国内で多様な価値観を受け入れ、国際的な視点を持つこと も含まれています。そのため、地域の学校や公立校にも広がるような仕組みづくりが必要だと考えています。 

公立高校における国際教育の課題と可能性 

私立高校では国際化が進んでいる一方で、公立高校ではなかなか導入が進んでいない現状があるかと思います。その理由として、どのような課題があるのでしょうか? 

市瀬先生:
おっしゃる通り、私立高校は国際化を学校の特色として打ち出しているところが多く、英語教育や海外との連携も進んでいます。一方で、公立高校では 国際化に対する関心や必要性が地域によって異なる という課題があります。 

特に都市部では、街自体がグローバル化を志向し、学校の国際化も自然な流れで進んでいます。しかし、地方では必ずしもそうとは限りません。例えば、東北地方のように 地域全体が国際化を志向していない 場合、学校単位で国際教育を進めることの優先度が低くなりがちです。また、教師自身が 「国際教育は自分に関係のない話」 と捉えてしまうこともあり、結果として学校の取り組みが限定的になってしまうという壁があります。 

公立高校でも国際教育を広げるためには、どのような仕組みが必要でしょうか? 

市瀬先生:
国際教育を進めるためには、「国際理解教育」を より多くの学校で当たり前のものにしていく 必要があります。これは、単に英語を学ぶことではなく、人権や平和、環境問題など 世界的な課題を多角的に学ぶこと を指します。 

また、日本に増えている外国ルーツの児童・生徒への対応 も重要なテーマです。国際教育は、海外の情報を取り入れるだけでなく、多文化共生の視点を持つこと でもあります。こうした教育を すべての公立高校で進めていく ためには、地域の特色を活かしながら、少しずつ意識を広げていくことが求められます。 

SDGsESD(持続可能な開発のための教育) 

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SDGsを達成するための教育として「ESDEducation for Sustainable Development)」が重要視されていますが、具体的にどのような取り組みが行われているのでしょうか? 

市瀬先生:
持続可能な社会を作るためには、それを実現するための教育が不可欠です。その役割を担うのが ESD(持続可能な開発のための教育) です。 

実際、近年の小中高の教科書には SDGsのマークや記述 が増えており、学びの中で持続可能性に触れる機会が増えています。しかし、問題は SDGsを意識せずに授業を進めてしまうこと」 です。せっかく教科書に載っていても、先生がその意義を伝えなければ、生徒の学びにはつながりません。 

生徒が主体的にSDGsに取り組むための学習方法として、どのようなものがありますか? 

市瀬先生:
最近、「探究学習」や「課題研究」 が大学入試にも影響する形で広がっています。この中で、SDGsをテーマにした研究を進める生徒も増えています。 

例えば、生徒が「どうすれば地域の二酸化炭素排出量を減らせるか?」や「循環型社会を実現するために何ができるか?」といった問いを立て、地球規模の課題を 自分たちの生活や地域と結びつけながら探求する スタイルが広まっています。このようなアプローチは、学びをより 実践的かつ主体的なもの にする上で非常に効果的です。 

また、一部の地域では ユネスコの支援を受けた課題研究の発表会 も行われており、生徒が国際的な課題について深く考え、発信する機会が増えています。こうした取り組みがさらに広がれば、高校生のうちから グローバルな視点を持ち、社会課題に貢献する力を育む ことができると考えています。 

教育学への関心と国際教育への道 

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市瀬先生は、もともと教育学を専門にされていましたが、国際教育という分野に進まれたきっかけは何だったのでしょうか? 

市瀬先生:
私自身、もともと異文化や異民族といったテーマに興味を持っていました。しかし、それらをただ観察するだけでは社会に貢献する手段にはならないと感じていました。 

そこで、「何かスキルを持つことが必要ではないか」と考えるようになりました。例えば、農業、科学技術、教育といった分野で専門的な知識や能力を身につけることで、社会に対して より具体的な形で貢献できる と思ったのです。その中で 「教育」という分野にこそ、自分の関心と社会貢献の可能性がある と気づき、教育学を志すようになりました。 

教育というのは、単に知識を伝えるだけではなく、子どもたちを育て、世の中を変えていく手段 になり得ます。特に国際教育の分野では、世界的な視野を持ちながら、地域や社会に対して影響を与えられる可能性があります。その点に魅力を感じ、研究を続けています。 

国際学部や国際系の学部は高校生にも人気ですが、そこで学ぶことが実際のキャリアにつながるのか不安に思う高校生も多いと思います。先生はどのように考えていますか? 

市瀬先生:
確かに「国際学部に進みたい」と考える高校生は多いです。しかし、実際に進学した後、「国際的な仕事がしたいけれど、具体的に何をすればいいのかわからない」 という悩みを抱える人も少なくありません。 

例えば、「国連で働きたい」と考える人も多いですが、国際機関で活躍するためには、単なる語学力だけでなく、専門的なスキルや知識が必要 になります。実際に国際機関で働いている人たちは、医療・福祉・農業・教育・環境など、何かしらの専門分野を持っている ことがほとんどです。 

つまり、「国際的な仕事をしたい」のであれば、まずは自分の専門分野を確立することが重要 です。高校生のうちから「どのような分野で力を発揮できるのか」を考えながら学ぶことが、将来のキャリアにつながると思います。 

国際社会に貢献するためには、どのような力を身につけるべきでしょうか? 

市瀬先生:
国際社会で活躍するためには、まず 「専門性を持つこと」 が大切です。そして、それを支える 「創造力」や「問題解決力」 も必要になってきます。 

国際教育の分野では、単に知識を学ぶのではなく、「どうすれば社会をより良くできるか?」を考え、実行する力を育てること が重要視されています。例えば、持続可能な社会を目指すためのプロジェクトを企画したり、地域課題を解決するためのアイデアを提案したりすることが求められます。 

また、英語での議論力 も欠かせません。今、世界では東南アジアやヨーロッパ、インド、アフリカなど、多くの国の人々が英語を使って議論し、国際的な問題解決に取り組んでいます。しかし、日本ではまだ「英語を使って議論する」ことが日常的ではなく、その点でハードルを感じる人も多いです。 

英語を使った議論力を身につけることは、国際社会での活躍につながりますし、それは単に「英語が話せる」こと以上の意味を持ちます。「自分の考えを整理し、他者と意見を交わしながら、新しい価値を生み出す力」こそが、これからの時代に求められるスキルです。 

高校生の皆さんには、ぜひ「自分はどの分野で貢献できるのか?」を考えながら学びを深めてほしいと思います。 

国際教育と持続可能な学び:日本と海外の比較 

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市瀬先生、日本の教育におけるSDGsESD(持続可能な開発のための教育)の取り組みについてお話しいただきましたが、海外と比較するとどのような違いがあるのでしょうか? 

市瀬先生:
国際教育という視点では、北欧の国々の取り組みが特徴的です。北欧では、知識や技能の習得だけでなく、社会に貢献するためのスキルを育てることが重視されています。 

例えば、民主主義的な議論の場を設けたり、リーダーシップを育成する教育が実践されています。日本ではまだ十分に普及していませんが、探究学習やプロジェクト型学習などを通じて、そうしたアプローチが少しずつ広がっています。 

日本でも探究学習の取り組みが進んでいるということですね? 

市瀬先生:
はい。一部の学校では、SDGsをテーマにした課題研究を行い、生徒が地域社会の課題に対してアプローチを考える機会を提供しています。また、ユネスコが主催する課題研究の発表会などを通じて、生徒が研究の成果を発表する場も増えています。 

ただし、こうした取り組みはまだ教育全体の主流にはなっていません。今後、より多くの学校で取り入れられることが期待されます。 

教育の中で課題となる点は何でしょうか? 

市瀬先生:
日本の教育における課題の一つは、創造性(クリエイティビティ)を育てる機会が十分ではないことです。これまでの教育は「正解を求める学び」が中心で、新しいアイデアを生み出す力を伸ばす機会が限られています。 

また、探究学習が広がってきたとはいえ、一部の生徒だけが積極的に取り組む状況もあります。持続可能な社会を作る学びは、一部の生徒だけが取り組むものではなく、より多くの生徒が参加できる形が理想的です。 

国際教育が拓く未来:高校生へのメッセージ 

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市瀬先生、これからの社会を生きていく高校生に向けて、どのような意識を持つことが大切だとお考えでしょうか? 

市瀬先生:
これからの時代、持続可能な社会の実現や国際的な課題解決に取り組むことが求められますが、それは一部の人だけが関わるものではありません。例えば、私立の学校や意識の高い生徒だけが「持続可能性が大事だ」と言って取り組むのではなく、もっと広い層の生徒が関心を持ち、行動できる環境が必要です。 

そして、それは単に「社会のため」にやることではなく、個人にとっても大きな価値を持ちます。なぜなら、こうした課題に向き合い、創造性を発揮できる人材こそが、これからの社会で評価されるようになるからです。社会に貢献しながら、自分のキャリアを築くことができるという視点を持つことが大切だと思います。 

もう一つ大切なのは、英語で議論する力 です。世界では、東南アジア、ヨーロッパ、インド、アフリカの人々も、当たり前のように英語を使って議論をしています。しかし、日本ではまだ「英語を話せる」こと自体が特別なこととされ、実際に意見を交わす機会が少ないのが現状です。 

英語はただの「勉強」ではなく、他者と考えを共有し、新しいアイデアを生み出すためのツールです。ですから、高校生の皆さんには、英語を通じて自分の意見を発信し、世界の人々とコミュニケーションを取る力を身につけてほしいと思います。 

英語教育については、日本の公教育も力を入れ始めている印象がありますが、それでも課題は残っているのでしょうか? 

市瀬先生:
そうですね。日本の学校教育は、文法や語彙の習得には力を入れていますし、公教育の質も決して低いものではありません。ただ、それを「実際に使う機会」が少ないのが課題です。 

英語が話せない理由を「学校教育のせい」だとする声もありますが、それだけではないと思います。社会全体で英語を使う場が増えないと、生徒たちも「英語は勉強するもの」という意識のままになってしまいます。 

ですので、学校だけでなく、社会全体で「英語を使って議論する場」を増やしていくことが大切です。英語を話すことを特別視するのではなく、「当たり前のこと」として捉えられるような環境を作っていけるといいですね。 

学問を追求することの魅力 

最後に、市瀬先生にとって「研究」や「学問を追求すること」の魅力とは何でしょうか? 

市瀬先生:
やはり、何かに没頭できること自体が魅力ですね。研究をしていると、本当に時間を忘れることがあります。それだけ夢中になれるというのは、とても楽しいことですし、知的な探究の喜びを感じます。 

また、自分が考えたことや試行錯誤したことが、少しずつでも社会を動かしたり、教育の現場に影響を与えたりするのを実感できるのは大きなやりがいです。一度に大きな変化を生むわけではありませんが、積み重ねが未来を作っていくのだと感じています。 

高校生の皆さんにも、ぜひ「何かに没頭する経験」をしてほしいと思います。それがどんな分野であれ、興味を持ったことを深く探求することが、将来の選択肢を広げてくれるはずです。 

まとめ:国際教育の可能性と高校生へのメッセージ 

国際教育は一部の人のためのものではなく、社会全体で考えるべき重要な学びです。世界の課題を知り、自分に何ができるかを考えることが、これからの時代に求められる力 になります。 

また、英語は「勉強するもの」ではなく、「使うもの」。世界では当たり前のように英語で議論が行われています。 

学問を深めることは、自分の興味を追求し、社会を動かす力にもなります。夢中になれるものを見つけ、学び続けることが未来につながります! 

連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」多様な学問を今に結び付けて研究を広げる片山先生に聞く

名古屋女子大学       片山直美

高校生にとって、大学でどのような学問が学べるのかを知ることは、進路選択の大きなヒントとなります。連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」では、各分野の最前線で活躍する専門家にインタビューし、学問の魅力やその背景に迫ります。 

今回は、味覚・嗅覚・咀嚼力の変化の研究から、宇宙食の開発、さらには平衡機能や宇宙酔いに至る、幅広い分野で活躍される片山先生にお話を伺いました。 

 工学からキャリアをスタートさせ、調理や栄養学、そして宇宙医学へと道を広げた片山先生の独自の歩みは、「好き」を追求する情熱が未来を切り拓く好例です。インタビューでは、先生がこれまで歩んできた人生をお伺いしながら、「過去の経験」がいかに「今のキャリア」に結び付くのか、その魅力と可能性に迫ります。 

片山先生の研究分野とは? 

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— まず、先生が現在取り組まれている研究について教えていただけますか? 

片山先生:
現在は、味覚・嗅覚・咀嚼力の変化について、年代ごとの違いや都市部と地方での比較を行う研究を進めています。これは、前向きコホート研究といって、毎年同じ対象者や地域の方々に協力してもらい、長期的にデータを集める方法です。 

また、宇宙食の研究にも取り組んでおり、将来の有人宇宙飛行や月・火星移住を想定したライフサポートシステムの開発を進めています。例えば、ハーブや昆虫を活用した宇宙食の研究も行っています。宇宙では食材の保存や栄養管理が非常に重要なので、単なる食事の確保ではなく、「食べることで健康を維持し、病気を防ぐ」視点が求められます。 

さらに、平衡機能に関する研究も行っています。具体的には、宇宙酔いを耳石・三半規管への影響で調べる研究で、重心動揺検査や眼振検査、前庭誘発筋電位検査(VEMP)などを活用し、宇宙飛行士が無重力環境でどのような影響を受けるのかを調べています。 

— 宇宙食の研究だけでなく、人体への影響まで幅広く研究されているのですね。 

片山先生:
そうですね。宇宙では地球上とは異なる環境で生活しなければならないため、食事だけでなく、人間の生理的な反応まで包括的に研究する必要があります。宇宙空間で健康を維持することは、人類が将来、宇宙で長期滞在するための重要な要素なんです。 

「つまらない」から始まった、新たな道 

— 先生のキャリアはとてもユニークですが、最初は工学を学ばれていたんですよね? 

片山先生:
私はまず北見工業大学工学部環境工学科を卒業して、その後東京工業大学大学院の研究生となりました。そこから研究の道に進むことになり、水処理会社の栗田工業総合研究所の研究員として働きました。でさらにその後、東京女子医科大学で研究助手をしていました。 

でも、途中で結婚をして、東京から名古屋に引っ越すことになったんです。それで、いったん主婦になったんですが……つまらないじゃないですか?(笑) 

— なるほど(笑)。そこから料理の道に? 

片山先生:
そうなんです。「せっかくだから料理でも覚えようかな」と思って、調理師学校に入ったんです。でも、前期が終わった頃に、主人が突然「アメリカへ行くぞ」と言い出しまして。「え? ちょっと待って、 本当に行くの?」って驚きましたよ。でも、結局ついて行くことにしたんです。 

それで、主人はカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)に行くことになりました。 

でも、ここでまた問題が。「ただついて行くだけって、どうなの?」と思いましてね。それで、TOEFLを受けて、私もカリフォルニア大学デービス校で学ぶことになったんです。 

カリフォルニア大学デービス校での衝撃 

— すごい行動力ですね! そこでは何を学ばれたんですか? 

片山先生:
もともと私は工学系だったので、カリキュラムを組んでくれる先生と相談しました。すると、「あなた、化学と物理ばっかりですね。生物は?」と聞かれました。「生物、やったことないです」と答えたら、「でもデービスはアメリカでもトップクラスの栄養学の学校ですよ?」と言われて。 

そこで、「それは面白いですね!」と、栄養学を学ぶことにしました。ちょうど私は日本の調理師学校にも通っていましたし、料理と栄養は関係が深いですからね。でも、生物系の基礎知識がまったくなかったので、生化学、生理学、遺伝学、動物学などもゼロから学びました。実験の授業も取って、獣医学の学生とも仲良くなりました。 

年齢も立場も関係ない、「学びたい人が学ぶ」環境 

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— アメリカの大学って、日本と雰囲気が違いそうですね? 

片山先生:
全然違いますね! 日本では「18歳で大学に行く」のが一般的ですが、アメリカでは「働いてお金を貯めてから大学に行く」のも普通なんです。 

例えば、50歳のお母さんと20歳の娘さんが親子で大学に通っていたり、逆に16歳や17歳の飛び級の学生もいたりして、本当に年齢がバラバラでした。お母さんに「なぜ今、大学に?」と聞くと、「若い頃は学びたくても働かなくちゃいけなくて。でも娘も自立したから、今度は私の番」と言っていて。すごいなぁと思いました。 

先生も「年齢なんか関係ない、大学は知を求める人のための場所だ」と言っていて、それがすごく印象に残っています。 

「あなたの宗教は?」から始まる栄養学の授業 

— 先生が学ばれた栄養学の授業、特に印象に残っているものはありますか? 

片山先生:
ありますよ! 一番最初の授業で、先生がこう言ったんです。 

「あなたの宗教は何ですか?」 

— え? 栄養学なのに、宗教ですか? 

片山先生:
そうなんですよ。私も最初、「えっ?」と思いました。でも、先生の説明を聞いて納得しました。 

「食べていいもの、ダメなものは宗教によって違う。だから、まず自分の宗教について調べなさい。食文化や調理方法も含めて、レポートを書いてきなさい」って。 

私はそこで初めて「自分の宗教って何?」と考えました。でも、日本人って、お正月は神社に行くし、七五三やひな祭りもやるし、お盆もやる。でもクリスマスも楽しむ。ある意味「何でもウェルカム」なんですよね。 

それをアメリカのクラスで発表したら、「日本人はなんて自由なんだ!」ってびっくりされました(笑)。「え? 食べちゃダメなもの、何もないの?」って。そう考えると、日本の食文化ってすごくユニークなんですよ。 

「災害時に持っていくべき食事」とは? 

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片山先生:
宗教の話が終わると、次の課題が出ました。 

「今、ある国で災害が起こった。あなたは何を食料として持っていきますか?」 

これが意外と難しいんです。食べ慣れていないものは、どんなに栄養価が高くても受け入れられません。先生が言ったのは、 

「ユニバーサルな食事が必要だ」 

ということ。 

つまり、宗教的な制約がなく、アレルギーのリスクが低く、誰もが一度は食べたことがある食べ物でなければいけない。そうでないと、せっかく持って行っても、現地の人は手をつけないし、ただのゴミになってしまうんです。 

例えば、海苔なんて、海外の人は見たこともないし、食べようともしませんよ。だからこそ、「国や文化を考えたうえで食事を提供する」ことが大事なんだと学びました。 

「好きな食べ物を3ヶ月間禁止する」実験 

— 他にもユニークな授業はありましたか? 

片山先生:
ありましたよ! ある授業で先生がこう言ったんです。 

「この3ヶ月間、あなたの一番好きな食べ物を絶対に食べないでください。もし食べてしまったら、正直に申告すること」 

私は大のチョコレート好きなので、「チョコレートを禁止します」と宣言しました。最初は順調だったんですが……ある日、すでにこの実験から脱落していた友人たちとパーティーをしていたときに、うまく誘導されてしまって…。気がついたらチョコレートを口に入れてしまっていたんです。 

次の授業で「先生、すみません、チョコレートを食べてしまいました」と正直に申告しました。すると、先生は大笑いしながらこう言ったんです。 

「良かったね! ほら、やっぱり好きなものを禁止するなんて無理でしょう?」 

— なるほど……! 

片山先生:
そのとき、先生は続けてこう言いました。 

「あんた、きっといい栄養士になるよ」 

私はその言葉がすごく印象に残っています。食事というのは、単なる栄養の摂取ではなく、人の心にも大きく影響を与えるものです。「好きなものを食べてはいけない」と絶対に制限するのは、誰にとってもつらいことなんだと、身をもって知りました。 

だからこそ、私は「どうやったら好きなものを楽しみながら、健康的に食べられるか」を考える栄養学を研究したいと思うようになったんです。 

宇宙飛行士との出会いと宇宙医学研究への転機 

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— アメリカでの研究を経て、日本に戻られてからはどのような道を進まれたのでしょうか? 

片山先生:
アメリカから戻ってきた当時、私の夫が名古屋大学の農学部で准教授になったこともあり、自然と名古屋大学で学び直すのが良いのではと思いました。そこで医学部に行き、「修士や博士の学位を取得できますか?」と相談したんです。すると、「医学部には修士課程がないから、博士を目指すならまずは修士をどこか別の大学で取っておいで」と言われました。 

そこで、岐阜大学の農学部 に進みました。農学部といっても、宇宙関連の研究ができる環境が整っていたんです。そこでは、「リチウムを使った二酸化炭素のトラップシステムに関する研究を行い、最終的にラットを使った動物実験でリチウム(宇宙船の中で揮発して呼吸を通して体内に入ってしまう可能性がある)の人体への影響を調べました。その結果、リチウムが生殖機能や臓器に与える影響を明らかにし、国際学会で発表したことで修士号を取得しました。 

その後名古屋大学医学部の環境医学研究所宇宙医学実験センターに移り、博士課程に進むことになりました。ここで私の研究は一気に宇宙医学へとシフトしていくことになります。 

— 具体的にはどのような研究をされていたのでしょうか? 

片山先生:
名古屋大学の宇宙医学実験センターは、日本の宇宙医学研究の中心地の一つでした。特に「宇宙酔い」に関する研究が盛んに行われています。宇宙酔いとは、無重力環境で耳石・三半規管・体性感覚のバランスが乱れることで起こる症状のことです。この研究に携わることで、私は宇宙飛行士の生理学的な課題について深く学ぶことができました。 

実際に、当時の日本の宇宙飛行士 たちも研究の協力者として訪れていました。その中には現在も活躍されている方々がいて、彼らの協力のもと、人間の耳石の変化を眼振を測定することで調べる実験を行いました。 

名古屋大学の施設には「直線加速度負荷装置」という、日本で最も大きな実験設備があります。これは、宇宙における加速度変化を再現する装置で、ここで得られたデータが宇宙医学の重要な研究成果として蓄積されていきました。こうした環境の中で、私は人間の生理機能が宇宙環境でどう変化するのかを研究していったのです。 

パラボリックフライトへの挑戦 

— 宇宙医学の研究では、実際に微小重力環境を体験する機会もあったのでしょうか? 

片山先生:
はい、パラボリックフライト(放物線飛行) にも参加しました。これは、飛行機を急上昇させた後、エンジンを切って自由落下させることで、約20秒間の無重力状態を作り出す実験です。 

通常、この飛行を1回の実験で15回ほど繰り返すのですが、多くの人は気分が悪くなります。実際、他の研究者たちはフライトの後、ぐったりしてしまい食事も取れない状態でした。でも、私はまったく酔わなかったんです 

飛行後、パイロットと一緒に「お腹すきましたね!」と言いながら、普通にご飯を食べていました(笑)。パイロットからも「本当に酔わないんですね」と驚かれましたね。この経験から、「もしかしたら私は宇宙向きの体質かもしれない」と思ったくらいです。 

こうした経験を通して、宇宙における人間の生理的変化に対する興味がますます深まりました。最初は「栄養学」から入った研究でしたが、最終的に「宇宙」へと広がっていったんです。 

宇宙食研究への道 

— 宇宙酔いや平衡機能の研究から、宇宙食の研究へと発展していったのですね? 

片山先生:
はい、宇宙医学の研究を進める中で、「人間が宇宙で健康に生きるためには何が必要か」を考えるようになりました。宇宙酔いの研究では、無重力が身体に与える影響を調べていましたが、それと同じくらい重要なのが「食事」だったんです。 

宇宙飛行士は長期間、限られた食材や環境の中で生活しなければなりません。すると、栄養バランスを考えるだけでなく、心理的な側面も考慮する必要があります。たとえば、宇宙食に飽きてしまうと、食欲が落ち、結果として体調を崩してしまうこともあります。そこで、ただ栄養価の高い食事を提供するだけでなく、「美味しく、飽きがこず、文化的背景も考慮した宇宙食」が求められるようになりました。 

— その視点は、先ほどの「災害時のユニバーサルな食事」にも通じるものがありますね。 

片山先生:
まさにそうなんです! アメリカの授業で「宗教や文化を考えずに食事を提供しても受け入れられない」と学びましたが、それは宇宙でも同じです。たとえば、イスラム教の宇宙飛行士が食べられるように「ハラール対応」の宇宙食を作るなど、細かな配慮が必要になります。 

宇宙食の開発と未来への展望 

— 先生の研究では、どのような宇宙食の開発を行っているのですか? 

片山先生:
現在、ハーブや昆虫を活用した宇宙食の研究を進めています。特に、宇宙空間での食糧生産を考えると、「自給自足できるシステム」が求められるようになります。そのため、宇宙での植物栽培や、栄養価の高い昆虫食の可能性を探っています。 

また、単に食べるだけでなく「食事によって健康を維持し、病気を予防する」ことも大切です。例えば、以下のような研究を進めています。 

  • 骨密度低下を防ぐ食事(カルシウムの吸収を助ける食材の研究) 
  • 高血圧予防のための減塩食(香草や薬草を利用した減塩メニュー) 
  • 高血糖を防ぐ食事(食物繊維の多い食品や、お酢・良質な油を活用) 
  • 時間栄養学に基づいた食事のタイミング(代謝リズムに合わせた食事摂取) 

宇宙飛行士が単に「生きるために食べる」のではなく、「食事によって健康を維持できる」ようなシステムを作ることが目標です。 

未来の宇宙食人類の宇宙進出を支える食文化 

— 今後、先生が目指している宇宙食の未来とは? 

片山先生:
私の研究の最終的な目標は、「医食同源」の考え方を宇宙で実現することです。宇宙での食事によって、健康が維持され、病気の予防や治療まで可能になるようなシステムを構築したいと考えています。 

また、宇宙食の研究は、地球上の食糧問題の解決にもつながります。例えば、長期間保存できる食品技術は、災害時の備蓄食や、食料不足の地域への支援にも応用できます。さらに、栄養価の高い昆虫食の開発は、未来のタンパク源として地球規模で役立つ可能性があります。 

高校生へのメッセージ「好き  」を突き詰めることが未来につながる 

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— 最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします。 

片山先生:
私は、もともと工学からキャリアをスタートさせ、栄養学、医学、宇宙研究と、さまざまな分野を経て今に至ります。振り返ってみると、すべては「好き」や「面白い」と思ったことを突き詰めてきた結果なんです。 

だから、高校生のみなさんには、まず「好きなことを見つけて、それをとことん追求してほしい」と伝えたいですね。大学や研究の世界は、思っている以上に自由です。実際に研究室を訪れたり、先生に話を聞きに行ったりすれば、新しい発見があるかもしれません。 

「こんなことを研究したい!」という気持ちがあれば、必ずどこかにその道があります。大学の先生たちは、学問を求める人たちのために門戸を開いています。勇気を持って、一歩踏み出してみてくださいね。 

まとめ 

今回のインタビューを通じて、片山先生が歩んできた多彩なキャリアと、工学、栄養学、宇宙医学といった一見異なる分野が融合することで生み出される新たな可能性が明らかになりました。 

先生の情熱と実践的な研究姿勢は、大学での学びが単なる知識の習得にとどまらず、実生活や未来の技術革新にまで影響を及ぼすことを示しています。 

高校生の皆さんには、自分の「好き」を大切にし、未知の世界に果敢に飛び込む勇気を持ってほしいと、片山先生は力強くメッセージを送っています。 

大学は、自分の興味や夢を追求し、未来への扉を開くための貴重な場所であることを、今回のインタビューから改めて感じ取ることができました。 

連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」— 持続可能な社会を考える教育をテーマに中澤先生に聞く

中澤教授

高校生にとって、大学でどのような研究・取り組みが行われているかを知ることは、進路選択の大きなヒントになります。連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」では、各分野の専門家にインタビューを行い、学問・研究の魅力を探ります。

今回は歴史文化遺産を通じて持続可能な社会を考える教育(ESD)に取り組んでおられる奈良教育大学の中澤静男先生にお話を伺いました。

中澤先生は奈良公園の鹿や東大寺の1300年続く仕組みには、持続可能な社会を築くためのヒントが隠されているといいます。

では、持続可能な社会を学ぶことにどのような意味があるのか? そして、社会とつながる学びとはどのようなものなのか? 中澤先生のお話から、その糸口を探ります。

中澤先生の研究分野について

— まず、先生のご専門について教えていただけますか?

中澤先生:
私は「持続可能な社会の作り手を育てる教育」を研究しています。これはESD(Education for Sustainable Development)と呼ばれる分野ですね。多くの場合、ESDというと環境教育や防災教育が中心ですが、私は歴史文化遺産を通したESDに取り組んでいます。

奈良は歴史文化遺産の宝庫です。例えば、東大寺の大仏がありますよね。東大寺というお寺自体が、1300年前から受け継がれているんです。皆さんの家が100年以上続いていることはあまりないと思いますが、1300年間ずっとそこに存在し続けている。それは決して当たり前のことではないですよね。

ここに、持続可能な社会づくりのヒントがあるのではないかと考えて研究をしています。

ESD・SDGs研究のきっかけ

— 先生がESDやSDGsといった領域に関心を持たれたきっかけは何だったのでしょうか?

中澤先生:
2007年に、私の大学で世界遺産教育のシンポジウムが開催されたんです。その時、パリのユネスコ本部から博士が来られて講演をされました。そこで紹介されたのが「ボルガ川プロジェクト」という取り組みでした。

これは、ボルガ川沿いの国々の高校生たちが、まだメールも普及していなかった時代に、お互いに連絡を取り合いながら協力して活動するというものだったんです。その話を聞いて、「これからの教育はこれだ!」と強く思いました。

それから、当時はESDに関する本も少なかったのですが、ほぼ独学で学び始めました。そうしているうちに2015年にSDGsが発表され、世の中が一気にこの方向へ進んでいった。今ではどの学校でも取り組めるようになり、本当にありがたいなと感じています。

社会科教育からESDへの発展

— 先生はもともと、文化や歴史の分野がご専門だったのでしょうか?

中澤先生:
もともとは社会科教育を研究していました。社会科教育というのは、現代社会をどう捉えるかを考える学問ですね。私の大学は世界遺産の近くにあることもあり、世界遺産を活用した社会教育を研究していました。そこから発展して、歴史文化遺産を通したESDへとつながっていったんです。

— そもそも社会科教育に興味を持たれたきっかけは何だったのでしょうか?

中澤先生:
実は、さらにその前は、小学校の教員をしていたんですよ。その時に、社会科教育の基本は「問題解決型の学習」だと学びました。それに基づいて授業を作り、子どもたちに教えていたのですが、思ったような効果が出ないと感じたんです。

なぜうまくいかないのか? それを考えた時に、「そもそも子どもはどんな風に学ぶのか?」という視点が抜けていたことに気づきました。これまで「どう教えるか」ばかりを研究していたのですが、「子どもがどう学ぶのか」という研究がほとんどなかったんですね。

そこで、教育心理学や人間の脳の仕組みについて学び始めました。知識というのは、すでにあるものを受け取るのではなく、自分で作り上げていくものだと考えるようになり、そこから研究のテーマが広がっていきました。

今では、ESDにおいても同じ視点を持っています。特にESDでは、「価値観と行動の変革を促す」ことが重要なので、人がどのように、どんな時に行動を変えるのかを中心に研究しています。

現代の教育現場の課題とESDの実践

— 先生は、現在の教育現場にはどのような課題があるとお考えですか?

中澤先生:
例えば、多くの学校では教科書を使って授業をしますが、社会科の教科書は現実から5年ほど遅れているんです。社会科は暗記科目だと思われがちですが、それは大きな間違いで、社会の現実を学ぶことが重要なんですね。

だから私は、子どもたちが社会に対する見方や考え方を養うために、実際の社会の出来事を教材にすることが大切だと考えています。たとえば、奈良には世界遺産が身近にありますよね。それを使って、どんな学びができるかを考えていく。環境問題をテーマにすることもできますし、奈良公園の鹿を通して人と自然の共生について考えることもできます。

こうして社会科の枠をどんどん広げていった結果、最終的にESDにつながっていったというのが私の研究の流れです。

— 具体的にどのような学びの事例があるのでしょうか?

中澤先生:
たとえば、奈良に修学旅行に来る生徒たちは、ほぼ必ず奈良公園で鹿と触れ合う経験をします。でも、この鹿たちはただの観光資源ではなく、1300年にわたる人間との共生の歴史を持っているんです。

奈良公園の鹿は「ニホンジカ」という種で、全国の鹿と同じですが、奈良の鹿だけが人間を見ても逃げないんですよ。それはなぜか? 1300年前、春日大社が創建されたとき、タケミカヅチノミコトが鹿島神宮からから白い鹿に乗ってやってきた、という言い伝えがあります。それ以来、奈良の鹿は「神の使い」として大切にされてきました。

鎌倉時代には「三下大犯(さんかたいぼん)」という掟ができ、「お坊さんを殺す」「子どもを殺す」「鹿を殺す」ことは即死刑と定められました。それもあって奈良の人々は、鹿を大切にしてきたわけです。

しかし、明治時代になると、新しい知事が「シカを殺すと天罰が下ると思っているようだが、そんなのは迷信だ。世の中が変わったのだ。私がその迷信をうちやぶってやる。」と言って、奈良公園で鹿狩りをして、大鍋ですき焼きにして食べるということをしました。でも、奈良の人々はそれを真似しなかったんですね。彼らにとって鹿は単なる動物ではなく、家族のような存在だったからです。

このように、奈良の鹿には歴史と文化が詰まっているんです。だから私は、鹿と触れ合うだけでなく、その背景にある人と自然の関係を学ぶことこそ、ESDの大切な要素だと考えています。

— その背景にある歴史や文化を知ることで、より深い学びになりますね。

中澤先生:
そうですね。ただ楽しむだけでなく、「この鹿たちはどうして人間を怖がらないのか?」と考えることで、教科書だけでは学べない大事なこと学ぶことができるんです。

「当たり前」を問い直す視点と実践的な学び

— 目の前にあることを、どう学びにつなげていくのかが重要ですね。

中澤先生:
そうなんです。社会の出来事に「時間軸」を当てはめて考えることが大切です。例えば、昔からそうだったのか? 途中で何かが変わったのか? その要因は何なのか? そう考えていくと、今、当たり前だと思っていることも変えていけるんですよ。より良い社会にするために、何ができるのかを考えること。これが社会科教育と持続可能な開発のための教育(ESD)の接点なんです。

— そうですね。過去を振り返ることで、未来をより良くするためのヒントが得られますね。

中澤先生:
「当たり前」だと思っている限り、人は変えていこうとしません。でも、それを問い直すことができれば、より良い方向に進める可能性があるんです。

大学生による実践的なESD活動

— ESDやSDGsというと、高校生には少し意識の高いテーマに思えることもありますが、こうした考え方は誰にとっても大切なことですね。

中澤先生:
そうですね。2017年の学習指導要領の改訂で、日本中のすべての学校が「持続可能な社会の創り手を育てる」ことを目標に掲げるようになりました。だから、この方向性は間違いないと思っています。

うちの大学では「ユネスコクラブ」という学生団体を14年前に立ち上げました。今では部員が80人ほどいて、全国的にも大きな規模のクラブになっています。

— どのような活動をされているのでしょうか?

中澤先生:
例えば、学生たちは「持続可能な社会づくりに何ができるか?」を考えながら活動しています。最近では、地域のフリーマーケットに参加してリユースの促進をしたり、企業と連携して地域の小中学生を招いたキャンプを企画したりしています。さらには、小中学校の野外活動を支援する活動もしていますね。

— 実際に動くことで、学びが深まりますね。

中澤先生:
そうなんです。勉強しているだけではわからないことも、自分たちで考え、行動することで実感を伴って学べる。今、全国の大学でもこうしたクラブが増えていて、ネットワークを作ろうという話もあります。うちの大学のクラブも活発に活動していて、国連大学で発表することが決まっています。

— すごいですね! 大学生にとっても、自分の学びが社会とどうつながるのかが見えてくる経験になりそうです。

中澤先生:
まさにそうですね。受験勉強を頑張って大学に入ったものの、「何のために勉強しているのか?」が見えにくくなることがあります。でも、こういうクラブ活動を通じて、「自分の学びが社会のどこにつながっているのか」が明確になり、充実した学生生活を送ることができるんです。

— 高校時代には全く興味がなかった学生も、大学でこうした活動を通じて新しい世界を知ることができるのは素晴らしいですね。

中澤先生:
そうですね。他の例をあげると、奈良にはたくさんの外国人観光客が訪れます。そうした方々に向けた観光ガイドも大事ですが、もっと重要なのは「災害時にどう対応するか」なんですよ。

もし災害が発生したら、外国人観光客はどこに避難すればいいのかわかりません。そこで、うちの大学の英語教育専修の学生たちが、災害時の対応を伝える動画を作成するなどの取り組みをしています。

— それもまた、実践的な学びの一つですね。

中澤先生:
そうですね。学生たちも、自分たちにできることを考えて行動していて、本当に立派だと思いますよ。

学問を追究する魅力とは

— 先生はこれまで様々な視点で研究に取り組まれてきたのですね。先生にとって、研究や学問を追究することの魅力とは何でしょうか?

中澤先生:
僕は基本的に探求することが好きなんですよ。わからなかったことが少しずつ自分なりに理解できるようになっていく、その過程が楽しいんです。

例えば、家族と旅行に行っても、何か気になることがあればそっちに行ってしまって、一人だけ別行動を取ることがよくあります。

お店に行って、気になるものを見つけると、「なぜこういう形なんですか? どうしてこういう使い方をするんですか?」と作った人に根掘り葉掘り聞いてしまう。聞いたからといって何か特別なことがあるわけではないんですが、そうやって知ること自体が楽しいんです。

— まさに好奇心を大事にされているんですね。

中澤先生:
そうですね。結局、好奇心がすべてですよね。気になったことは、迷わずに調べてみる。それが学問の根本だと思います。

高校生へのメッセージ

— それでは最後に高校生へのメッセージをお願いします。

今はスマートフォンで簡単に情報が手に入る時代ですが、だからこそ「本を読むこと」が大事だと思っています。

好奇心を持つことは素晴らしいことですが、それを支えるためには確かな知識や視点が必要です。いろんなことを知っていないと、例えばフェイクニュースに簡単に振り回されてしまうこともあります。世の中の情報を正しく理解し、自分なりの考えを持つためには、幅広い知識が必要です。そのために、自分の中に「軸」を作ることが大切なんです。

本を読むのは、正直めんどくさいこともあるかもしれません。でも、本を通じて得た知識は、きっと将来の自分を支えてくれると思います。ぜひ、本を読む習慣を大切にしてみてください。

— 本日は貴重なお話をありがとうございました!

まとめ

「学び」とは、自分の目で見て考え、社会とつながることだと中澤先生は言います。

そのために必要なのは、好奇心と探究心疑問に思ったことをそのままにせず、自分で調べ、考える習慣を持つこと。そして、情報があふれる今だからこそ、本を読み、自分の「軸」を持つことが大切だと先生は強調します。

社会をより良くする学びは、特別なものではなく、日々の「なぜ?」から始まります。その問いを大切にすることが、未来をつくる第一歩になるのではないでしょうか。

連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」SDGs×企業戦略をテーマに安岡寛道先生に聞く

 安岡 寛道教授

高校生にとって、大学でどのような学問が学べるのか、その学問がどのように社会とつながっているのかを知ることは、進路選択の大きなヒントになります。本連載では、各分野の専門家にインタビューを行い、その学問の魅力や学ぶ意義を探ります。

今回は、経営学の視点からSDGs(持続可能な開発目標)やウェルビーイング(Well-being)に取り組む、明星大学の安岡寛道先生にお話を伺いました。

経営学が社会に果たす役割、そしてこれからの時代に求められる企業戦略について深く考えます。 続きを読む

連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」心理学>親子関係をテーマに井梅先生に聞く

井梅先生

高校生にとって、大学でどのような学問が学べるのかを知ることは、進路選択の大きなヒントになります。連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」では、各分野の専門家にインタビューを行い、学問の魅力を探ります。

今回のテーマは「心理学」。人の心の発達や親子関係の心理に焦点を当て、東京未来大学こども心理学部の井梅 由美子准教授にお話を伺いました。井梅先生は、臨床心理学を専門とし、親子の関係や子育て支援について研究を続けています。また、臨床心理士としての経験を活かし、現場での実践にも携わってきました。

心理学は、単に「心の仕組みを学ぶ」だけではなく、子どもの成長や教育、さらには社会の課題を解決する手がかりにもなります。スポーツや中学受験など、私たちに身近な場面でも、心理学の視点が深く関わっていることをご存じでしょうか? 今回のインタビューを通じて、心理学の学びがどのように社会と結びついているのかを探っていきます。

井梅先生所属の東京未来大学について

東京未来大学は、東京都足立区にキャンパスを構える私立大学で、2007年に設立されました。設置者は学校法人三幸学園で、「技能と心の調和」を教育理念とし、専門的知識と豊かな人間性を兼ね備えた社会人の育成を目指しています。

同大学には、こども心理学部とモチベーション行動科学部の2つの学部が設置されています。こども心理学部では、保育学・教育学と心理学を融合させたカリキュラムを提供し、こども保育・教育専攻と心理専攻の2つの専攻があります。モチベーション行動科学部では、心理学、経営学、教育学の3領域を複合的に学び、実社会で活躍できる人材の育成を目指しています。

東京未来大学の特徴として、学生一人ひとりに寄り添うサポート体制が挙げられます。キャンパスアドバイザー制度を導入し、学生の成長を伴走するパートナーとして、入学前から卒業後まで生涯にわたり支援を行っています。また、インターンシップや地域連携プロジェクト、産学連携プロジェクトなど、実践的な学びの機会を豊富に提供し、社会で即戦力として活躍できる人材の育成に力を入れています。

発達心理学と臨床心理学の違いについて

― 先生のご専門についてですが、心理学の中でも発達心理学や臨床心理学を専門にされていると思います。まずは、それぞれどのような学問なのか教えていただけますでしょうか?

井梅先生:
心理学と一言で言っても、実はさまざまな分野があります。その中で、私はもともと臨床心理学を専門としていました。発達心理学とも関わっていますが、まずは臨床心理学について説明しますね。

臨床心理学というのは、心の治療やカウンセリングを通じて人を支援する学問です。例えば、スクールカウンセラーのように学校で生徒の相談に乗る専門家や、病院で心のケアを提供する心理士の仕事がこれに当たります。私自身も、以前は病院で臨床心理士として勤務していました。現在は大学で教える立場になっていますが、これまでの経験をもとに、学生の指導にも臨床心理学の視点を取り入れています。

臨床心理学は非常に実践的な分野で、心理療法やカウンセリングの技法を学ぶことが中心になります。心の病やストレスに対するケアを行うための学問ですね。

― なるほど。心理学にも、実践的なものと理論的なものがあるのですね。発達心理学についても教えていただけますか?

井梅先生:
はい。発達心理学は、人の成長や発達の過程を研究する学問です。年齢による心の変化や、環境がどのように発達に影響を与えるのかを考察します。

ただ、発達心理学も決して理論だけの学問ではありません。例えば、教育現場では、子どもの発達段階に応じた適切な指導が求められますし、反抗期などの成長過程を理解することも教育心理学として重要です。先生を目指す人たちが学ぶ「教育心理学」も、発達心理学の一部として考えられます。

発達心理学では、「人の育ちの過程」を一生のスパンで研究します。例えば、幼児期の心理的な発達、思春期の反抗期、老年期の心理的変化など、人生のあらゆる段階でどのように心が変化するのかを分析します。

また、発達心理学は臨床心理学とも深く関わっています。例えば、子どもの成長の中で起こる「つまずき」に対して、それが一時的なものなのか、それとも治療が必要な状態なのかを判断するのも発達心理学の視点は重要です。そのため、私の研究では、臨床心理学と発達心理学の両方の視点を取り入れながら、子どもの心の成長や親子関係を研究することが多いですね。

― 発達心理学と臨床心理学は、密接に関連しているのですね。

井梅先生:
そうですね。発達心理学は「人がどのように育っていくのか」を研究し、臨床心理学は「その過程で生じる心の問題をどう支援するか」を考える学問です。どちらも人の心理を理解するうえで欠かせない分野ですね。

心理学を志したきっかけ

― 先生が心理学の道に進まれたきっかけは何だったのでしょうか?

井梅先生:
そうですね。やっぱり高校生ぐらいの頃に進路を考え始めたときですね。心理学という学問は、今の高校生にもそうかもしれませんが、「就職に直結しにくい」と言われることが多いんです。実際、私も周囲の大人から「心理学に進んでも仕事に結びつかないんじゃない?」と言われたことがありました。

それでも、私はもともと対人援助職に興味を持っていたので、人の心を理解し、支えるような仕事がしたいと考えていました。特に、中学生から高校生にかけて、カウンセラーの仕事に関心を持ち始めたんです。最初は漠然としていましたが、「人の話を聞いて、悩みを解決する手助けをする仕事って素敵だな」と思うようになりました。

ただ、実際に進路を決める段階では「心理学に進んでも本当に仕事になるのか?」という不安もありました。特に心理士になるには大学院まで進む必要があるため、学ぶ期間も長くなります。そのため、正直なところ、最初は少し迷いもありましたね。

― 今の高校生も、進路を考えるときに「就職に直結するかどうか」を重視する傾向がありますね。

井梅先生:
そうですね。私も今、高校への出張講義をする機会があるのですが、そのときに心理学に興味を持つ生徒さんと話すことがあります。カウンセラーになりたいと考えて心理学を志す生徒も多いですが、「心理士になるには大学院まで行かないといけない」と聞いて悩む子も少なくありません。実際、大学に入学するときはカウンセラー志望だったけど、途中で進路を変更する学生も一定数います。

でも、私は心理学は心理士(カウンセラー)になるためだけでなく、さまざまな分野で活かせる学問だと思っています。例えば、心理学ではデータ分析や統計の知識も学びます。これは、企業のマーケティングや人事の分野でも役立ちます。つまり、「心理学=カウンセラー」というイメージだけで考えずに、もっと広い視点でとらえることが大事なんですね。

― 確かに、心理学は幅広い分野で活用できそうですね。

井梅先生:
はい。例えば、企業に就職してデータ分析を行う仕事に就く人もいれば、教育現場で発達心理学の知識を活かす人もいます。実際、心理学を学んだ学生の進路は多岐にわたります。だから、「心理学を学ぶ=カウンセラーになる」だけではなく、さまざまな可能性があるということを、高校生にも知ってほしいですね。

スポーツと親子関係の研究

― 先生の研究の中で、スポーツと子どもの心理の関係について興味深く拝見しました。特に、親の関わり方が子どものスポーツ継続に影響を与えるという点が印象的でした。

井梅先生:
はい。スポーツに関する研究は、今も継続して行っています。ただ、私たちが扱っているのは、いわゆる「スポーツ心理学」のような選手のパフォーマンス向上のための研究ではありません。どちらかというと、スポーツを通じた親子関係の心理的な影響に焦点を当てているんです。

― なるほど。先生がスポーツと心理学の関係に着目された理由は何だったのでしょうか?

井梅先生:
私の専門は臨床心理学であり、もともと親子関係の研究をしていました。その中で、スポーツが親子関係に与える影響に興味を持つようになったんです。特に、スポーツが原因で子どもがバーンアウトしてしまうケースや、親の関わり方が子どもの競技継続に大きな影響を与えるという点に注目しました。

スポーツをしている子どもが、楽しんで続けられるかどうかは、技術や才能だけで決まるわけではありません。親の応援の仕方や期待のかけ方によって、プレッシャーを感じたり、やる気を失ったりすることがあるんです。 そういった心理的要因が、スポーツ継続の成否にどう関わるのかを研究するようになりました。

― 確かに、少年野球やサッカーなどの場面では、親が熱心に指導する姿をよく目にしますね。

井梅先生:
そうですね。親としては「子どものため」と思っていることが、実は逆効果になってしまうこともあります。声かけの方法によって、子どもの心理的な負担は大きく変わります。

また、最近はスポーツと並行して中学受験の研究も進めています。

― スポーツと同じように、親子関係が影響するということでしょうか?

井梅先生:
はい。スポーツと同じように、受験もまた親子関係が非常に密接に関わる分野です。特に中学受験は、親子が一緒に取り組むことが多く、その過程で心理的な負担が生じやすいんです。スポーツの研究を進めている中で、「勉強も同じような構造があるのではないか?」と考え、研究テーマを広げることにしました。

― 確かに、中学受験では親が強く関与する場面が多いですね。

井梅先生:
そうなんです。スポーツと同じで、親が「子どものために」と思っていることが、時には子どもにとって負担になってしまうことがあります。

親子関係の心理的影響

― これまでの研究の中で、特に印象的だったことはありますか?

井梅先生:
そうですね。やはり、親御さん自身が大きな心理的負担を抱えていることがとても印象的でした。子ども側の視点では、親の期待が強すぎることでプレッシャーになり、学業やスポーツに対するストレスが増すという話になりがちですが、実は親もまた、「子どものために良かれと思って」努力している中で、無意識のうちに自分自身を追い詰めてしまっているのです。

たとえば、中学受験の研究では、親の期待が強くなるほど、子どものストレスも高まる傾向が見られました。ただ、それと同時に、親自身も「子どもの将来のために」と必死になっているんですね。受験期になると、親の方が先に精神的に疲れてしまうなど、焦燥感を抱えるケースも少なくありません。その焦りが、結果として「もっと勉強しなさい」と強い口調になったり、子どもに過剰なプレッシャーをかけてしまうことにつながるのです。

― 親もまた、強いプレッシャーの中にいるということですね?

井梅先生:
はい、まさにそうです。そして、そのプレッシャーを生む要因の一つとして、ママ友など周囲の人との人間関係や、「夫婦関係の影響」が挙げられます。中学受験のデータを見ると、夫婦関係が良好でない場合、親の不安が高まりやすく、それが子どもへの過剰な期待や干渉につながることなどが分かっています。

たとえば、夫婦の間で受験や進路に対する意見が異なっていると、どちらかの親が「自分がしっかりしなければ」と過剰に責任を感じ、結果として子どもに厳しく接することがあります。また、家庭内でストレスを抱えていると、その不安を埋めるかのように、子どもに高い成果を求めるケースもあります。

― 親御さん自身の幼少期の経験も、子どもへの関わり方に影響するのでしょうか?

井梅先生:
はい、「世代間伝達」という現象があります。これは、親が自分の育てられ方を、そのまま自分の子どもにも適用してしまうという傾向のことを指します。たとえば、厳しく育てられた親は、自分の子どもにも厳しく接しやすい、ということがあります。

ただし、これらはすべての親に当てはまるわけではありません。「自分は厳しく育てられたけれど、子どもにはもっと自由に育ってほしい」と考える親もいます。ですので、世代間伝達は傾向としては強くありますが、必ずしもすべての親がそのまま受け継ぐわけではないという点も重要です。

― なるほど。こうした要因が複雑に絡み合って、受験期の親子関係が形成されていくのですね。

井梅先生:
そうですね。今後の研究では、「親のストレスをどう軽減するか」「親子のコミュニケーションをどう改善するか」といった、より具体的な解決策についても考えていきたいと思っています。子どもへのケアはもちろん重要ですが、それと同じくらい、親御さんの心理的負担を軽減することも大切です。

将来的な課題と親子関係の支援

― 先生の研究テーマとして、今後も引き続き「親子関係の支援」が中心になっていくという認識でよろしいでしょうか?

井梅先生:
はい、そうですね。私の研究の出発点は、小児科のカウンセラーとして不登校などの子どもたちと関わった経験から来ています。小児科には、子ども自身が「学校に行けない」「どうしていいか分からない」と悩んでいるケースが多くありますが、そうした問題には親御さんの悩みや葛藤も深く関係していることが分かりました。親子の思いはお互いにあるのに、それがかみ合わずにうまくいかない、というケースが非常に多かったです。

そうした家庭の困難を目の当たりにする中で、「どうにもならなくなってしまった親子を支援するだけではなく、そうなる前に何かできないか?」という思いが強くなりました。そこから、親子関係の心理的負担を軽減するための研究を進めるようになり、現在のスポーツや受験をテーマにした研究にもつながっています。

― 予防的なアプローチを重視されているのですね?

井梅先生:
はい、まさにそうです。スポーツの研究にしても、中学受験の研究にしても、「親子関係が悪化する前にどう支援できるか」を考えるのが大きなテーマになっています。たとえば、スポーツ分野では「ペアレントトレーニング」といった、親御さん向けの関わり方の教育を取り入れたりしています。

また、受験に関しても、「親がどのような声かけをすれば、子どもが追い詰められずに済むか」といったポイントを研究しています。受験勉強においては、親子の関係性が悪化しやすく、特に親の期待と子どものプレッシャーがどのように作用し合うのかを分析することで、より良い関わり方を提案できるのではないかと考えています。

― こうした研究を進めていく中で、今後特に社会的に大きな課題となりそうなものはありますか?

井梅先生:
そうですね。大きな社会的課題としては、「子育てのしづらさ」が挙げられると思います。

これは少子化とも深く関わっている問題です。少子化の原因はさまざまですが、特に「子育ての負担が大きすぎる」という点が、子どもを持つことをためらう理由の一つになっています。

― 具体的に、どういった点で子育てがしづらくなっていると感じますか?

井梅先生:
今の社会では、子育ての責任が親だけに集中してしまっていることが大きな問題だと感じています。昔は地域全体で子どもを育てる意識がありましたが、今は「親がすべての責任を負うべき」という風潮が強くなり、周囲が手を差し伸べづらくなっているんですね。

たとえば、公共の場で子どもが泣いていたり、悪さしたりしたときに、周囲の人が声をかけることが少なくなっています。昔なら、近くにいる大人があやしてくれたり、悪さしていたら「こら、そんなことするもんじゃない!お母さんを困らせたら行けないよ」と叱ってくれたりしたでしょうが、今は「親がなんとかすべき」と考えられがちです。あるいは、周囲の人も「余計な口を出さない方がいいのでは」と遠慮してしまう風潮もあるため、子育てがどんどん孤立しやすくなっていると感じます。

― そうした社会の変化が、少子化にも影響しているのでしょうか?

井梅先生:
はい。親にかかる負担が大きすぎると、「子育てが大変すぎるなら、子どもを持たない方がいい」と考える人が増えてしまうんですね。これは少子化の一因にもなっていると思いますし、親子関係が煮詰まる原因にもなってしまうんです。

― たしかに、経済的な負担だけでなく、精神的な負担も大きいとなると、子どもを持つことのハードルがますます高くなりますね。

井梅先生:
そうです。だからこそ、「子育ては親だけの責任ではなく、社会全体で支えるべきものだ」という意識を広めることが重要だと考えています。現在は、スポーツや受験など、特定の分野で親子関係の課題にアプローチしていますが、将来的にはより広い視点から「子育て全体の負担を軽減する仕組み」についても考えていきたいと思っています。

心理学の魅力

― 先生の研究を伺っていると、心理学は「親子関係」や「社会の課題」と密接に関わっていることが分かります。これから大学に進む高校生にとっても、こうした学問は魅力的に思えてきます。

井梅先生:
そうですね。親子関係の問題というのは、誰にとっても身近なテーマです。高校生にとっても、決して他人事ではなく、自分自身の家庭環境やこれまでの成長を振り返るきっかけにもなると思います。

心理学は、「自分ごと」として考えられる学問でもあり、同時に、社会全体の課題を理解する学問でもあります。親子の関係や教育、子育て支援など、多くの分野と関わりがあるため、自分の関心に応じて幅広く学ぶことができるのも魅力の一つです。

心理学を専攻する学生の中には、「自分自身の心理を理解したくて」学ぶ人もいれば、「社会で対人援助職として役立ちたい」と考えて学ぶ人もいます。そうした多様な目的のもとで学ぶことができるのも、心理学の面白いところですね。

まとめ

今回のインタビューを通して、心理学がスポーツや受験、子育てなど、身近なテーマと深く関わっていることがわかりました。

心理学を学ぶことは、「カウンセラーになるため」だけではなく、人の心を理解し、より良い関係を築くための手助けになる学問です。

学生にとっても、心理学は自分自身や周囲の人間関係を考えるきっかけになる学問かもしれません。

興味を持ったら、ぜひ連絡を取って、大学を訪ねてみるのもよいでしょう。

連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」数学教育を追求する佐藤先生に聞く

岩手大学   准教授    佐藤寿仁

数学は、多くの人にとって「得意」「苦手」がはっきり分かれる教科ではないでしょうか。なぜ学ぶのか、どう役立つのかが見えにくいと感じる高校生も多いでしょう。しかし、「数学はただ解くだけのものではなく、考え方そのものを鍛えることもできる学問です」と語るのが、岩手大学の佐藤寿仁(さとう・としひと)先生です。

佐藤先生は、中学校で17年間の教員経験を経て、現在は数学教育の研究者として活躍しています。現場での指導経験と研究の視点を併せ持つ立場から、「これからの時代に求められる数学教育」について日々探究を続けています。

本インタビューでは、数学教育の意義や課題、そして未来の教育に求められる変化について伺いました。数学に苦手意識を持つ高校生や、将来教育の道を考えている人にとって、学びのヒントとなる内容です。

数学教育とは?

― まず、先生のご専門である数学教育についてですが、これはどのような研究分野なのでしょうか?
佐藤先生:
数学教育は、教育学の中の教科教育学の一分野です。名前の通り、子どもたちが算数や数学を「なぜ学ぶのか?」を追求したり、それによって「どのような力が身につくのか?」を研究する分野です。また、それを指導する教師の指導法の研究も重要なテーマとなります。特に私の研究では、数学そのものの内容だけではなく、教師がどのような算数・数学の授業をすれば、子どもたちがより深く理解し、効果的に学習できるのかといったメカニズムについても探求しています。

数学教育における指導法の研究

― 先生の研究では、特に教師の指導法に焦点を当てているとのことですが、具体的にはどのようなことを研究されているのでしょうか?

佐藤先生:
私は、単に「数学の内容を教える方法」ではなく、教師の指導法そのものを研究しています。つまり、どのように授業を設計すれば、子どもたちがより深く理解し、主体的に学ぶことができるのかを考えることが大きなテーマです。

また、授業の中で生徒が「理解しているかどうか」を見極めるポイントや、子どもが数学に対して持つ認識の変化なども分析対象となります。

学校現場から研究の道へ

― 先生は元々、中学校の数学教員をされていたとお伺いしております。そこから大学で研究を行う道に進まれたきっかけは何だったのでしょうか?

佐藤先生:
はい、私は中学校の教員として17年間勤務し、様々な学校で数学の教科指導してきました。公立校、大学附属校など、異なる環境の中で多くの子どもたちと関わる機会がありました。

その中で感じたのが、これからの時代に求められる数学教育は、単なる「知識の詰め込み」では通用しないということです。
従来のように「知識を教え込む」スタイルの授業ではなく、子どもたち自身が考え、問題を解決する力を養うことが求められています。そのためには、教師自身も授業のあり方を変えていく必要があるのではないかと考えるようになりました。

こうした問題意識を持つようになったことが、研究を志した最初のきっかけです。

また、今は大学に所属しており、教育を志す学生たちと関わる機会があります。彼らは将来の教師として教壇に立つわけですが、単に目の前の授業をこなすのではなく、これからの日本の教育をどう変えていくかまで考え実を育てたいという思いを持ち、現在の研究を続けています。

社会の変化と数学教育の必要性

― 確かに、社会は急速に変化していますし、そういった問題解決の力は重要になってきますね。具体的に、先生が特に危機感を抱いた社会の変化や出来事はありますか?

佐藤先生:
そうですね。私が特に強く意識するようになったのは、2008年頃のPISA調査(国際学力調査)の結果を見たときです。日本の子どもたちは数学のスコアは高いものの、「数学が好きか?」と聞かれると「好きではない」と答える割合が非常に高いという結果が出ていました。

数学の成績は良いのに、役に立つと感じていない。これは海外の子どもたちにはあまり見られない傾向です。特に高校生になると、数学が好きな生徒と、全く興味が持てず「数学なんてもう見たくもない」と感じる生徒がはっきり二極化してしまいます。

この状況を見たときに、「このままでは、日本の教育構造そのものが、グローバル社会で戦えなくなるのではないか?」という危機感を抱くようになりました。
現在の教育のままでは、単に「与えられた情報を覚えるだけの人間」になってしまい、問題を自分で考え、解決していく力を育てることができないのではないかと思ったのです。

また、東日本大震災の経験も、教育の在り方について考える大きなきっかけとなりました。私は岩手にいたので、震災を直接経験しました。そのときに感じたのは、「何が起こるかわからない」という現実です。

ただ、重要なのは起きた出来事そのものではなく、そのときに人間がどのように知的に行動できるかということです。災害時の対応一つとっても、状況を正しく判断し、冷静に行動できる人と、そうでない人の差が大きく出ることを実感しました。

この経験から、やはり教育には大きな責任があると感じました。知識を詰め込むだけではなく、状況を的確に判断し、賢く行動する力を育てることが、教育の役割であるべきだと強く思うようになりました。

数学教育が育む「考える力」

― そうすると、数学教育は単に計算ができるようになることではなく、もっと広い意味で「考える力」を育てるものなのですね。

佐藤先生:
その通りです。数学ができるようになること自体ももちろん重要ですが、それ以上に、数学を通じて「どのように考えれば問題を解決できるのか」を学ぶことが大事です。

単に公式を覚えて計算するのではなく、どうすればこの問題を解決できるのか?」という視点を持つことが、これからの時代に求められる力になっていくと思います。

数学嫌いの原因と教育の課題

― 数学が苦手、あるいは嫌いになる生徒が多いと言われていますが、先生の研究や調査の中で、どのような要因が関係していると考えられますか?

佐藤先生:
これはいろいろな要因が考えられるのですが、特に大きいのは「学習評価のあり方」だと思います。

学校教育の現場では、どうしても「正しい答えを出すこと」に重きが置かれがちです。たとえば、数学の問題で「答えが3」と決まっている場合、どれだけ考え抜いたとしても、3と書かなければ正解にはなりません。

しかし、実際の大学受験の試験問題を見ていると、答えだけでなく、その過程や考え方を重視するものが増えているんですね。採点していると、こちらが驚くような発想をしている生徒がいたりします。これはまさに、数学の「考える力」を示している良い例ですが、日常の授業ではこうした「過程」を評価する仕組みがまだまだ不足していると感じます。

また、授業の現場でも、子どもたちは「答えを求めること」ばかりに意識を向けてしまい、「どう解くか」について深く考える経験が少ないのではないかと思います。

私は小中学校の授業をよく見に行くのですが、子どもたちは「答えを求める力」は持っているものの、「解き方を試行錯誤する力」や「問題を分解して考える力」があまり育っていないと感じることがあります。

つまり、単に「数学ができるかできないか」の話ではなく、そもそも「問題解のようにアプローチしていくか」という思考プロセスが十分に育っていないのではないか、というのが私の考えです。

数学的思考と社会での応用

― なるほど。確かに、学校の数学ではとにかく「正解を出す」ことが特に重視されているように感じます。しかし、実際の社会では、ゴールにたどり着く方法は一つではないですよね?

佐藤先生:
まさにその通りです。社会に出れば、正しい道筋が一つしかない問題というのはほとんど存在しません。

しかし、学校教育では「唯一の正解を求める」ことが強調されすぎてしまっているため、数学が苦手な子どもたちは「正解を出せない自分は数学に向いていない」と思ってしまいがちです。

本来、数学は「考え方の多様性」を学ぶための学問でもあるのですが、その本質が十分に伝わっていないのが課題ですね。

たとえば、数学の問題を解く際にも、解法は一つではないことをもっと意識させるような指導が必要だと思います。

「こう解いてもいいし、別のアプローチでもたどり着ける」という経験を積むことで、子どもたちは数学を「自由に考えるためのツール」として捉えることができるようになるのではないでしょうか。

ICTと数学教育の未来

― ここまでのお話から、手計算だけではなく、新技術の活用やツールの導入も重要なテーマではないかと思いました。数学教育におけるICTの活用についてはどのような状況でしょうか?

佐藤先生:
日本では「GIGAスクール構想」により、義務教育では1人1台の端末が配備されるなど、ICTの導入が進んでいます。ただ、高校に関しては端末費用の負担問題などがあり、まだ課題も多いですね。数学教育に関して言えば、関数やグラフ、図形のシミュレーションをパソコン上で動かしてみたり、エクセルを使ってデータを処理したりといった活用が考えられます。

ただ、ここで大事なのは「計算をできるようになること」ではなく、数学を用いた問題解決」を学ぶことです。例えば、微分や積分を必死に計算すること自体が目的になってしまい、実際の活用方法がわからないという現状があります。海外では、数学のアプリを活用し、手書きの数式をスマホで撮影すると自動的に計算してくれるツールなどが普通に使われています。日本ではこうしたツールを「あたかもズルをするもの」として見てしまいがちですが、本来は「問題解決のためにどう使うか」が重要なはずです。

― 日本では新しい技術に対して慎重になりがちな傾向があるのでしょうか?

佐藤先生:
その傾向はあると思います。例えばAIもそうですが、大人は普通に使っているのに、子供たちには「まだ早い」「使ってはいけない」と制限してしまうケースが多いでしょう。教師側にも「AIが普及すると自分たちの仕事がなくなるのではないか」という漠然とした不安があり、それが子供たちの学びを制限する方向に働いてしまっているのかもしれません。

しかし、世界は確実に変化しています。数学教育においても、単なる計算力ではなく、「数学を活用してどう問題解決するか」を学ぶ必要があります。そのためにも、ICTの活用は不可欠だと思います。

― 数学教育の未来を考える上で、ICTの活用は避けて通れないということですね。

佐藤先生:
はい。数学教育だけでなく、教育全体に言えることですが、これからの時代は「情報を知っている」だけではなく、「どう活用するか」が問われます。AIを含む新しい技術を適切に使いこなす力を育てることが、これからの教育の大きな課題ですね。

数学教育の未来と学問の楽しさ

― 数学を教えることに加えて、数学教育を研究することの重要性についてお聞かせください。

佐藤先生:
そうですね。数学を教えること自体も重要ですが、それだけではなく「数学をどう教えるか」「教育全体をどう設計するか」を考えることも大切です。教育というのは、ただ知識を伝えるだけではなく、その仕組みを考え、より良い方法を探ることも含まれます。数学教育を専門に学ぶことで、授業の進め方だけでなく、教育の仕組みを作る側にもなれるのです。

私は時々、高校生向けの出前授業を行っていますが、ぜひ高校生の皆さんにも「教育を作る側に立つ」という視点を持ってもらいたいですね。受けるだけではなく、教育そのものを設計することにも興味を持ってほしいと思っています。

算数が嫌いだった少年時代と進路選択

― ところで、先生は学生の頃から数学関連の道を志されていたのでしょうか?

佐藤先生:
実は、私はもともと算数が嫌いでした。学生の前で話すと驚かれるのですが、ドリル学習が苦手で、同じことを繰り返すのが嫌いでした。当時の教育は「決められた答えを出すこと」が重視され、私には合わなかったんです。でも、高校に入って数学の面白さに気づきました。

高校時代は、数学の研究をしたいという気持ちと、教えることの楽しさを感じる気持ちの間で揺れ動いていました。友達に数学を教えると「わかりやすい!」と言ってもらえることが多く、教員になる道も良いかもしれないと考えるようになりました。高校2年生の頃に進路を決める際、理学部に進んで数学を研究するか、教育学部に進んで教員になるか悩みましたが、最終的には地元・岩手で教員として働く道を選びました。

高校数学の面白さを教えてくれた先生の影響

― 高校数学の面白さに気づかれたきっかけは何だったのでしょうか?

佐藤先生:
それは間違いなく、高校の数学の先生の影響ですね。私の高校の先生は、授業でよく「どういう筋道でこの問題を解いたのか?」と問いかけてくれる人でした。ただ答えを求めるのではなく、考え方を大切にしていたんです。それがすごく楽しくて、考えること自体に面白さを感じるようになりました。

もう一つ、私にとって印象的だったのは、その先生が時々「圧倒的な数学の力」を見せてくれたことです。黒板に高度な数学をスラスラと書きながら「こういう世界もあるんだぞ」と見せてくれたんですね。正直、私は全然ついていけなかったんですが、それがすごくかっこよくて、「数学ってこんなに奥深いんだ」と憧れるきっかけになりました。

高校数学と受験対策のバランス

― 高校の数学教育では、受験対策と数学の楽しさをどう両立するかが課題になりそうですね。

佐藤先生:
本当にその通りですね。共通テストや大学受験に向けた勉強はもちろん大事ですが、それだけになってしまうと、数学の本来の楽しさが伝わりにくくなります。

私の高校の先生は、そのバランスをとるのがとても上手でした。受験対策の時期には徹底的に試験対策をする一方で、そうでない時期には数学の奥深さや面白さを見せてくれました。特に印象に残っているのは、3年生の最後の授業で言われた言葉です。

「勉強はもうこれで終わりだ。君たちは来年から学問をやるんだよ。」

この言葉は、今でも強く心に残っています。大学に入ると、ただの勉強ではなく「学問」としての数学を学ぶことになる。そう言われたことで、大学での学びに対する意識が大きく変わりましたね。

数学教育を志す高校生には、ぜひ「数学を教える」ことの面白さだけでなく、「数学を学ぶ」「数学を使う」という視点も持ってもらいたいと思います。

研究の本質は「創造すること」

― 最後に、先生にとって研究することの一番の楽しさとは何でしょうか?

佐藤先生:
それは「創造すること」ですね。これに尽きます。研究をする上では、必ずしも思い通りにいくとは限りません。特に私のように、教育という人間を相手にする分野では、機械や自然科学のようにシンプルな法則だけでは説明がつかないことも多いです。それでも、試行錯誤を重ねていくうちに、先生が「こうすればもっと子供たちが理解できるんだ」と気づいたり、子供たちの思考のプロセスが見えてきたりする。そういう発見があるからこそ、研究はやめられないんです。

「こういう授業を作ったらどうなるだろう?」「こういう教育方法なら、もっと効果が上がるかもしれない」と、常に創造し続けること。これは研究の原点だと思いますし、それがあるからこそ、新しい教育の形を生み出せるのだと思います。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

まとめ

佐藤先生は、学問の魅力を「創造すること」だと語ります。数学の楽しさを伝えるためには、ただ知識を詰め込むのではなく、「なぜ学ぶのか」「どう活用できるのか」を考えさせる教育が必要です。

中学校の教員としての経験を経て、研究の道に進んだ佐藤先生。その原動力は、「これからの時代に必要な教育とは何か」を追求し続ける探究心にあります。ICTやAIが発展する中で、教育も変わらなければなりません。数学をただ「解くもの」として捉えるのではなく、社会の問題を解決するための手段として活用できるような学びが求められています。

数学教育を研究し続ける佐藤先生の言葉は、これから学びの道を進む高校生たちにとって、大きなヒントになるのではないでしょうか。

 

連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」ソーシャルロボティクス研究者・飯尾尊優先生に聞く

飯尾さま

高校生にとって、大学でどのような学問が学べるのかを知ることは、進路選択の大きなヒントになります。連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」では、各分野の専門家にインタビューを行い、学問の魅力を探ります。 

今回は、ソーシャルロボティクス(Social Robotics ヒューマン・ロボット・インタラクション(Human-Robot Interaction という分野を研究されている 飯尾尊優先生 にお話を伺いました。 

「ロボットが人を褒めると、どんな影響があるのか?」
「人と自然にコミュニケーションできるロボットとは?」 

ロボットと人の関係性を探る、先生の研究の魅力に迫ります。 

飯尾先生の研究分野について 

― まず、先生のご専門であるソーシャルロボティクスやヒューマン・ロボット・インタラクションについてですが、これらはどのような研究分野なのでしょうか?

 

飯尾先生:
ソーシャルロボティクスもヒューマン・ロボット・インタラクションも、基本的には似たような分野です。どちらも「人とロボットが、柔軟で適切なコミュニケーションを取るためにはどうすればよいか」を考える学問ですね。 

ただ、違いをあえて言うならば、ヒューマン・ロボット・インタラクション(HRI)はその名の通り「人とロボットの相互作用」に特化した研究です。つまり、人間とロボットのやりとり自体を細かく分析し、どうすればスムーズな対話や関わりが生まれるのかを探る分野です。 

一方で、ソーシャルロボティクスの方はもう少し広い視点を持っています。たとえば、「社会においてロボットがどのように受け入れられるのか」「社会的に調和するロボットとは何か」といったテーマを扱います。そのため、社会的な受容性や倫理学的な課題、さらにはロボットの実装についても含まれることが多いです。 

― つまり、ヒューマン・ロボット・インタラクションは、ロボットと人の関係性を深く掘り下げる研究で、ソーシャルロボティクスは、より社会全体の文脈でロボットの役割を考えるということですね?

 

飯尾先生:
そうですね。その理解で大丈夫です。ただ、実際の研究では両者が明確に分かれているわけではなく、かなり重なっています。実験室レベルでロボットの動作を検証することもありますし、逆に社会にロボットを導入する際の課題を考えることもあります。どちらも共通する部分が多いですね。 

飯尾先生とロボットとの出会い 

先生はもともとロボットに興味があったのでしょうか?

 

飯尾先生:
いや、大学に入るまではそんなに興味なかったんですよ。むしろ情報系の分野が好きで、AIやデータ処理の研究をしたいと思っていました。 プログラムを書いて、コンピューターが自分で学習しながら答えを見つけていく、そういう「考えるシステム」に興味があったんです。 

でも、大学院に進学してから研究所のインターン に行くことになって、そこでロボット研究と出会いました。それが人生の大きな転換点でした。 

具体的に、そのインターンではどのような経験をされたのですか?

 

飯尾先生:
僕は「ロボットが自分で学習して動く」みたいなことを期待していたんですが、いざ研究所に行ってみると、全然違いました。ロボットは基本的に、プログラマーが決めた通りにしか動かない。 つまり、「こう動け」と命令したことを忠実にやるだけだったんです。 

それを見たとき、「え、ロボットってこんなに手作業なの?」 って思いました。僕の中では、「ロボット=自律的に考えて動くもの」っていうイメージがあったので、すごくギャップがありました。 

そんなとき、研究所の方に言われたんです。
「そもそも、まず動かすことが大事なんだよ」 って。 

「まず動かすこと」ですか?

 

飯尾先生:
はい。ロボットがどれだけ賢くなったとしても、ちゃんと動いて、人と関われる状態にならないと、社会で使えない ということです。どんなに高度なAIが搭載されていても、実際の生活の中で使えないと意味がない。だから、まずはロボットを動かし、人とのやり取りを観察して、そこから改善していくことが重要です。 

この考え方に出会ったとき、僕の価値観がガラッと変わりました。
それまで「ロボットが自分で考えること」にばかり興味があったのが、「ロボットが人とどう関わるかを研究する」 ことに興味が向きました

 

では、高校生が「まだ自分のやりたいことが見つからない」と悩んでいたとしても、大丈夫でしょうか?

 

飯尾先生:
むしろ、それが普通だと思います。僕自身も、ロボット研究をやろうと思って大学に入ったわけじゃないし、たまたまインターンでロボットと出会って考え方が変わりました。 

だから、「今やりたいことが分からない」からといって焦る必要はない と思います。大事なのは、そのとき目の前にあることをしっかりやること。勉強して知識を増やしていれば、ある日ふとしたきっかけで、興味のある分野に出会えるかもしれません。 

ロボットが人を褒める? その研究の背景とは 

— 先生の研究の中に、「ロボットが人を褒める」というテーマがありますよね。これはどういうきっかけで始まった研究なのでしょうか?

 

飯尾先生
ロボットと人間が会話するとき、どういうコミュニケーションをすれば良いかを考えたときに、「褒める」という行動は基本的にポジティブな影響をもたらすだろうという直感がありました。ただ、それが実際にどれだけ効果があるのかは、明確には分かっていなかったんです。 

人間同士の研究では、褒められることでモチベーションが上がったり、パフォーマンスが向上したりすることが分かっています。たとえば、キーボードのタイピングをする実験では、褒められたグループの方が翌日、より速く、正確にタイピングできるようになっていた、という研究があります。これは、脳の神経活動にも関係しているらしいのですが、詳しいことは専門外なのでそこまで深くは分かりません。 

それをロボットでも試したらどうなるか、というのが研究の出発点でした。 

— 実際の実験では、どのように検証したのでしょうか?

 

飯尾先生
まず、ロボットが人を褒めるグループと、ロボットが褒めずに単に「今〇回目です」と事務的に伝えるグループを用意して、どちらの方が良い影響を与えるかを検証しました。 

それだけでは少し単純すぎるので、もう一つ工夫を加えました。ロボットって、人間と違って簡単に増やしたり減らしたりできるんですよね。そこで、「複数のロボットが褒めたら、効果がより強くなるのか?」という点も調べました。 

—つまり、1台のロボットと2台のロボットで褒めるのを比較したということですか?

 

飯尾先生
そうです。「褒めないグループ」「1台のロボットが褒めるグループ」「2台のロボットが褒めるグループ」を作って、全員に同じ作業をやってもらいました。そして、翌日もう一度同じことをやってもらったところ、やはり褒められたグループの方がパフォーマンスが向上していた。そして、1台よりも2台で褒められた方が、さらに良い結果が出んです。 

— 面白いですね! それはつまり、ロボットが「人にとっての社会的な存在」として機能しているということですよね?

 

飯尾先生
そういうことですね。人間って、周囲の評価によって行動が変わることがあるじゃないですか? 例えば、友達に褒められたらやる気が出るとか、クラスの皆から応援されると頑張れるとか。ロボットでも同じような現象が起きるっていうのが面白いところです。 

特に、ロボットが2台になることで効果が高まるという点は、人間の社会的な振る舞いと似ていますよね。人から褒められるのと、集団から褒められるのでは受け取る印象が違うのと同じように、ロボットでも「複数から褒められる」ことで影響が大きくなる可能性がある、というのが示唆されました。 

ロボットが人間関係をサポートする? 

— 今回の研究を聞いていて思ったのですが、例えば高校生が新しいクラスに入ったとき、最初は緊張して馴染みにくいことがありますよね。こういう場面でロボットが間に入ることで、コミュニケーションが円滑になることもあるんでしょうか?

 

飯尾先生
まさに、それは将来的にやりたいことの一つですね。今、大学のキャンパスで、ロボットを使った「挨拶運動」のような実験をしようと考えています。ロボットが学生に「ちょっと〇〇さんと話してみたら?」と促したり、自然な形で人と人をつなげたりできるんじゃないかと。 

人間同士だと、例えば先生が「みんな仲良くしようね」と言っても、「うーん……」となることもありますよね。でも、ロボットなら、ちょっと空気を読まないくらいのおせっかいな介入ができるんです(笑)。「お前ら喋れよ!」と人が言うと角が立ちますが、ロボットが「〇〇さんと話してみなよ」と言うと、ちょっと笑いが生まれたりする。そういう形で、ロボットが人間関係をつなぐ役割を果たせるかもしれません。 

研究の面白さとは? 

— 最後に高校生に向けて、先生が考える「研究することの魅力」を教えてください。

 

飯尾先生
やっぱり、新しいことを発見できることですね。誰も知らなかったことが分かる瞬間って、すごくワクワクするんですよ。「これ、もしかしてこうなってるんじゃない?」と思って調べてみて、本当にそうだったときの感動は、研究ならではの楽しさです。 

それと、研究って一見難しそうに見えるけど、実は身近なこととつながっているんです。例えば今回の「ロボットが人を褒める」研究も、もともとは「人間って褒められると伸びるよね?」という素朴な疑問から始まっています。そういう「なんで?」を突き詰めていくのが研究の面白さかなと思います。 

— 本日は貴重なお話をありがとうございました!

 

まとめ 

今回のインタビューでは、ソーシャルロボティクスやヒューマン・ロボット・インタラクションという分野を専門とする飯尾尊優先生に、ロボットと人との関係性についてお話を伺いました。 

飯尾先生の研究では、ロボットが人と自然にコミュニケーションをとるための仕組みや、人がロボットを社会の中でどのように受け入れるかを探求しています。特に「ロボットが人を褒めることによって、どのような影響があるのか」というテーマでは、ロボットの言葉が人の行動やモチベーションに与える影響を実験的に検証し、興味深い結果を得ています。 

また、先生自身のキャリアについても伺いました。もともとはロボットに特別な関心があったわけではなく、大学院でのインターンをきっかけにロボット研究へと進んだというエピソードは、高校生が進路を考える上でも参考になるかもしれません。「今やりたいことが分からないのは普通のこと。まずは目の前のことに取り組むことが大切」という言葉には、多くの高校生にとって励みになるメッセージが込められています。 

研究の魅力について飯尾先生は、「誰も知らなかったことを発見する瞬間が最高にワクワクする」と語ります。身近な疑問から生まれる研究が、実際に社会に役立つ形で応用される過程を知ることで、学問の持つ可能性を実感できるのではないでしょうか。 

ロボット研究に限らず、日常の「なんで?」という疑問を大切にすることが、未来の学びにつながるかもしれません。 

海外の大学でもweblio辞書をご利用いただいております!

https://libguides.umn.edu/japan_advanced/language-learning

https://lib.guides.umd.edu/c.php?g=843449&p=7555379#:~:text=%2D%20Free%20online%20dictionary%20that%20integrates%20multiple%20English%2DJapanese%20and%20Japanese%2DEnglish%20dictionaries.%C2%A0%C2%A0

https://www.vassar.edu/chinese-japanese/resources

https://guides.tricolib.brynmawr.edu/first-year-japanese#:~:text=A%20free%20service%20integrating%20multiple%20English%2DJapanese%20and%20Japanese%2DEnglish%20dictionaries.

https://aikawa.mit.edu/teaching/#:~:text=Weblio%20English%2DJapanese%20Dictionary%3A%20Free%20English%2DJapanese%20Dictionary

https://guides.lib.usf.edu/c.php?g=1116275&p=8346197

https://lsa.umich.edu/lrc/translation/translation-resources/dictionaries–glossaries–vocabularies.html

https://library.essex.ac.uk/languages/dict

https://libguides.chapman.edu/languages/internet_guides_japanese

グローバル教育に強いおすすめの大学をご紹介!

近年、社会のグローバル化が急速に進む中で、大学教育においてもグローバル人材の育成が重要な課題となっています。

グローバル化が進むビジネス分野では、国境を越えて活躍できる人材が求められる一方、日本国内でも外国人観光客の増加や在日外国人の増加など、日常生活の中でグローバル化を肌で感じる機会が増えてきました。

このような状況の中、文部科学省は「グローバル人材育成推進事業」を立ち上げ、大学教育のグローバル化を推進しています。

グローバル教育に力を入れている大学では、語学教育や留学制度の充実はもちろん、海外からの留学生を多く受け入れることで、日本人学生が日常的に異文化交流を体験できる環境を整えています。

また、海外大学との連携を強化し、国際的な研究交流や学生交流を活発に行うことで、グローバルな視点を持った教育を実践しています。

本記事では、グローバル教育に定評のある大学を6校厳選し、その特徴や取り組みを詳しく解説します

また、グローバル教育を受けるメリットや、大学選びのポイントについても触れていきます。将来、グローバルな舞台で活躍することを目指す方は、ぜひ参考にしてください!

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おすすめ記事:留学に必要なIELTSの試験対策への近道!塾やスクールは?

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大学のグローバル教育とは?

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大学のグローバル教育とは、単に語学力を身につけるだけでなく、異文化理解や国際的な視野を持った人材を育成することを目的とした教育のことを指します。

グローバル化が進む現代社会において、大学には国際競争力のある人材の育成が求められており、グローバル教育はそのための重要な取り組みの一つです。

文部科学省は、グローバル人材育成推進事業の一環として「スーパーグローバル大学創成支援」を実施しています。

この事業では、世界レベルの教育研究を実施する大学を重点的に支援することで、大学の国際競争力の向上を目指しています。

採択された大学には、海外の大学との連携強化や、留学生の受け入れ拡大、英語による授業の拡充など、グローバル教育の充実に向けた様々な取り組みが求められています。

文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」のウェブサイト
文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」のウェブサイト

引用:文部科学省の公式サイト

グローバル教育に力を入れている大学の中には、「国際教養学部」など、グローバル人材の育成をメインにした学部を設置しているところもあります。

これらの学部では、語学教育だけでなく、国際政治や国際経済、異文化コミュニケーションなど、グローバル社会で必要とされる知識や能力を身につけるためのカリキュラムが用意されています

また、多くの大学では、海外の大学との連携を強化し、交換留学プログラムや共同研究プロジェクトなど、国際的な教育・研究活動を活発に行っています。

これにより、学生は在学中に海外の大学で学ぶ機会を得られるだけでなく、国際的な研究活動に携わることで、グローバルな視点を身につけることもできます。

大学のグローバル教育は、学生にとって語学力の向上だけでなく、異文化理解や国際的な視野を広げるための貴重な機会となります。また、大学にとっても、グローバル教育の充実は、国際的な競争力を高め、優秀な留学生を獲得するための重要な戦略の一つと言えるでしょう。

大学のグローバル教育で行われていること

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それでは、大学のグローバル教育では、具体的にどのようなことが行われているのでしょうか。ここでは、グローバル教育に力を入れている大学の取り組みを、大きく3つに分けて解説します。

 

グローバル教育の取り組み1:語学教育の充実

 

グローバル人材に求められる能力の中でも、特に重要視されているのが語学力です。特に英語は、国際的なコミュニケーションのツールとして必須の言語となっています。

グローバル教育に力を入れている大学では、英語教育の充実に力を入れており、ネイティブ教員による授業や、少人数制の語学クラスを提供しているところが多くあります。また、TOEICやTOEFLなどの語学試験対策講座を設けている大学も増えています。

また、英語以外の言語教育にも力を入れている大学もあります。

たとえば、中国語や韓国語、スペイン語などの言語を学ぶことができる大学では、それぞれの言語圏の文化や習慣についても学ぶことができます。英語以外の多言語も学ぶことができる環境は、グローバル人材を目指す学生にとって大きな魅力ですね。

グローバル教育の取り組み2:留学制度の充実

 

グローバル教育に力を入れている大学では、留学制度も充実しています。留学は異文化理解や語学力の向上に役立つだけでなく、学生の視野を広げ、国際的な人脈を築くための貴重な機会にもなります。

多くの大学では、海外の大学と提携を結び、交換留学プログラムを実施しています。交換留学では、提携校に一定期間留学し、現地の学生と同じ授業を受けることができます。留学先では、語学力の向上だけでなく、現地の文化や習慣についても深く学ぶことができます。

龍谷大学の留学ページ
龍谷大学の留学ページ

引用:龍谷大学公式サイト

 

また、大学独自の短期留学プログラムを用意していることもあります。こうしたプログラムでは、海外の大学で集中的に語学を学んだり、現地の企業でインターンシップを行ったりすることができます。短期間でも、海外での学びや体験は学生にとって大きな刺激となるはずです。

グローバル教育の取り組み3:キャンパスのグローバル化

グローバル教育に力を入れている大学では、キャンパス内のグローバル化にも注力しています。具体的には、留学生の受け入れを積極的に行い、キャンパス内に多様な文化的背景を持つ学生が集まる環境を整えています。

留学生と日本人学生が共に学ぶ環境は、異文化理解を深めるための絶好の機会となります。グローバル教育に力を入れている大学では、留学生と日本人学生が交流できるような企画やイベントを定期的に開催しています。

また、留学生向けの日本語教育プログラムや、日本人学生向けの異文化理解プログラムなども用意されています。

さらに、一部の大学では、留学生と日本人学生が共同生活を送る「国際寮」を設置しています。こうした寮では、留学生と日本人学生が食事を共にしたり、イベントを企画したりすることで、日常的に異文化交流を体験することができます。国内にいながら留学のような体験ができると人気です。

以上のように、グローバル教育に力を入れている大学では、語学教育や留学制度の充実だけでなく、学生が日常的に異文化に触れることができる環境を整えることで、グローバル人材の育成を目指しています。

 

 グローバル教育に強い大学の選び方

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グローバル教育に力を入れている大学はかなり多くあるので、その中から自分に合った大学を選ぶのは簡単なことではありません。ここでは、グローバル教育に強い大学を選ぶためのポイントを3つ紹介します。

留学制度が充実している大学を選ぶ

 

将来国際的な活躍を目指すなら、留学を経験するのがおすすめです。

大学の留学制度をチェックする際は、協定校の数や留学先の地域、留学期間などを確認することが重要です。

提携校が多く、多様な地域への留学が可能な大学は、学生のニーズに合わせた留学プログラムを提供してくれます。また、長期留学だけでなく、短期留学プログラムがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

留学制度の充実度を評価する際は、留学実績も重要なポイントです。実際に留学を経験した先輩の話を聞いたり、留学報告会に参加したりすることで、留学制度の実態を知ることができます。

語学教育に力を入れている大学を選ぶ

 

グローバル人材に求められる能力の中でも、特に重要なのが語学力です。特に英語は、国際的なコミュニケーションのツールとして必須の言語と言えるでしょう。

大学を選ぶ際は、たとえば、ネイティブ教員による授業が多数開講されていたり、少人数制の語学クラスが用意されていたりする大学だと、学生生活を通して語学力を大きく向上させられます。

また、TOEIC や TOEFL などの語学試験対策講座を設けている大学も、語学教育に力を入れている証拠です。

ぜひ、こうした語学教育の充実度にも注目して大学を選んでみてください。

キャンパス内の国際環境で選ぶ

 

キャンパス内に留学生が多く在籍している大学を選ぶことで、日常的に異文化交流を体験することができます。

留学生の受け入れ実績は、大学のグローバル化の指標の一つと言えます。留学生の出身国や人数、受け入れ体制などを確認することで、その大学のグローバル化の度合いを評価することができます。

また、留学生と日本人学生が交流できるような企画やイベントが定期的に開催されているかどうかも重要なポイントです。学食や図書館、サークル活動など、日常的に留学生と交流できる場が用意されていることは、グローバルな環境づくりに欠かせません。

万が一、費用などの面で長期留学が難しくても、学内の国際環境が整っていれば留学費用を気にせずに語学力や異文化理解のスキルを高めることができます。

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グローバル教育に強いおすすめ大学(関東)

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ここからは、グローバル教育に定評のある大学を6校厳選し、その特徴や取り組みを詳しく解説します。どの大学もグローバル人材の育成に力を入れており、国際的な教育環境が整っています。自分に合った大学を見つけるための参考にしてくださいね。

 

中央大学(東京都)

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引用元:中央大学ホームページ 

中央大学のグローバル教育の特徴 

中央大学は、多様な文化背景を持つ学生が集い、国際的な視野を養うための環境を提供しています。交換留学や認定留学、ISEP留学など、学生一人ひとりのニーズに応じたプログラムが用意されています。さらに、学内での日常的な国際交流を促進する施設や活動も充実しており、真の国際人材育成を目指しています。 

留学プログラムの概要 

中央大学は、学生が自らの興味や専門性を追求しながら国際的な経験を積めるよう、幅広い留学プログラムを提供しています。 

  • 交換留学

中央大学は、41カ国、212の大学・研究機関と提携しており、学生は半年から1年間の交換留学を選択できます。留学中に取得した単位は中央大学の卒業単位として認定され、4年間での卒業が可能です。例えば、アメリカのミネソタ州立大学マンケート校やカナダのフレーザーバレー大学などが人気の留学先となっています。 

  • ISEP留学

ISEPプログラムは、350を超える加盟校から留学先を選べる広範なプログラムです。ISEPを通じて、学生は多様な文化や教育システムに触れることができ、真にグローバルな学びを実現します。 

そもそもISEP(International Student Exchange Program)とは、世界中の大学間での学生交換プログラムを提供する最大規模の国際ネットワークの一つです。このプログラムの特徴は、参加学生が自分の在籍する大学の学費、宿泊費、食費を支払うだけで、留学先の大学での費用を大きく節約できる点です。 

こちらの公式サイトからも情報が確認できるのでぜひ読んでみてください(英文サイト) 

https://www.isepstudyabroad.org/ 

  • 認定留学

学生が自ら希望する協定校以外の教育機関で学ぶことができる認定留学制度を提供しています。この制度では、学生は自分の研究や専門分野に最適な学びの場を選択し、世界中でその能力を高めることができます。 

  • 短期留学

夏季・春季の休暇を利用した2週間から1ヶ月間の短期留学も充実しています。現在は英語圏だけでなく、ドイツ、フランス、韓国を含めた語学研修(全12プログラム)に学生を派遣しています。例えば、おーストラリアのスウィンバーン工科大学での短期集中語学研修は、英語のコミュニケーションスキルを集中的に強化するプログラムです。 

サポート体制と学内環境 

中央大学は、学生が安心して留学に挑戦できるよう、強力なサポート体制を整えています。 

  • 留学前サポート

留学に先立ち、学生は事前研修で必要なスキルや心構えを学びます。これにより、初めて海外に出る学生でも安心して留学に臨むことができます。 

  • 帰国後のフォロー

帰国後、学生は留学で得た経験を次のステップに活かすためのキャリア支援を受けられます。また、留学中に取得した単位は、中央大学の卒業単位として認定されるため、4年間での卒業が可能です。 

その他の特徴的な事例の紹介 

  • Gスクエアと学内国際交流

中央大学の異文化交流ラウンジ「Gスクエア」は、日常的に外国人留学生と交流することができるスペースです。学生は、ここで異文化理解を深めるだけでなく、語学力も向上させることができます。国際教育寮では、留学生と共に生活し、まるで海外留学をしているかのような経験が可能です。 

  • 国際教育寮

2020年に中央大学多摩キャンパス内にオープンした国際教育寮では、入寮者の約6割が外国人留学生であるため、日常的に異文化に触れる機会が豊富です。寮内では各種イベントも開催され、学部や国籍を越えた多くの友人ができるのも魅力です。 

  • 外国語講座

留学を希望する学生の語学力向上をサポートするため、 TOEFL/IELTS対策講座、TOEIC講座、企業と連携したオンライン英会話の講座を提供しています。この課外講座は全ての学部・研究科の学生が受講することができます。 

 

敬愛大学(千葉県)

敬愛大学ホームページ

(画像・情報出典元:敬愛大学ホームページ

敬愛大学のグローバル教育の特徴

敬愛大学は、学生が国際社会で活躍できる人材となることを目指し、幅広い留学プログラムと語学研修を提供しています。これらのプログラムは、学生の興味や学習ニーズに合わせて選択でき、初めての留学でも安心して参加できるサポート体制が整っています。

留学プログラムの多様性

敬愛大学では、半年から1年間の長期留学と、2週間から5週間の短期語学研修が用意されています。

長期留学では、イギリスのシェフィールド・カレッジやカナダのカルガリー大学といった提携校で学ぶことができ、これらの大学では、留学生に特化した少人数クラスでの授業が行われます。

また、短期留学では、アメリカのポートランド州立大学やフィリピンのノースウエスタン大学などで、集中語学研修を通じて語学力を向上させることができます。

提携校(2024年9月現在)
  • イギリス(イングランド)
    • シェフィールドカレッジ・大学 (長期・短期留学)
  • アメリカ合衆国
    • ポートランド州立大学 (長期・短期留学、夏季・春季語学研修)
    • セント・ノーバート大学 (長期・短期留学、夏季・春季語学研修)
  • カナダ
    • カルガリー大学 (長期・短期留学、夏季・春季語学研修)
  • 中国
    • 北京第二外国語大学 (長期・短期留学、交換留学)
  • 台湾
    • 中国文化大学 (長期・短期留学、交換留学、夏季語学研修)
  • 韓国
    • 木浦大学校 (長期・短期留学、交換留学)
  • フィリピン
    • ノースウェスタン大学 (夏季・春季語学研修)

学生生活とサポート体制

敬愛大学では、留学前の準備段階から留学中、さらには留学後のサポートも充実しています。例えば、「出発前研修」では、留学全般の説明を受けることができ、留学先での生活に関する不安を解消します。さらに、留学中も教職員が全面的にサポートし、学生が安心して学びに集中できる環境を提供しています。

特徴的な事例と学生の体験

敬愛大学の学生は、留学を通じて異文化理解や国際感覚を身につけるだけでなく、現地での課外活動や地域との交流を通じて、さらに視野を広げることができます。例えば、台湾でのスクーリングでは、故宮博物院や中正紀念堂の訪問を通じて台湾の歴史を学び、現地の大学生との交流を深める機会が提供されました。

敬愛大学はこんな人におすすめ

敬愛大学は、国際社会で活躍したいと考えている学生や、海外での学びを通じて自分を成長させたいと考える学生にとって理想的な環境です。特に、初めての海外経験を安心して挑戦したい方や、短期間で集中的に語学力を向上させたい方におすすめです。

法政大学(東京都)

法政大学

法政大学のグローバル教育の特徴

法政大学では、国際的な視野を広げ、グローバル社会で活躍できる人材を育成するため多文化共生や他者理解の視点などを踏まえつつ、グローバル教育を行っています。

全て英語で授業を行う「グローバル教養学部(GIS)」や、2年次に留学が必須の「国際文化学部」など特徴的な学部はもちろん、学年・学部問わず全学生が対象となるさまざまな英語教育プログラムを提供しています。

留学プログラムの特徴

法政大学では、学生が国際的な経験を積むための多様な留学プログラムを提供しています。以下に主なプログラムの詳細を示します。

SAプログラム(Study Abroad Program)

11学部において、学部独自の留学制度であるSAプログラムがカリキュラムに組み込まれており、留学先で各学部の特徴を生かした学びを体験することができます。例えば国際文化学部のSAプログラムでは、1年次に自分の専攻や興味に合わせて SA先として英語圏か諸言語圏のどちらかを選択し、世界10か国7言語圏の中のいずれかの大学に全員が2年次に3~6か月間留学します。留学中に取得した単位は、法政大学での卒業単位として認定されるため、4年間での卒業が可能です。

短期語学研修制度

夏季や春季休暇を利用した短期留学プログラムも充実しています。2週間から4週間の期間、学生はアメリカ・オーストラリア・カナダ・マレーシア(英語)、中国・台湾(中国語)、韓国(朝鮮語)、オーストリア(ドイツ語)、フランス(フランス語)の各協定大学で集中的に語学力を向上させることができます。このプログラムでは、語学の習得だけでなく、現地での文化体験やホームステイを通じて、実践的な異文化交流を行います。

派遣留学制度

学部を問わず、2・3年生の応募者の中から選考のうえ、3・4年次に奨学金を支給し、各協定大学に1年間か半期派遣する本学独自の留学制度です。 奨学金は派遣先大学により70~100万円(半期の場合は半額)が支給され、派遣先の授業料は全額免除されるほか、4年次に留学する場合は帰国年度(春の場合は次年度)の学費が免除されるため、4年間分の学費で留学することが可能です。また、留学先の大学で取得した単位は、学部により30~60単位を限度に法政大学の卒業所要単位として認定されます。

サポート体制と学内環境

法政大学は、留学を希望する学生に対する充実したサポート体制を整えています。

Gラウンジ(Global Lounge)

学内には「Gラウンジ」と呼ばれる国際交流スペースが設置されており、英語学習アドバイザーや外国人留学生と日本人学生が自由に交流できる場として活用されています。このラウンジでは、語学パートナーとの会話や、異文化イベントが定期的に開催され、学生が実践的に異文化交流を深めることができます。

ERP(英語強化プログラム)

ERPは、全学部の学生を対象にした英語力向上プログラムです。このプログラムでは、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能を総合的に鍛える授業が提供され、学生の英語力を基礎から強化します。授業は少人数制で行われ、個々のレベルに応じた指導が行われるため、英語力を伸ばしたい学生にとって非常に効果的なプログラムです。

その他の特徴的な事例

法政大学のグローバル教養学部(GIS)では、すべての授業が英語で行われるため、学生は英語での高度な専門知識を習得することができます。また、GISでは「国際関係とガバナンス」「ビジネスと経済」「文化と社会」など、さまざまな分野を横断的に学ぶことができ、国際的なキャリアを目指す学生にとって理想的な学びの場を提供します。

法政大学はこんな人におすすめ

法政大学は、国際社会での活躍を目指す学生や、異文化理解を深めたい学生にとって最適な環境を提供しています。特に、英語を活用した専門教育や多様な留学プログラムを通じて、実践的なスキルを身につけたい学生におすすめです。また、学内での国際交流や英語教育プログラムを活用することで、国内にいながら国際的な視点を磨くことができます。

津田塾大学(東京都)

津田塾大学

出典:津田塾大学ホームページ

津田塾大学のグローバル教育の特徴

国際センターの取り組み

津田塾大学の国際センターは、学生が国際経験を通じてグローバルな視野を広げるために、様々なプログラムとサポートを提供しています。留学プログラムのほかにも、学生が安心して留学準備を進められるよう、留学説明会や各種奨学金の案内を行い、手厚い支援体制を整えています。

留学プログラム

津田塾大学の留学プログラムは、協定校留学と津田塾大学主催の語学研修プログラムが中心です。

協定校留学:

津田塾大学は、14カ国・地域の32大学と協定を結んでおり、毎年約35名の学生がこれらの協定校に留学しています。協定校留学のうち交換留学協定を締結している大学では、留学先の学費が減免されるため、経済的な負担を軽減しながら海外での学びを深めることが可能です。

語学研修プログラム:

津田塾大学主催の語学研修プログラムは、6月末から始まる第2タームや夏期・春期休暇中に実施される短期プログラムで、短期間で語学力を向上させたい学生に適しています。

奨学金とサポート体制

津田塾大学では、留学を希望する学生に向けた多様な奨学金制度が整備されています。以下に一部の具体例を示します。実際に皆さんが留学に行く際には変更になっている可能性があるので、最新の情報は大学から直接収集することをおすすめします。あくまでも目安として参考にしてください。

津田塾大学パイオニア・スカラシップ:

対象: 学部生および大学院生

支給額: 上限250万円(授業料実費・渡航費実費等をもとに決定)

募集時期: 9~11月

申請条件: 高い学業成績と行動力を持ち、1学期以上の海外留学を計画していること。

津田塾大学海外留学奨学金:

対象: 学部生および大学院生

支給額: 上限50万円

募集時期: 5~6月および10~12月

申請条件: 海外の大学に1学年間またはそれ以上留学しようとする者。

卒業生の寄付による派遣留学奨学金:

対象: 学部生および大学院生

支給額: 上限100万円

募集時期: 6~12月

申請条件: 海外の学位授与機関への留学をする者。または海外の学位授与期間・その付属機関が実施するサマースクールに参加する者。

これらの奨学金は、経済的な負担を軽減し、学生が海外での学びに専念できるように設計されています。また、国際センターは留学前の手続きや留学中のサポートも提供し、安心して留学生活を送るためのバックアップを行っています。

 

学内における国際交流~ ビッグシスター制度~

津田塾大学には「ビッグシスター制度」という、留学生をサポートする独自のプログラムがあります。この制度では、津田塾大学の日本人学生が留学生の「ビッグシスター」としてサポートを行い、言語面や生活面での支援を提供します。この制度を通じて、留学生と日本人学生が密接に交流し、お互いの文化理解を深めることができます。

ビッグシスター制度の内容:

ビッグシスターは、交換留学生が本学での留学生活を有意義に過ごすことができるよう、留学生の相談相手となり、日常生活や授業における困りごとに対応します。

例えば、渡航直後に行われるオリエンテーションのサポートや、キャンパスツアー、留学生との懇親会等を行います。そのほか、「決められた仕事」を義務として行うのではなく、友人の一人としてそれぞれ工夫しながら、留学生が安心して日本での生活を送れるようサポートする活動をしています。

この制度は、留学生にとって安心感を与え、彼らが日本での生活にスムーズに適応できるよう支援するためのものです。

津田塾大学はこんな人におすすめ

津田塾大学は、留学を通じて実践的な語学力や国際感覚を身につけたい方にとって理想的な環境を提供します。様々な留学プログラムを通じて、グローバルな視野を広げ、国際社会で活躍するためのスキルを習得したい方に最適です。

また、ビックシスター制度などの独自のプログラムも充実しており、留学生との交流を深めたい方にもおすすめです。

東洋大学(東京都)

東洋大学

東洋大学のグローバル教育の特徴

東洋大学は、学生がグローバル社会で活躍できる人材になるために、充実した国際教育プログラム(留学、語学、国際交流)を提供しています。これらのプログラムは、多様な国や地域での学び等を通じて、異文化理解力や国際コミュニケーション能力を高めることを目的としています。特に東洋大学は、各プログラムが充実しており、「スーパーグローバル大学」のタイプのうち、グローバル化牽引型 24校のうちの一つに数えられています。

1. 留学プログラム

東洋大学は、多様な留学プログラムを提供しており、学生は自分の目的や希望する期間に応じて選択することが可能です。

長期留学:

海外の協定校等で、半年から1年の期間留学するプログラム。長期留学では、授業料の相互免除により、留学先の授業料を支払う必要がなく、日本国内での授業料のみで参加できるケースがある点が魅力です。

休学留学:

休学期間を利用して、自分のペースで留学を行うプログラム。2018年度から、留学先で取得した単位を東洋大学の単位として認定できるようになり、柔軟な学習スタイルが可能になっています。 卒業までの期間を短縮することなく、海外での学びを活かすことが可能です。

短期プログラム

語学セミナー

東洋大学の語学セミナーは、夏季や春季の長期休暇中に実施される3~4週間の短期語学研修プログラムです。学生は本学の協定校にある語学学校に通い、英語、中国語、韓国語などの言語を学びながら、異文化体験もできます。

共創体験型プログラム

共創体験型プログラムは、「多様性(Diversity)」をテーマに、次世代のグローバルリーダーを育成することを目的としています。学生は現地の学生とチームを組み、フィールドリサーチを通じて地域課題に対するアクションプランを策定する体験型プログラムです。

2. 奨学金制度

東洋大学は、学生が経済的な不安なく留学に挑戦できるように、奨学金制度を充実させています。

東洋大学海外留学促進奨学金:

語学力に応じて7万円から最大300万円まで支給される奨学金制度です。英語スコアが高い学生ほど支給額が増え、留学準備や滞在費をサポートする大きな助けとなります。

交換留学奨学金・認定留学奨学金:

長期留学に参加する学生に支給させる奨学金制度で、年間授業料相当額の奨学金が支給されます。43万円から最大110万円まで支給され、学生が安心して学べる環境が整っています。

3. 学内での国際教育(語学、国際交流プログラム)の取り組み

東洋大学の国際教育の取り組みは、海外のみにとどまらず、国内のプログラムも充実しています。以下に抜粋して主な取り組みをまとめます。

1. 東洋グローバルリーダー (TGL) プログラム

TGLプログラムは、東洋大学が誇る全学横断型のグローバル教育プログラムです。学生が異文化環境での課題解決能力やコミュニケーション能力を強化し、グローバル人材としての素養を高めることを目指しています。このプログラムは、「外国語能力」「異文化対応力」「課題解決能力」の3つを重点的に育成します。参加学生は、海外留学やインターンシップ、国際イベントなどの活動を通じてTGLポイントを獲得し、最終的にはGold、Silver、Bronzeの認定を目指します。

2. English Community Zone (ECZ)

各キャンパスに設置された「English Community Zone (ECZ)」では、学生が自由に集まり、留学生やECZのスタッフと英語で交流できる場を提供しています。ここではゲームや雑談を通じてリラックスした環境で英語力を磨くことができ、学生にとって日常的に英語を使用する絶好の機会です。英語初心者から上級者まで、レベルに合わせたサポートがあり、留学生との交流も盛んに行われています。

3. 課外英語講座の無償提供

東洋大学は、2024年度からキャンパス内英会話「Toyo Achieve English」を無償提供しています。この講座は、日常英会話からアカデミックな英語まで幅広い内容があり、学生の英語力向上をサポートします。また、授業の合間を利用して受講できるため、時間的な制約も少なく、学生が自分のペースで学べる環境が整っています。これにより、留学や国際交流に積極的な学生をサポートする体制が強化されています。

4.国際交流宿舎

東洋大学には、2つの国際交流宿舎があり、国内外の学生が共に生活し、異文化交流を深める場を提供しています。

赤羽台キャンパスに位置する 「AI-House HUB-4 」は、「共生の場」をコンセプトに設立されました。異文化背景を持つ学生が共に暮らし、さまざまなイベントやプログラムを通じて交流を深めることを目的としています。もう一つの「国際会館」は千駄木キャンパスに位置し、主に外国人留学生や日本人学生が利用しています。異文化交流を促進しながら、快適な宿舎生活をサポートする施設が整っています

その他にも、留学準備プログラムやライティング講座、オンラインを活用した海外学生との交流機会等、東洋大学は国際教育を多岐にわたり提供しています。

詳細は東洋大学ホームページをご確認ください。

https://www.toyo.ac.jp/academics/international-exchange/

駒澤大学(東京)

駒澤大学

駒澤大学のグローバル教育の特徴

駒澤大学は、国際的な視野を広げ、語学力を高めるために、さまざまな留学プログラムとサポート体制を提供しています。以下は、駒澤大学のグローバル教育の詳細な特徴です。

1. 留学プログラム

交換留学

駒澤大学は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、韓国、中国、台湾、フランスなど、16大学と交換留学協定を結んでいます。

この交換留学では、1年間の留学期間中に、駒澤大学の学費が減免される可能性もあり、ほとんどの派遣先大学の授業料が免除されることが大きなメリットです。さらに、留学中に取得した単位は帰国後に駒澤大学の単位として認定されるため、留年の心配も少なく、4年間での卒業が可能です。

認定校留学

交換留学とは異なり、認定校留学では、学生が駒澤大学と提携していない海外の大学に留学できます。認定校留学では、学費を自己負担する必要がありますが、留学先は自由に選択可能であり、より多様な留学体験が可能です。また、認定校留学でも駒澤大学の単位として認定されます。

短期語学セミナー

「1年間の留学は長くて不安」と感じる学生や、資格取得などで忙しい学生に向けて、春季や夏季に実施される短期語学セミナーが提供されています。このプログラムでは、1か月間、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などを学びながら、ホームステイや大学寮生活を通じて異文化に触れる機会を提供しています。

2. 奨学金と経済サポート

駒澤大学では、留学に伴う経済的負担を軽減するために、さまざまな奨学金制度が整っています。交換留学では、留学先の授業料が免除され、駒澤大学の学費も減免されることが多いため、留学にかかる費用を抑えることができます。

3. 語学力強化プログラム

駒澤大学は、留学準備の一環としてTOEFL®やIELTS™の対策講座を提供しています。留学に必要な英語力を高めるための講座では、読解、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能をバランスよく鍛えられ、実践的なスキルを習得できます。

英語課外講座

さらに、駒澤大学の英語課外講座では、ネイティブスピーカーとの英会話レッスンや、TOEFL®/TOEIC®の対策講座が実施されており、リーズナブルな価格で学内で受講することができます。特に英会話レッスンでは、年間100回の授業を通じて英語を使う場を提供しています。

4. グローバル・メディア・スタディーズ学部

駒澤大学のグローバル・メディア・スタディーズ学部(GMS学部)は、国際的な視野を持ち、メディアやITを活用してグローバル社会で活躍する人材を育成することを目的としています。英語、情報、メディアリテラシーなど、グローバルな課題を解決するための幅広いスキルを学びます。また、海外演習実践講座というプログラムを通じて、留学や海外インターンシップ、ボランティア活動などが単位認定の対象となり、国際的な経験を積むことができます。

5. 学内での国際交流

駒澤大学では、国際交流の場として、留学相談室やグローバルサロンなどが用意されており、留学に関する相談や英語力強化のサポートが提供されています。学生はネイティブスピーカーと日常的に会話を楽しみながら、語学力を向上させることができます。

駒澤大学はこんな人におすすめ

駒澤大学は、学内外での国際的な学びを強化したい学生に理想的な環境を提供しています。特に、短期語学セミナーや語学力強化プログラムを通じて、留学の不安を軽減しつつ、実践的な語学力を身に付けたい学生に最適です。また、GMS学部では、メディアやITを通じて国際社会で活躍するためのスキルを磨くことができ、留学やインターンシップを通じてグローバルなキャリア形成が期待されます。

育英大学(群馬県)

育英大学

育英大学のグローバル教育の特徴

育英大学は、国際的な視野を持つ教育者やスポーツ指導者を育成するため、豊富な留学プログラムや国際交流の機会を提供しています。特に、アメリカのミズーリ州立大学との協定に基づくオリジナル留学プログラムや、奨学金制度が充実しているのが特徴です。

1. 特徴的な留学プログラム

育英大学は、教育学部の学生を対象に、アメリカのミズーリ州立大学での3週間の留学プログラムを提供しています。ここでは、幼稚園から高校までの授業観察や実習、英語研修などが行われ、現地の教育現場を直接体験することができます。また、育英短期大学ではフィリピンでの英語合宿や韓国での文化理解プログラムなど、多様な国と地域での留学体験も可能です。

アメリカ留学プログラム: 3週間、ミズーリ州立大学での授業見学や教育実習が行われ、現地の学生や教員と交流する貴重な機会を得られます。

フィリピン英語合宿: 短期間で集中的に英語を学ぶプログラム。マンツーマン授業もあり、英語力の向上が期待できます。

日韓交流英語キャンプ: 韓国の学生と英語を通じて異文化交流を行い、楽しく学ぶことができる1週間のプログラム。

2. 留学先であるミズーリ大学の紹介

ミズーリ州立大学(Missouri State University, MSU)は、アメリカ・ミズーリ州スプリングフィールド市に位置する公立大学で、全米でも評価の高い教育プログラムを提供しています。留学で育英大学の学生は下記の機関に特にかかわることになります。

1. Greenwood Laboratory School

Greenwood Laboratory Schoolは、ミズーリ州立大学の附属校で、幼稚園から高校までの教育を提供しています。この学校は、地域でもトップクラスの学業成績を誇り、卒業生は全員大学へ進学しています。育英大学との提携によるプログラムでは、教育学部の学生がこの学校で授業観察や教育実習を行い、アメリカの教育現場を実際に体験できる貴重な機会が提供されます。これにより、アメリカの教育方法や子どもたちの自由な発想を学び、日本の教育との比較を深めることができます。

2. English Language Institute (ELI)

English Language Institute (ELI)は、ミズーリ州立大学が提供する英語研修機関です。ELIでは、特に留学生向けのEnglish for Academic Purposes (EAP)プログラムがあり、12週間にわたる集中コースで、大学での学業に必要な英語スキルを徹底的に学びます。このプログラムは、授業での口頭発表、リスニング、アカデミックライティングなど、実際の大学生活に直結するスキルを強化します。

3. 留学のサポート

育英大学は、留学に参加する学生を支援するため、以下のような充実した奨学金制度を提供しています。

育英大学留学奨学金: 留学に参加する全ての学生に6万円(3週間で1週間あたり2万円)が支給されます。

ぐんま赤尾奨学財団奨学金: 最大30万円が支給される奨学金があり、経済的負担を軽減するサポートが整っています。返済の義務がないため、安心して利用できます。(審査あり)

4. 育英短期大学現代コミュニケーション学科の取り組み

育英短期大学の現代コミュニケーション学科では、学生が実践的な語学力を身につけ、異文化理解を深めるための多様な留学プログラムを提供しています。プログラムは、学生のニーズに応じて設計されており、短期・長期どちらの選択肢もあります。

アメリカ留学: 10週間のプログラムで、カリフォルニア大学アーバイン校でのESLコースを受講し、ホームステイを通じて実践的な英語力と異文化適応力を磨きます。

ハワイ・ホスピタリティ研修: 4泊6日の研修で、国際イベント「ホノルルフェスティバル」に参加し、ホスピタリティの実践的なスキルを学びます。

フィリピン英語合宿: 2週間の集中プログラムで、セブ島の語学学校でマンツーマン授業を通じて英語力を向上させます。TOEICスコアアップも目指せる短期間集中型の研修です。

5. その他の取り組み

育英大学は、教育学やスポーツ教育に特化したカリキュラムを提供し、将来の教育者やスポーツ指導者としての成長を支援しています。特に、国際的な教育現場やスポーツの世界で活躍するための実践的な研修が行われており、卒業後のキャリア形成に大きく貢献しています。

育英大学はこんな人におすすめ

教育現場での国際経験を積みたい人: アメリカや韓国などで教育実習や授業観察を通じて、異文化教育を直接体験できます。

スポーツと教育の両立を目指したい人: オリンピック選手を輩出するなど、スポーツと教育の両立を支援する環境が整っています。

日本薬科大学(埼玉県)

日本薬科大学

日本薬科大学のグローバル教育の特徴 

日本薬科大学は、アジアを中心に世界各地の大学や医療機関と提携し、学生が国際的な視野を持って薬学を学べる環境を提供しています。特に漢方医療や伝統薬学の分野で独自のプログラムを持ち、学生の実践力と異文化理解を深める教育に力を入れています。 

また日本薬科大学では、弊社サービスであるWeblio英会話を利用いただいており、英語の教育にも力を入れています! 

医療ビジネス薬科学科の「韓国薬学コース」 

日本薬科大学の「韓国薬学コース」は、お茶の水キャンパスに設置され、韓国語や韓医学(韓国の伝統医学)、韓国文化(K-Culture)を学び、国際的に活躍できる医療ビジネス人材を養成するプログラムです。このコースでは、韓国独自の疾病予防や生活の質(QOL)の向上を目的とした考え方を学び、人々の健康増進に寄与する能力を育てます。 

コースの特徴 
韓医学の最高峰「慶熙大学」教授による講義 

日本にいながら、韓国の慶熙大学校の教授による韓医学講義を日本語で受講可能です。これにより、専門的な知識を深めることができます。 

韓国文化とビジネスの学び 

韓国語の習得に加え、韓国の化粧品や食品業界についても学びます。韓国文化(K-Culture)や伝統薬学を体験することで、実践的なスキルを磨けます。 

韓国留学と現地体験 

提携先である慶熙大学や圓光大学校での留学プログラムを通じて、韓国語や韓医学を現地で直接学ぶとともに、韓国文化を体感します。短期研修から本格的な留学まで、多様な選択肢が用意されています。 

カリキュラムの内容 
韓国語講義(1年次~3年次) 

ハングルの基礎から応用まで学び、最終的には会話力と読解力を習得。ドラマや映画、K-Popを通じて現代韓国事情も理解します。 

韓医学・薬学講義(2年次~3年次) 

韓国薬学概論や韓医学の講義をオンラインまたは対面で受講。韓国薬用植物や伝統薬処方、韓国食品・化粧品産業について学びます。 

韓国研修プログラム(2年次~4年次) 

慶熙大学校や圓光大学校での韓医学実習や韓国語研修、伝統医療施設の見学を含む研修を実施。 

コースの魅力 

韓国文化(K-Culture)と医療を融合: 韓国語や文化理解を基盤に、医療ビジネス人材としてのスキルを習得。 

実践的な学び: 現地での研修や、韓国企業や市場での経験を通じて、即戦力となる知識を提供。 

このコースは、韓国文化や医療ビジネスの分野で国際的に活躍したい学生にとって理想的なプログラムです。 

詳しくはこちら: 韓国薬学コース  

留学制度とその他の国際交流の取り組み 

日本薬科大学は、アジア、欧米、オセアニア地域の大学と連携し、留学制度や国際交流の場を提供しています。短期・長期の留学のほか、大学間提携による国際サマープログラムや台湾・韓国での短期研修プログラムなど、多様なプログラムが揃っています。 

主な国際交流プログラム: 
  1. 国際サマープログラム
    夏季に行われる国際交流サマープログラムでは、海外提携大学からの学生と共に、キャンパスツアー、薬学実習、地域の文化イベント参加など多彩な活動を通じて、医療や薬学分野での学びと文化交流を深めます。 
  1. 台湾短期研修プログラム
    2024年3月に台湾で実施された短期研修では、台湾の国立陽明交通大学、中国医薬大学、嘉南薬理大学を訪問し、台湾の中医薬局や伝統薬学施設で実習や見学を行いました。生薬の種類や調剤方法について日本とは異なる点を学び、生薬学や漢方の視野を広げます。 
  1. 韓国夏季短期研修プログラム
    韓国・慶熙大学との提携による短期研修では、韓医学病院での見学や韓医学に特化した講義を受講し、韓医学の基礎から応用までを学びます。現地での体験を通じて、アジアにおける伝統医療の知識とスキルを深めます。 

日本薬科大学はこんな人におすすめ 

日本薬科大学は、薬学や医療ビジネスに加え、アジアの伝統医療についても深く学びたい学生にとって理想的な環境です。韓国薬学コースや短期研修プログラム、充実した奨学金制度を活用して、国際的な視野を持って医療分野で活躍したい方に特におすすめです。 

日本薬科大学の国際交流ページはこちら: https://www.nichiyaku.ac.jp/news/?cid=33 

群馬大学(群馬県)

群馬大学

群馬大学のグローバル教育の特徴

群馬大学では、学生が自国及び他国の文化・歴史・伝統を理解し、外国語によるコミュニケーション能力を持ち、国内外において主体的に活躍できる人となるよう、グローバル人材の育成に力を入れ、様々な教育・学生交流プログラムを提供しています。
特に英語教育においては、覚えることを目的とするのでなく、PBL(Project Based Learning:問題解決型学習)の手法により、英語をツールとしたコミュニケーション能力や問題解決能力を身に付ける教育を実施しています。

グローバルフロンティアリーダー(GFL)育成プログラム

群馬大学グローバル人材育成の一環として、国際社会において活躍する独創的なトップリーダーを育成するためのグローバルフロンティアリーダー(GFL)育成プログラムがあります。GFLプログラムでは多様な学びや文化体験、リーダーシップトレーニングを通じて、学生が実社会で活躍する力を養います。

GFLプログラムの主な特徴

・海外研修・留学

GFLオリジナルの留学プログラムとして、語学力向上や異文化理解の経験、各国の教育研究情勢の調査など様々な目的に応じて、オーストラリアのディーキン大学やネパールのカトマンズ大学、中国の大連工業大学などへの短期留学を提供しています。GFL生は全学生対象で実施される留学や海外研修プログラムにも積極的に参加しています。

・グローバル交流セミナー

合宿研修施設にてすべての学部のGFL学生や留学生が交流し、異なる専門分野の学生との対話や母国紹介、留学プログラム体験報告、スポーツ・バーベキューなどのレクリエーションを通じて、多様性の認識やコミュニケーション能力を高めるとともに、GFL学生としての意識を高めます。

・スペシャルセミナー: Global Awareness I & II

SDGsや国際的な課題、文化多様性、経済などをテーマに、英語での議論や発表を行います。これにより、グローバル意識を高め、実践的な英語運用能力を伸ばします。

・特別講演会

学生が主体的に企画・提案し、各界で活躍されている企業や自治体のトップリーダーや先端研究に携わる研究者を招聘し、最先端の取組内容や現状、主体的に活動してきた経験談など、様々なテーマについて講演いただきます。

・Intensive English

学生の英語力とコミュニケーション力を向上させるために、Intensive Englishの講座を実施しています。少人数制のクラスで英語の実践スキルを集中的に学び、ディスカッションやプレゼンテーションを通じて、グローバルな場で必要な表現力を養います。

・学生自主企画

学生が主体的に企画し、グローバル(国際的)要素やフロンティア(先進的)要素が入っている活動を行います。留学生との文化交流イベントや、世界の課題・現状を学ぶための講座などを行っています。

・留学生との交流「GFLet’s」

異文化理解や国際的視野の拡大、さらに英語でのコミュニケーション力向上を目的に、GFL学生が主体となり、留学生との交流プログラムや勉強会を積極的に企画・実施しています。

GFL学生への支援

GFL育成プログラムは選抜された学生が参画できるプログラムです。GFL学生は専用演習室の利用や授業料免除、留学費用補助、研究室早期配属など、教育研究・経済面で支援を受けることができます。また、GFLプログラムに取り組んできた証として、卒業時に「GFL修了証」及び「GFLプログラムオープンバッジ」を発行します。

群馬大学はこんな人におすすめ

群馬大学では、グローバルフロンティアリーダー育成プログラムにとどまらず、大学全体でグローバル人材の育成に力を入れています。群馬大学が目指すグローバル人材像は、海外で活躍する人にとどまらず、多様化が進む国内で活躍する人、複雑化する予測不能な社会でも活躍できる人です。
将来、学問分野を問わず国内外で活躍の場を広げたい方におすすめします。

群馬大学
https://www.gunma-u.ac.jp/

東京基督教大学(千葉県)

東京基督教大学

引用元:東京基督教大学ホームページ

東京基督教大学のグローバル教育の特徴

東京基督教大学(TCU)は、キリスト教精神に基づいたリベラルアーツ教育を通じて、グローバルな視点を持つ人材を育成しています。以下に、留学制度や学内での国際交流、奨学金制度など、東京基督教大学のグローバル教育の主な特徴を紹介します。

留学制度
バイオラ大学とのダブルディグリープログラム

アメリカのバイオラ大学とのダブルディグリープログラムでは、TCUで3年間、バイオラ大学で2年間学び、両校から学位を取得できます。学費はTCUにのみ支払うため、経済的負担を抑えつつ、アメリカの大学での教育を受けることができます。このプログラムは、国際的なキャリアを目指す学生にとって大きな魅力です。

交換留学制度

東京基督教大学は、主にアメリカにある複数の大学と協定を締結しており、短期留学生を迎えています。また、バイオラ大学とは交換留学制度を提供しており、学生は一学期間、現地で学費免除の特典を受けながら学ぶことができます。異文化体験と国際的な学びを深めたい学生にとって貴重なチャンスです 。

グローバル教育プログラム
海外英語研修

夏季休暇中1ヵ月、フィリピン・セブまたはカナダの語学学校で行う集中英語研修プログラムです。集中的な英語の学びに加えて、他国からの留学生との生活を通して、異文化理解への一歩を踏み出します。

英語による秋入学コース

2001年に開設された全英語の秋入学コースは、留学生だけでなく、日本人学生も入学可能です。英語で学位を取得したい学生や、英語力をさらに高めたい人にとって、国際的なキャリアを目指す理想的な環境です。また、日本語トラックの学生も英語科目を履修できるため、多様な学びが可能です。

グローバル・スタディーズ実習

異文化及びグローバルなテーマに関連する課題の現場に直接触れる体験を通して、学生自らが探求し学びを深めるプロジェクト型学習(Project-Based Learning)です。

約1週間~2週間の期間で、各自関心があるテーマを探求できる国内外の現場で実習を行います。

学内での国際交流
留学生との寮生活

東京基督教大学の学生生活の大きな特徴は、寮での留学生との共同生活です。学生がレジデント・アシスタント(RA)として留学生をサポートし、異文化間の交流を促進します。この日常的な交流を通じて、学生は多様な文化や価値観に触れ、異文化理解とコミュニケーション能力を高めることができます。

こんな人におすすめ

東京基督教大学は、国際的なキャリアを目指す学生や、キリスト教信仰に基づく学びを深めたい人に最適です。寮での異文化交流を通じて、日常的にグローバルな視点を養いたい人や、英語で学び、ダブルディグリーを取得して海外での経験を積みたい学生に特におすすめです。また、留学支援が充実しているため、経済的負担を軽減しながら、世界に飛び出す機会が豊富に用意されています。

詳しくは下記大学公式サイトからご確認ください!

▼東京基督教大学公式サイト

https://www.tci.ac.jp/

千葉商科大学(千葉)

千葉商科大学
引用元:千葉商科大学公式サイト

留学プログラム

千葉商科大学では、学生が国際的な視点を持つための多様な留学プログラムを提供しています。
• 異文化体験交流ツアー
o 短期間(3泊4日程度)で参加できる、初めての海外体験に最適なツアーです。全日程を教職員が引率し、現地の名所を訪れながら、協定校の学生と交流することができます。参加学生が安心して参加できるよう、サポートが充実しています。
• 海外ビジネス見学ツアー
o 海外で働くことやビジネスの実態を学ぶためのツアーです。現地で働く日本人ビジネスマンに直接話を聞くことで、海外ビジネスの魅力や困難、必要なスキルをリアルに体感できます。訪問先は日系企業を中心に、将来のキャリアに結びつく学びの機会が得られます。
• 海外語学研修
o 英語、中国語、韓国語の研修が用意され、2~3週間の短期留学で現地の文化や生活に親しみながら語学力を向上させます。研修先はアメリカやオーストラリア、イギリス、中国、韓国などに提携校があり、語学力を集中的に高めたい学生に最適です。
• 海外インターンシップ
o 海外インターンシップは、各国の社会経済を直接体験し、異なる価値観を持つ人々と働く経験を通じて、国際的なビジネスマナーやスキルを身につけながら、グローバルな視点を養うことができます。
 交換留学
o アメリカ、ドイツ、中国、韓国、台湾、タイ、ベトナムなどの提携校での交換留学制度も整っており、学生は現地の正規科目を履修しながら異文化に触れる経験を積むことができます。交換留学中は休学扱いにならず、取得した単位は千葉商科大学で認定されます。また、留学先の授業料は免除され、宿泊費や航空運賃もサポートされるため、経済的負担を軽減しつつ留学が可能です。
• ダブル・ディグリーのプログラム
o 4年間で千葉商科大学と中国の上海立信会計金融学院、双方の学位を取得するためのプログラムです。約1年間の留学が含まれます。留学に備えた語学力のサポートも充実しています。双方の学位を持つということは、それぞれの文化、社会事情、語学に精通し、国際的に活躍する人材の証となります。

千葉商科大学の経済的な留学サポート

千葉商科大学は、海外派遣プログラムに参加する学生に対し、研修費用の30%、50%、100%の費用補助を行っています。この補助金は、渡航費や宿泊費、授業料に充てられ、経済的な負担を大幅に軽減します。これにより、学生は安心して国際的な学びに挑戦でき、将来のキャリアに活かせる国際経験を積むことができます。

学内における国際交流プログラム

千葉商科大学は、留学生と日本人学生が交流できる施設や多彩な国際交流イベントを開催しています。

CUC International Square:

CUC International Square(通称:iSquare)は学内にいながら、まるで外国のカフェにいるような雰囲気の中で、日常的に英語や異文化に触れることができる施設です。スタッフとの1対1で英語の練習ができる「Private Sessions」や定期的に開催される「iSquareイベント」にも参加することで日常的に国際交流を楽しむことができます。

Language Exchange Hour:

留学生と日本人学生が互いの言語や文化を学び合う機会です。留学生とパートナーを組んで、会話練習や文化交流を行うことで異文化コミュニケーション力を磨くことができます。
新入留学生歓迎会やスポーツ大会: 新入留学生を迎える歓迎会や、学生同士が交流できるスポーツ大会が定期的に開催されます。
日本文化研修: 夏期・冬期には、日本文化を深く理解するための文化研修プログラムが実施され、留学生が日本の文化に触れる機会が提供されます。

CUC Summer Program:

海外の大学からの留学生を招き、異文化交流や日本文化体験、企業見学などを通じて異文化理解を深める約10日間のプログラムです。一緒にプログラムに参加する事で、日本にいながら国際交流を図ることができます。

グローバルスタディーズコース(2025年度新設)

2025年度から、千葉商科大学は全学部に対応したグローバルスタディーズコースを新設します。このコースでは、全ての学生が各学部での専門的な学びを国際化社会で活かせるよう、「異文化・多文化コミュニケーション」の知識とスキルを学ぶためのカリキュラムが組まれています。自分の興味・関心に合わせて柔軟に科目選択を行い、グローバルなビジネスや国際的な課題についての知識と思考を深め、異文化理解力や語学力を高めることを目的としています。

千葉商科大学はこんな人におすすめ

千葉商科大学は、経済的支援や多様な留学プログラムを通じて、グローバルな視野を身につけたい学生に最適な環境を提供しています。海外留学を通じて語学力や国際感覚を高め、将来国際社会で活躍するための実践的なスキルを習得したい方におすすめです。

城西国際大学(千葉県)

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引用:城西国際大学公式サイト

城西国際大学のグローバル教育の特徴

城西国際大学は、観光学部やメディア学部など多様な学部でグローバル教育を展開しているのが特徴です。

特にメディア学部では、ハリウッド映画スタジオ見学などを取り入れたユニークな米国研修を実施しており、グローバルな視点でメディア業界について学ぶことができます。

また、学内には語学教育センターが設置されており、英語カフェなど留学生との交流の機会も数多く提供されています。普段の学生生活の中で自然な形で異文化理解を深められる環境が整っています。

城西国際大学のグローバル教育の留学制度

城西国際大学の留学制度「JEAP(城西国際大学海外教育プログラム)」では、世界各地の協定校への留学が可能です。留学先は、アメリカやカナダの他、中国、台湾、韓国、フィリピンなどのアジア圏も充実しています。

交換留学の場合、留学先大学の授業料は免除されるので、留学費用を抑えることができます。

城西国際大学はこんな人におすすめ

将来、観光業界やメディア業界でグローバルに活躍したいと考えている方にとって、城西国際大学の実践的なカリキュラムはかなりおすすめです。

▼城西国際大学公式サイト

https://www.jiu.ac.jp/

▼城西国際大学の留学制度に関するページ

https://www.jiu.ac.jp/cie/program/detail/id=4530

グローバル教育に強いおすすめ大学(九州)

福岡工業大学(福岡県)

福岡工業大学

福岡工業大学のグローバル教育の特徴 

福岡工業大学では、「多様な価値観と創造力をもって、グローバル化及び持続型社会の進展に主体的に対応できる実践型人材を育成する」ことを教育理念とし、60周年の節目である2026年に向けて「FIT Global Vision for 2026」において3つのビジョンを掲げています。

これらのビジョンに基づき、福工大では海外協定校の拡大強化を行い、海外協定校等の学生と共に具体的な課題を主体的に解決する「FIT-Global PBL」(以下FIT-gPBL)が全学的に展開されています。また、正課外においても短期から長期に亘り大学からの経費補助制度が充実した多様な国際プログラムを提供している他、国際連携室に併設のGlobal Student Lounge(GSL)ではネイティブ職員が目的に応じた英語学習支援を行うなど、学生のニーズに併せて国際適応力を強化することが出来る学習環境が整っています。

さらに、大学からの全額経費支援により海外研修への参加が可能となる4年間一貫のグローバル人材育成プログラム~Global Challenge Program(GCP)~では、力の醸成に時間を要する多面的な国際適応力を継続的に行う学科横断の協働学習の取組を学内外で展開しています。 

 Vision 1  国際適応力を有し、多様な価値観の中で活躍できる人材を育成する。 

Vision 2  海外協定校との交流を強化し、教育研究での連携を促進する。 

Vision 3  九州のさらなる発展に寄与し、地域のグローバル化に貢献する。 

 

体系的な留学プログラム 

福岡工業大学では、グローバルな視野に立ち世界で活躍できる人材・技術者を育成することを目指した教育の一環として、海外協定校等の学生と共に具体的な課題を主体的に解決する「FIT-Global PBL」(以下FIT-gPBL)が、各学部・学科で提供されています。 

FIT-gPBL派遣先> 実績 

台湾宜蘭大(台湾)、マラ工科大学(マレーシア)、ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)、キングモンクット工科大学ラカバン校(タイ) 

また、福岡工業大学では、1ヵ月からのオンライン英会話、3-4週間のオンライン留学(フィリピン・セブ島)、4週間のカナダの協定校(センテニアルカレッジ)における語学研修の他、タイ協定校(キングモンクット工科大学ラカバン校)における就業体験が可能な短期海外研修や協定校における半年から1年間の長期留学を展開し、そのすべてのプログラムにおいて、経費支援制度を適応しています。 

 14ヵ国・地域の41大学と提携(2024年9月現在)   

海外協定校 | 福岡工業大学 国際連携室 

4年間一貫のグローバル人材育成プログラム~Global Challenge Program(GCP)~では、2年次の春季にハワイ大学マノア校における海外研修を実施し、選抜者されたGCP参加者においては研修費用を大学が全額補助支援を行い、学生の学修をサポートしています。 

FITの国際プログラム|国際交流|教育・国際|福岡工業大学 

福岡工業大学では教育研究に当たる教員の海外研修や学生支援に当たる若手職員の海外研修を海外協定校で実施しており、大学を挙げてグローバル人材育成へ向けた取組がなされています。 

FIT Admin Staff Training in 2024~タイ王国・シンガポールにて職員研修を実施~|トピックス|新着情報|福岡工業大学 

学生生活とサポート体制 

プログラム監修を行う教員と担当職員の教職協働による丁寧な学生支援を展開するとともに、すべての国際プログラムの派遣の前後で事前・事後オリエンテーションを実施し、学生が安心して海外留学に参加し、学びを深めることが出来る充実した学修支援を行っています。

具体的には、プログラムコンテンツに関する事前学習の他、危機管理に対する学びやネイティブ職員による事前英語学習支援、また帰国後には学習成果をレポート・プレゼン発表により言語化する機会を設けています。 

特徴的な事例と学生の体験 

福岡工業大学の学生は、正課外においてもすべての学生に開かれたGlobal Student LoungeGSL)でのネイティブ講師による英語学習の機会や多様な留学の機会を通して、体系的に学びを培いながら、英語力のみならず多文化理解やグローバルマインドなど、幅広い国際適応力を醸成することができ、自己の描く目標の実現へのチャレンジを最大限サポートする体制が充実しています。

また、福工大では海外協定校からの多国籍の留学生を受入れ、サマープログラム、gPBL、インターンシップ等さまざまな国際事業を展開しており、学内においても学びを実践的に深めることが出来る留学生との交流の機会が多く提供されています。

これらの機会を捉えて多面的な国際適応力を高め、グローバル企業で活躍する卒業生も多く輩出しています。 

福岡工業大学はこんな人におすすめ 

福岡工業大学は、グローバル教育で学ぶすべての学生へその意義への理解を深め、目的に応じた学習の機会を提供しています。教職協働による学習支援に加えて手厚いプログラム経費支援などが充実しており、これまで英語学習を避けてきた学生や英語が不得意な学生であっても学習意欲を高めてチャレンジし、語学力のみならずグローバル社会で求められる幅広い国際適応力を培うことを目指す学生にとっておすすめです。

さらに、今年度より高度な技術者を目指した6年一貫教育~FIT-Tech~も始動されたことから、グローバルエンジニアを目指す学生にも強くおすすめです。 

<引用サイト> 

FIT Global Vision for 2026|国際交流|教育・国際|福岡工業大学 

FITの国際プログラム|国際交流|教育・国際|福岡工業大学 

福岡工業大学 国際連携室 

<参考> 

~高度な技術者を目指して6年一貫教育~ FIT-Techプログラム第1期生109名が活動を開始します|トピックス|新着情報|福岡工業大学 

台湾雲林科技大×福工大、TSMC設立の「日本人プログラム」募集協力開始|ニュースリリース|新着情報|福岡工業大学 

宮崎国際大学(宮崎県)

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宮崎国際大学のグローバル教育の特徴

宮崎国際大学は、グローバル人材育成に注力しており、その教育プログラムは実践的で多様な経験を提供しています。以下では、具体的な教育プログラムを紹介します。

国際教養学部の取り組み

宮崎国際大学の国際教養学部は、授業のほとんどを英語で行い、学生の英語によるコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、そして、クリティカルシンキング力を鍛えることに重点を置いています。このアプローチにより、学生は幅広い知識と高度な思考力を身につけることができます​

授業を英語で行うことで、学生は日常的に英語に触れ、自然な形で言語能力を向上させることができます。さらに、異文化理解や国際的な視野を広げることができるため、グローバルなビジネスや国際機関でのキャリアにも対応できる力を養います。

専門コース

国際教養学部には以下の4つの専門コースが設置されており、学生は自分の将来のキャリアに合わせて選択することができます​。

グローバル・リベラル・アーツコース:

SDGs達成に寄与できる人材を目指す。このコースでは、リベラル・アーツ教育を基盤に、広範な知識とクリティカル・シンキングを育成します。

ホスピタリティ・観光マネジメントコース:

国境を越えて観光産業で活躍できる人材を目指す。このコースでは、実践的なスキルと異文化理解を通じて、グローバルな視点から観光マネジメントを学びます。

国際ビジネス・マネジメントコース:

グローバルな視点から企業や社会のマネジメントができる人材を目指す。このコースでは、国際ビジネスの基本と応用を学び、実践的なマネジメントスキルを習得します。

英語教育コース:

高度な英語能力を有する英語教員を目指す。このコースでは、言語教育の理論と実践を学び、効果的な英語教育を提供できる人材を育成します。

宮崎国際大学の留学制度

宮崎国際大学国際教養学部では、2年次後期に全ての学生が1学期間の海外研修に参加することが必修となっています。この研修プログラムは、英語圏の大学での学習を通じて、学生が異文化を直接体験し、国際的な視野を広げることを目的としています​。

留学プログラムにはメインの海外研修に加えて、現地と国内のハイブリッド型で費用を抑えたプログラムや、要件はあるものの授業料が無料になるアジアプログラムがあります(授業は英語で行われます)。学生は英語圏の大学での講義や現地での生活を通じて、学術的および文化的な経験を積むことができます​。また、この海外研修制度は各大学に10人を限度として派遣されるため、日本人学生が多くなり留学の効果が薄くなることを防いでいます。

また、3年次からは交換留学に行くことも可能です。選抜はありますが、交換留学のため留学先の授業料はかかりません。豊富な留学制度と選択肢があり、卒業までに留年などをすることなく多くの海外経験を積むことができますね。

宮崎国際大学はこんな人におすすめ

キャンパス内でグローバルな雰囲気を味わいたい方や、異文化理解力を深めたい方、そして英語を実践的に学びたい方にとって、宮崎国際大学は最適な環境を提供します。特に、海外留学や多様な専門コースを通じて将来のキャリアを明確にしたい方には非常に有益です。

▼宮崎国際大学公式サイト

https://www.miu.ac.jp/

福岡女子大学(福岡)

福岡女子大学

福岡女子大学のグローバル教育の特徴  

福岡女子大学は、国際的な視野を持つ人材を育成するため、様々なグローバル教育プログラムを展開しています。特に、国際交流協定校との連携や、語学力・異文化理解を深めるための多彩な留学プログラムが特徴です。 

福岡女子大学の主要な交流協定校 

福岡女子大学は、20ヵ国・地域にわたる34大学と交流協定を締結しています。以下は、その一部です。

国・地域 協定校
中国 同済大学外国語学院・女子学院、大連大学
台湾 淡江大学、国立東華大学
韓国 梨花女子大学校、釜山外国語大学校、ソウル大学校生活科学大学、ソウル女子大学校、壇国大学
インド デリー大学レディシュリラム女子カレッジ
インドネシア ガジャマダ大学、ボゴール農科大学
タイ チュラロンコーン大学、マヒドン大学、タマサート大学
アメリカ スペルマン大学、ジョージア大学、ハワイ大学西オアフ校
イギリス マンチェスター大学、キール大学
オーストラリア フェデレーション大学

国際舞台で活躍する人材を育成するために、海外の教育機関との学術、学生交流連携を積極的に推進し、学生のニーズに対応した海外留学プログラムを幅広く提供しています。

特徴的なグローバルプログラム 
  1. English Village

参加学生が「日本からEnglish Villageにやってきた」という設定で行う、海外留学疑似体験プログラムです。合宿形式の研修では、日本語の使用は厳禁で、英語のみで生活を送ります。英語が堪能な交換留学生も、サポート役としてプログラムに参加しています。

  1. CASEUFサマープログラム

毎年8月に実施しているサマープログラムです。授業はすべて英語で行われ、本学の学生にとっては、協定校からの留学生達と共に、国際的な環境で学べる貴重な学内留学体験となっています。

留学生の受け入れ体制とサポート 

福岡女子大学は留学生の受け入れにも積極的です。2023年度の受け入れ実績は以下の通りです。

プログラム名  参加人数 
正規留学(学部) 53名 
正規留学(大学院) 25名 
交換留学  40名 

留学生は、大学内の「国際学友寮なでしこ」で生活し、日本の文化や生活に適応しながら学業に取り組みます。また、学生サポーター(JD-Mates)制度により、在学生がイベントや手続き、生活のサポートを行っています。 

海外留学奨学金・サポート体制 

福岡女子大学はこんな人におすすめ 

福岡女子大学には大学独自の奨学金制度があります。日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度奨学金の申請や、その他各種奨学金の申請のサポートも行っており留学する学生の経済的な負担を減らせるよう努めています。
また留学前の危機管理セミナーの実施をはじめ、留学中のきめ細かいサポートを行っており、在学生が安心して留学に行ける環境が整っています。

▼福岡女子大学の公式サイト

http://www.fwu.ac.jp/

宮崎公立大学(宮崎県)

宮崎公立大学

宮崎公立大学のグローバル教育の特徴

宮崎公立大学は、リベラルアーツ教育を通じて、国際的な視野を持ち、幅広い知識と確かな専門性を身につけたグローバル人材の育成を目指しています。学生は、現代社会の多様な課題に対応し、国際的な舞台で主体的に活動できる力を養います。特に、言語能力や異文化理解を深めるための実践的な教育プログラムが充実しており、学生がグローバルに活躍するための基盤を提供しています。

宮崎公立大学の留学制度

宮崎公立大学は、英語圏、韓国、中国を含む6か国8校と学術交流協定を結んでおり、長期・短期の留学プログラムを通じて学生に幅広い国際経験を提供しています。

公費派遣留学(長期プログラム)

長期の派遣留学プログラムでは、4か月から1年間にわたって、英語圏や韓国、中国の提携大学で学ぶことができます。以下は留学の特徴です。

英語圏:4~5か月間の留学

韓国:10か月間の長期留学

中国:半年から1年間の留学

異文化実習(短期プログラム)

短期の異文化実習プログラムは、夏季・春季休暇中に実施される3週間から1か月間のプログラムです。語学学習と現地文化体験を組み合わせたこのプログラムでは、以下の特典があります。

  • 正規授業として2単位が付与される
  • 渡航助成金として渡航費の半額(上限15万円)が支給される
休学私費留学

宮崎公立大学では、外部の留学専門会社3社と連携し、休学中の私費留学にも強力なサポートを提供しています。休学中は授業料が発生しないため、学生は費用を抑えながら、自分に合った留学を自由に計画することが可能です。

大学全体としての取り組み

宮崎公立大学は、幅広い教養と高度な専門性を備えたグローバル人材の育成に力を入れています。特に、国際文化学科では「言語・文化」「メディア・コミュニケーション」「国際政治経済」の3つの専攻を体系的に学びながら、他専攻も横断的に学ぶことで、学生の国際的視野を広げ、バランスの取れた専門知識を修得することができます。

また、グローバル人材養成プログラムとして、英語教育に加え、中国語や韓国語といった東アジア言語の学習も充実しており、語学力を実践的に高めることが可能です。TOEICスコアの向上を目指すカリキュラムや異文化実習プログラムを通じ、学生は異文化理解とコミュニケーション能力を養いながら、実社会で活躍できるスキルを身につける環境が整っています。

宮崎公立大学はこんな人におすすめ

宮崎公立大学は、グローバルな視野を持ち、積極的に海外経験を積みたい学生に最適です。豊富な留学制度や奨学金を活用して、費用面の負担を軽減しながら留学できる環境が整っています。また、学内でも留学に興味を持つ学生が多いため、国際交流や異文化理解を深める機会が豊富にあります。国際的な舞台で活躍するスキルを身につけたい方にとって、宮崎公立大学は理想的な選択肢です。

グローバル教育に強いおすすめ大学(関西)

大阪学院大学(大阪府)

大阪学院大学

大阪学院大学のグローバル教育の特徴

大阪学院大学は、国際的な視野を広げるための多彩な留学制度とグローバル教育プログラムを提供しています。学部に関係なく、幅広い国際経験を積むことができ、学生は異文化理解と語学力を高めるためのさまざまな機会を活用できます。

1. 留学プログラム

交換留学

交換留学は、提携大学との協定に基づき、留学する制度です。現在、大阪学院大学は世界28の国と地域にある64大学と交換留学協定を結んでいます。交換留学の主なメリットとして、留学先の授業料が免除されます。また、派遣交換留学生には交換留学奨励金が貸与され、卒業時には返還不要となります。

留学期間は4か月、もしくは10か月のどちらかを選択でき、留学中に履修した科目は帰国後に単位として認定されるため、留学をしても4年間での卒業が可能です。留学先での授業は主に英語や現地の言語で行われるため、留学前に一定の語学力が求められます。

海外研修

初めて海外に挑戦する学生や長期留学の第一歩として、短期研修プログラムが提供されています。このプログラムは、夏期または春期の休暇中に約2週間から1か月、海外で語学や異文化を学ぶ機会を提供しており、英語のほか、ドイツ語、韓国語、中国語など、多様な言語を学べるプログラムがあります。また、ホームステイや寮生活を通して現地文化に触れることで、語学習得以外の経験も積むことができます。

First-Step Study Abroad Program

「First-Step Study Abroad Program」では、1年生対象の短期研修プログラムとして、フィリピンでの英語研修を提供しています。英語教育の場として注目されるフィリピンのエンデラン大学とGITC(Green International Technology College)の2か所で研修が行われます。

エンデラン大学では、英語学習に加えて、ストリートチルドレンの支援活動をしているNPO団体から社会課題について学びます。GITCでは、英語学習とSDGsの理解を深める内容で、現地の学生と交流しながら社会問題について学ぶアクティビティが盛り込まれています。どちらのプログラムも英語力と異文化理解力の向上をめざし、国際的な視野を広げる絶好の機会となっています。

2. I-Chat Lounge

I-Chat Loungeは、日常的に外国人スタッフや留学生と交流を行えるスペースとして、学生から高い評価を受けています。日本人学生と留学生が気軽に集まり、英語をはじめとする外国語での会話を通じて、語学力を磨きながら異文化理解を深めることができます。また、ワークショップや文化交流イベントも開催されており、異文化に触れる絶好の場となっています。

3. CETハウスシェアプログラム

CETハウスシェアプログラムは、留学生と日本人学生が共同生活を送りながら、日常生活を通じて異文化交流を深めるプログラムです。共同生活の中で言語や文化の違いを実感することができます。このプログラムは、将来国際的なキャリアを目指す学生にとって貴重な体験の場となります。

4. 外国語学部 英語学科

外国語学部英語学科では、2025年から2つの専攻が新設されます。

英語学専攻

英米文学や文化、通訳ガイド論をはじめとするシーン別の英語、教育分野としての英語など従来の英語教育を中心に英語への理解を深め、語学以外の専門性も身につけます。また、英語に加えて、中国語、韓国語依、ドイツ語、フランス語から1つ選んで学び、複数言語を習得することで、より多くのシーンで言語運用能力を発揮できる力を養います。

Global Studies専攻

コミュニケーション重視の授業を通して、英語で英語を学び、「読む、書く、聞く、話す」の4つのスキルを習得。TOEIC®L&R TESTなどの資格取得にも重点を置いています。また、元外交官や国連職員、グローバル社会で経験を積んだ講師陣からは、国際的な視野や異文化への対応力などを学びます。

大阪学院大学はこんな人におすすめ

大阪学院大学は、学内での国際交流や留学を通じて、実践的な英語力と異文化理解を深めたい学生に最適な環境を提供しています。語学力を磨きながら、異文化体験をしたい方、将来的に国際社会で活躍するための力を身につけたい方におすすめです。

 大阪保健医療大学(大阪府)

大阪保健医療大学

大阪保健医療大学のグローバル教育の特徴

大阪保健医療大学は、医療・福祉分野の専門家を育成するために、国際的な視点を持った教育プログラムを展開しています。特に、リハビリテーション学科を中心に、海外の医療機関と連携した留学プログラムや国際交流活動が行われており、学生が国内外で活躍できるようなグローバルな視野を育成しています。

引用元:【大阪保健医療大学ホームページ

1. 研修プログラムと国際交流

大阪保健医療大学は、海外の大学や医療機関と提携し、短期留学や国際研修を行っています。特にカンボジアでのスタディツアーに力を入れており、他大学では決して体験できないような内容のツアーを毎年開催しています。初めて参加する学生向けのベーシックコース、より高度な医療プログラムを体験するアドバンスコースを設定しています。また、タイのチェンマイ大学とも提携しており、リハビリテーション学科の学生が参加できるプログラムが提供されています。このプログラムでは、現地での臨床実習やリハビリテーションに関する特別なプログラム(例: 象介入リハビリテーション)に参加することができ、異文化理解と医療技術の向上を目指します。他のアジア諸国だけでなく北米との連携も積極的に進めており、医療の現場で国際的な視野を育てることが重視されています。

2.海外提携大学&リハビリテーション関連施設

1. チェンマイ大学 保健医療学部(Faculty of Associated Medical Sciences, Chiang Mai University)

タイ北部に位置するチェンマイ大学は、タイ国内でも有名な国立大学で、特に医療分野での教育・研究に定評があります。保健医療学部(Faculty of Associated Medical Sciences)には、作業療法学科や理学療法学科などがあり、リハビリテーションに特化した学習プログラムが提供されています。ここでは、学生たちは現地の医療現場で実践的な技術を学びながら、タイの医療ニーズや環境に適応したリハビリテーションの実習を行います。タイのリハビリテーション分野は成長が著しく、地域社会でのニーズも高まっており、実習生にとっては大変有意義な学びの場です。

2. カンボジア日本技術大学(Cambodia Institute of Japanese Technology)

カンボジア日本技術大学(Cambodia Institute of Japanese Technology)は、カンボジアで初めての介護福祉士養成校です。首都プノンペンに設立され、日本の介護技術を基にした教育プログラムを提供しています。学生はここでカンボジア国内の介護福祉士としての知識とスキルを学び、さらに日本での臨地実習にも参加できます。カンボジアにおける介護の重要性が高まっており、同大学は日本とカンボジアの架け橋として、両国の介護人材育成を支援しています。

3.Mobile Health Care(モバイルヘルスケア医療看護サービス)

カンボジアの首都プノンペンに位置するMobile Health Careは、カンボジア初の在宅ケア事業として注目されています。この施設では、訪問ケアや通所リハビリテーションサービスを提供しており、主に高齢者や障害者を対象に、リハビリテーションや看護ケアを実施しています。訪問型のケアは、カンボジアにおいて新しいサービス形態であり、Mobile Health Careはこの分野の先駆者として位置づけられています。学生たちはこの施設で、在宅医療の実際を学び、地域社会での医療ニーズに直接応える経験を積むことができます。

4. Vissar Nursing Center and Home Care Services(医療看護サービス)

カンボジアの医療・介護・高齢者ケアに特化したトップクラスの医療・介護センターを目指す施設として活動しています。質の高い医療と看護を通じてカンボジアの高齢者の健康増進、日常生活のサポートを行っており、日々の交流や娯楽、介護を通じて楽しい高齢者コミュニティの輪を広げています。カンボジア初の大手高齢者クリニックとして、カンボジアのヘルスケア研修センターの役割も担っています。

3. 国際交流センターのサポート

大阪保健医療大学には、国際交流センターが設けられており、学生が国内外での国際的な学びを深めるためのサポートを提供しています。このセンターは、海外研修の手続き、現地での生活サポート、語学のサポートを行うほか、海外研修者希望者向けのオリエンテーションや説明会を定期的に開催しています。また、学内での異文化交流を促進するイベントやセミナーも頻繁に実施されており、学生が日本国内にいながらも国際的な視野を広げる機会が提供されています。

こんな人におすすめ

海外での医療実習に興味がある学生: 特にリハビリテーション分野で、現地の医療・地域実習を通じて国際的な医療の知識やスキルを学びたい方に最適です。

医療分野でのグローバルな視点を養いたい学生: 国内外での研修や国際交流を通じて、国際的な視野を広げたい方にぴったりのプログラムが用意されています。

大阪保健医療大学は、国内外での国際交流活動を通じて、学生がグローバルに活躍できるような環境を提供しており、医療の知識や技術を深めるための多彩な機会を提供しています。

神戸情報大学院大学(兵庫県)

神戸情報大学院大学

 

神戸情報大学院大学のグローバル教育の特徴

神戸情報大学院大学(KIC)は、ICT(情報通信技術)を中心としたグローバル教育に力を入れており、世界中の社会課題に対して技術を活用して解決策を見出すことを目指しています。

この大学はこれまで100ヵ国以上からの留学生を受け入れており、学生は非常に多様なバックグラウンドを持っています。

学内のグローバル教育プログラム

KICのカリキュラムは、「ICTプロフェッショナルコース」と「ICTイノベータコース」の2つに分かれています。日本語と英語のいずれかで履修可能で、特にICTイノベータコースでは、すべての授業が英語で行われ、国際的なビジネスや技術に対応できる人材育成を目指しています。

さらに、AIやデータサイエンスを活用した課題解決にも取り組むことができ、実践的なプロジェクトを通じてスキルを磨くことができます。

過去の国際交流関連の特別な取り組みの実績

KICは独自の教育プログラムも積極的に開発しており、過去にいくつかの特徴的な取り組みが行われてきました。以下は国際交流に関連する取り組みの例です。

JICAとの連携による研修の実施

2012年には、JICAの委託を受け、アフリカ8カ国から政府高官などを招き、「ICT活用による開発課題解決」コースを実施しました。KIC独自の「探究実践演習」を基軸に、ICT技術の講義や実習、グループワークを通じて、参加者は自国の課題解決に向けた具体的なアイデアを創出しました。

この研修を切り口とし、これまで数多くの研修を受け入れ実施した結果、 JICAから高い評価を受け、2019年に「国際協力を通じて開発途上の人材育成や社会発展に多大に貢献した」として「JICA理事長賞」を受賞しました。

世界のトップ大学と並んで日本/世界銀行 共同大学院奨学金制度 (JJ/WBGSP)に採択

世界銀行では1987年以降、日本政府による世界銀行への拠出により、日本/世界銀行共同大学院奨学金制度(JJ/WBGSP)を運営しています。

KICは世界のトップ大学と並んで、2020年、2021年に対象プログラムとして採択されました。

日本からは他に東京大学、筑波大学、慶應義塾大学、横浜国立大学、国際基督教大学などが選ばれ、世界からはHarvard’s Kennedy School of Government、University of California-Berkeley、Columbia University、Cornell University、Johns Hopkins University、Massachusetts Institute of Technology (MIT) 、SOAS University of London、University of Birmingham、University of Hong Kong 等トップ大学が採択されています。

ルワンダをはじめとしたアフリカ各国との連携

2014年には、ルワンダ民間セクター連合ICT商工会議所と、ICT関連人材の育成と産業振興に関する連携協定を締結しました。この協定を皮切りに、ルワンダの首都キガリと神戸市で連携して、1000人(1K)の雇用を生み出すことを目的としたプロジェクトであるK-Initiativeを進めるなど、ルワンダとの連携を深めています。アフリカとの連携はルワンダのみならず、現在までにアフリカ54ヵ国中38ヵ国から学生がKICに学びに来ています。

神戸情報大学院大学はこんな人におすすめ

ICTやAIを活用して社会課題を解決したい方

グローバルな視点で技術を活用し、現実の課題解決に取り組む学びを提供しており、特に開発途上国での課題解決に興味がある方に最適です。

多文化環境で学びたい方

世界100ヵ国以上からの留学生が学んできた環境の中で学ぶことで、多様な文化や価値観に触れながら成長できる環境が整っています。

柔軟な学習スタイルを求める方

100%オンラインでの修士取得も可能なため、ライフスタイルに合わせて学びたい方にもおすすめです。

大阪工業大学(大阪府)

大阪工業大学

大阪工業大学のグローバル教育の特徴

大阪工業大学(OIT)は、技術と国際的視野を兼ね備えた人材育成に力を入れており、さまざまな留学プログラムや奨学金を提供しています。特に、海外の大学との連携を強化し、学生のグローバルな経験を積む機会を多く提供しています。

留学プログラムの具体例

· 語学研修・文化体験プログラム

夏期・春期休暇を利用して、海外の協定校での語学研修や文化体験プログラムを実施しています。英語圏での語学研修プログラムでは、語学学校や海外協定校で1~4週間、英語を集中特訓します。学部生は一定の条件を満たせば、単位認定が可能です。(参加時点での語学力不問)はじめての海外渡航や留学の学生におすすめです。

· 国際PBLプログラム(Project-Based Learning)

2〜3年生を主な対象とした短期プログラムで、海外の大学と共同で課題解決型の学習を行います。約1週間で、英語を使いながら他国の学生と共同プロジェクトを進め、実践的なスキルを磨きます。異なる価値観を持つ人々と協働することで、課題解決力、チームワーク、創造力、 多様性の理解力が身につきます。

· 海外研究支援プログラム

本学大学院に内部進学が確定している学部生および大学院生を選抜して、指導教員の推薦する海外の大学・機関に1カ月以上派遣し、その渡航費、研究活動の経費、生活費の一部を支援します。現地の研究者や学生から刺激を受け、研究力はもちろん多様性の理解力、行動力、コミュニケーション能力、自立心が身につきます。

· 長期交換留学プログラム

在学中に最長1年間、海外協定校等へ学費負担なしで留学することができる制度です。留学の種類は①専門科目の授業履修、②語学学習(英語、韓国語、中国語等)、③研究/インターンから選択可能です。長期間海外に滞在し学ぶことで大きく成長することできます。派遣先の授業を履修した場合、一定の条件を満たしていれば、帰国後に本学で単位認定が可能です。

大阪工業大学の留学サポート・奨学金

· グローバル学習支援制度

海外留学を希望する学生の支援とグローバルマインドの維持向上を目的に、2020年度から一定の基準により費用の一部を支援する制度を設けています。語学研修(オンライン含む)や海外協定校のプログラムに加え国際交流センター長が教育効果が高いと判断したプログラムが対象となります。渡航プログラムには5万円、オンラインプログラムには1万円の支援が行われ、プログラム終了後に修了証明やレポートを提出する必要があります。

· 長期交換留学のサポート

海外研究支援プログラムと長期交換留学プログラムでは、2024年4月1日以降に出発する学生に対して新たな費用サポートが導入されました。

渡航費補助:渡航国別に定められた上限額まで、往復の渡航費実費が支援します。

JASSO奨学金:専門科目の授業履修や研究室インターンシップに参加する場合、JASSO奨学金として月額6万~10万円が支給されることがあります。

大阪工業大学の学内での国際交流

留学やグローバル教育に加えて、学内での国際交流を積極的に推進しています。学生がキャンパス内で自然に英語や異文化に触れられるよう、さまざまなサポート施設や交流イベントが用意されています。

1. Language Learning Center (LLC)

英語を学びたい学生や、国際的なコミュニケーション能力を高めたい学生のための「英語空間」です。学生に英語を日常的に使える環境を提供し、TOEICスコアの向上や研究発表の英語準備など、目的に合わせた学習をサポートしています。

また、ハロウィンやクリスマスなどの季節ごとのイベントや、映画鑑賞会など、学生同士や留学生との交流を楽しむためのイベントも頻繁に開催されており、リラックスした雰囲気で英語を使う機会を提供しています。

2. バディ制度(国際友好部)

日本人学生が外国人留学生をサポートする仕組みが整っています。国際友好部のメンバーが、歓送迎会や留学生を関西の観光地に案内するなど、季節ごとにイベントを企画した留学生が日本の文化を体験できる機会を提供しています。また、日本人学生も交流を通して新しい気付きがあり、国際感覚を養うことができるのが大きな魅力です。

大阪工業大学はこんな人におすすめ

グローバルな視野を身につけ、技術や国際的な経験を兼ね備えたキャリアを目指したい学生にとって、大阪工業大学は理想的な環境を提供します。短期・長期の留学プログラムや支援金制度を活用することで、学生は学びの幅を広げ、国際社会で活躍できるスキルを磨くことができます。

神戸女学院大学(兵庫県)

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神戸女学院大学のグローバル教育の特徴

引用元:神戸女学院大学ホームページ

神戸女学院大学は、1875年に創立された日本で最も古い女子大学の一つであり、その教育は「リベラルアーツ教育」と「キリスト教主義」を基盤としています。西宮市に位置するキャンパスは、自然豊かな環境と、歴史的価値のある建物群に囲まれており、2014年にはその一部が国の重要文化財に指定されました。

留学プログラムの詳細

神戸女学院大学では、学生が国際的な視野を広げ、グローバルな場で活躍できるように、様々な留学プログラムを提供しています。以下に、具体的なプログラムを紹介します。

派遣留学(交換留学): 神戸女学院大学は、アメリカのセント・ノーバート大学やカナダのカルガリー大学、台湾の中国文化大学など、世界各国の大学と提携しており、これらの提携校への交換留学プログラムを提供しています。学生はこれらの大学で最大1年間学ぶことができ、留学先の授業料が免除されるとともに、神戸女学院大学の授業料も一部免除されます。

語学研修プログラム: 夏季や春季の長期休暇を利用した短期語学研修プログラムが用意されています。フィリピンのノースウエスタン大学での2週間の集中英語研修や、アメリカやカナダでの短期語学プログラムは、現地での文化交流やホームステイを通じて、学生が実践的な語学力を磨く機会を提供しています。

サポート体制と学内環境

神戸女学院大学は、少人数教育を重視しており、約70%の授業が20名以下のクラスで行われています。これにより、学生は教員との密接なコミュニケーションを通じて、個別の学習サポートを受けることができます。

また、大学内の国際交流センターは、留学前の準備や留学中のサポート、異文化交流の促進を目的として活動しています。留学前には、学生が安心して海外での生活を始められるよう、事前研修が実施されます。

その他に、キャンパス内では「バディ制度」と呼ばれる制度があります。海外から留学に来た学生とバディで活動することで留学生の日本での生活をサポートするボランティア制度です。日本にいながら、海外から来た学生と交流を持つことができる制度です。

その他の特徴的な事例

神戸女学院大学の「グローバル・スタディーズ学科」では、「人と人を繋ぐ人」を目指すための実践的な教育が行われています。この学科では、ジェンダー研究や国際関係論、環境問題に関するフィールドワークやプロジェクトを通じて、学生が実際の社会問題に取り組む機会が豊富に用意されています。

単に外国語を学ぶだけではなく、これからの社会で起こりうる現実的な困難に立ち向かうために必要な情報処理能力や判断するための教養などを身に着けることができる非常におすすめの学科です。

どんな人におすすめか

神戸女学院大学は、リーダーシップを発揮し、国際的に活躍したいと考える女性に最適な環境を提供しています。特に、語学力を高めながら、グローバルな視点で社会に貢献したいと考えている学生にとって、この大学の教育プログラムは非常に魅力的です。また、就職支援が充実しているため、将来のキャリア形成を見据えた学びを提供しています。

摂南大学(大阪府)

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引用元:摂南大学ホームページ

摂南大学のグローバル教育の特徴

摂南大学は、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、幅広いグローバル教育プログラムを提供しています。

学生が国際的な視野を広げ、多文化共生の価値を理解し、実践的な経験を積むことができる環境を整えています。

特に、留学プログラムや外国人留学生との交流を通じて、学生が実際に異文化に触れる機会を豊富に提供しています。

多様な留学プログラム

摂南大学では、学生が1年次から短期留学に参加できる環境が整っています。

夏期や春期休暇を利用した短期留学プログラムは、2週間から3週間の期間で実施され、学生は語学力の向上と異文化理解を深めるための貴重な経験を積むことができます。

例えば、オーストラリアの語学学校での英語学習、マレーシアのマレーシア科学大学での文化体験、韓国の大田大学校での韓国語学習や文化体験、台湾の淡江大学での中国語研修などがあり、参加学生は現地の学生との交流や文化体験を通じて言語スキルを実践的に磨きます。

さらに、摂南大学は半年から1年間の長期交換留学プログラムも提供しており、学生はアメリカ、マレーシア、韓国、台湾などの協定校で専門的な学部授業を履修し、より深い学びを得ることができます。これらのプログラムは、現地の学生と共に学び、異文化の中で自分の専門分野をさらに掘り下げる機会を提供します。

学生支援と学内環境

摂南大学では、学生が安心して国際経験を積むことができるように、充実したサポート体制を整えています。大学には「グローバル教育センター」が設置されており、留学前の準備から帰国後のフォローアップまで、学生を全面的にサポートしています。

また、留学生との交流や語学学習を支援するためのさまざまなプログラムが提供されており、これらの活動を通じて学生はグローバルな視点をさらに強化することができます。

特色あるプログラム

GSS(グローバル学生スタッフ):

摂南大学では、外国人留学生との交流を促進するために「グローバル学生スタッフ(GSS)」制度を導入しています。

GSSとして活動する学生は、留学生交流会の開催や文化体験プログラムの引率、留学生の生活支援を行うことで、異文化理解とコミュニケーションスキルを実践的に高めることができます。このプログラムは、学生が国際的なリーダーシップを養う機会としても非常に価値があります。

ランチタイムイングリッシュ:

さらに、摂南大学では「ランチタイムイングリッシュ」というユニークなプログラムを提供しています。週に4回、お昼休みの時間を利用して、ネイティブ講師と個々の英語レベルに合わせた英会話を楽しむことができるこのプログラムは、学生が日常的に英語に触れる機会を提供し、リラックスした環境での英語力向上を目指しています。

摂南大学はこんな人におすすめ

摂南大学は、早期から国際経験を積みたいと考えている学生や、短期・長期留学を通じて語学力と異文化対応力を向上させたい学生に最適です。

さらに、留学生との交流を通じてリーダーシップを発揮し、実践的なコミュニケーション能力を向上させたい方にもおすすめです。

また、グローバル社会で活躍するためのスキルを、充実したサポート体制の中で安心して身につけたい学生にとって、摂南大学は理想的な環境を提供しています。

神戸常盤大学(兵庫県)

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神戸常盤大学のグローバル教育の特徴

引用元:神戸常盤大学ホームページ

神戸常盤大学は、兵庫県神戸市にある私立大学です。医療や教育分野を中心に、実践的な学びを通して社会で活躍できる人材を育成しています。国際的な交流も行われており、独自の制度を持っています。

ネパール交換研修生派遣・受入れ制度

神戸常盤大学は、1997年からネパールのハチガンダ福祉協会と深い交流を続けています。この交流は、両者のトップが親交を深めたことをきっかけに始まり、以来、隔年で学生の派遣・受入れを行ってきました。

具体的な取り組みとしては、

ホームステイ: 現地の家庭に滞在し、生活を共にすることで、異文化を肌で感じることができます。

医療・教育施設の訪問: 病院や学校などを訪問し、日本の医療や教育との違いを学びます。

ボランティア活動: 地域の人々との交流を通し、国際協力の大切さを学びます。

これらの活動を通して、学生たちは異文化理解を深め、国際的な視野を養うことができます。また、ホームステイでは、言葉の壁を越えてコミュニケーションを取る貴重な経験もできます。

基盤科目「国際理解」及び異文化体験プログラム

基盤教育科目「国際理解」では、異文化体験談を通して、多様な価値観や生き方について学びます。また、国際交流クッキングなど、学生同士の交流を促進するイベントも開催されています。

さらに、ネパール人留学生による文化や言語の講座など、多様なプログラムを用意しており、学生は自らの興味関心に合わせて学ぶことができます。

大学コンソーシアムひょうご神戸への海外研修プログラムの開放

神戸常盤大学は、兵庫県の大学が集まるコンソーシアムの国際交流プログラムに参加しています。このプログラムでは、アメリカ、ネパール、オーストラリア(学科や年度によって異なる)を訪問し、医療や看護の分野を比較研究するフィールドワークを行います。

事前学習や事後の報告会などを通して、深い学びが得られるだけでなく、他の大学の学生との交流も可能です。

English Room

神戸常盤大学では、ラーニングコモンズでEnglish Roomを毎週開催しています。このプログラムは、海外旅行で役立つ英語の会話力を楽しく身につけることを目的としています。ネイティブスピーカーの先生と会話したり、ゲームをしたりしながら、自然な形で英語を話せるようになることができます。

▼神戸常盤大学の公式サイトはこちら

https://www.kobe-tokiwa.ac.jp/univ/

大谷大学(京都)

大谷大学

大谷大学のグローバル教育の特徴

大谷大学は、国際的な視野を持ち、グローバル社会で活躍できる人物を育成するために、さまざまな教育プログラムを提供しています。以下に、具体的なプログラムやサポート体制について詳しく紹介します。

国際学部国際文化学科の取り組み

2021年に新設された大谷大学の国際学部は、学生が多文化共生の視点を持ち、地域社会と国際社会を結びつける「グローカル」な人物の育成を目指しています。国際学部国際文化学科では、英語コミュニケーションコース、欧米文化コース、アジア文化コースという3つの専門コースを提供しており、学生は自らの興味やキャリアに応じて選択できます。

具体的なプログラムとしては、フィールドワークを取り入れた「English Workshop」があります。このプログラムは、外国人観光客や留学生との交流を通し、学生が実践的に英語を使いながら学ぶ機会となり、異文化理解とコミュニケーションスキルを高めることを目的としています。また、多文化共生のまちづくりを実践する先進地を訪問し、学生が現地での実体験から能動的な学びを深める「フィールドラーニング」も実施されています。

留学プログラム

大谷大学は、学生に以下のような多様な留学プログラムを用意しています:

1. 短期語学研修:

· 2~3週間の短期間で、現地の文化や言語を集中的に学ぶプログラムです。例えば、カナダで行われる研修には、語学学校での授業だけでなく、ホームステイや文化体験も含まれており、実践的な英語運用能力を養うことができます。

2. 長期留学:

· 6ヶ月または1年間の長期にわたる留学プログラムで、学生は現地の大学が実施する語学プログラムで語学力を培うことができます。また一部の協定校では、正規科目を履修し専門知識を深めることが可能です。いずれの留学先も、異文化に触れながら学業に専念できる環境が整っています。そして、留学中の経験は帰国後も国際的なキャリアを築くための基盤となります。

サポート体制と学内環境

大谷大学では、学生が安心して国際経験を積むことができるように、さまざまなサポート体制が整備されています。

GLOBAL SQUARE(語学学習支援室):

· 「GLOBAL SQUARE」は、留学や語学学習、留学生との交流に関心がある学生をサポートするための学内施設です。ここでは、留学に関する情報提供や、語学力向上のためのサポートが行われており、学生は自分のペースと努力で学習を進めることができます。

国内での国際体験:

· 京都という国際都市の特性を活かし、学内外で豊富な国際交流の機会が提供されています。例えば、京都に滞在する外国人観光客や留学生と直接交流する「English Workshop」や、アメリカの留学生とのバディ制度である「トモダチ・プロジェクト」、学内イベントでの異文化体験など、日常的に国際的な視野を広げる機会が豊富にあります。

大谷大学はこんな人におすすめ

大谷大学は、地域社会とグローバル社会を結びつけ、実践的な学びを通じて国際的な視野を広げたい学生に最適です。特に、京都という国際都市で異文化交流を経験しながら学びを深めたい人、短期から長期の留学を通じてグローバルなキャリアを築きたい人におすすめです。また、充実したサポート体制を築いており、初めて留学を考える人にも安心してチャレンジできる環境が整っています。

聖泉大学(滋賀県)

聖泉大学
引用元:聖泉大学ホームページ 

聖泉大学のグローバル教育の特徴

聖泉大学は、地域と国際社会をつなぐ教育を通じて、学生に豊かな国際感覚と実践的なスキルを身につけることを目指しています。中国やアメリカなど多くの大学と提携し、交換留学や看護学部の海外研修など、グローバルな学びの場を提供。 

また、日本での生活に適応するためのサポート体制も充実しており、留学生が安心して学べる環境を整えています。地域行事や異文化交流を通じた多様な経験が、学生にとって貴重な学びの機会となっています。 

国際交流と地域活動 

聖泉大学は、地域と連携した国際交流活動に力を注ぎ、学生に豊富な異文化体験の場を提供しています。 

主な協定校と地域交流の取り組み: 
  • 協定校: 中国を中心に多くの大学と提携し、交換留学や2+2制度を実施。 
  • 湘潭大学(湖南省)、湖南科技大学、長春大学 など 
  • 地域交流活動: 
  • 彦根市の姉妹都市である湘潭市との交流において、地域行事や歓迎式での通訳サポートを学生が担当。 
  • 地域住民と留学生が交流する「ワールドの集い」や「春節パーティー」などに参加し、文化交流を深めています。 

留学生への学習サポートと生活支援 

聖泉大学では、日本語力を強化し、日本での生活に慣れるための手厚いサポートを提供しています。 

学習サポート: 
  • 特別授業: 「日本語」週2コマ、「上級日本語」1コマに加え、課外講座で「日本語能力アップ講座」や「日本語会話」を提供。 
  • 資格取得支援: 日本語能力試験1級、ビジネス日本語テスト(BJT)、パソコン検定、日商簿記検定など多様な資格取得を支援。 

看護学部の海外研修プログラム 

看護学部では、海外での看護体験を通じて国際的な視点を養うため、アメリカのミシガン大学看護学部のサマープログラムに参加しています。 

研修プログラムでは、世界各国から看護を学ぶ大学生が参加し、研修期間中は学生寮で生活します。学生は、このプログラムを通じて、患者に対する看護ケアが提供される背景や個人の信条が看護ケアにどのような影響を与えるかを考え、尊重、思いやり、共感の重要性を学び、様々な形態のケアを提供できる幅広い視野を身に付けることをめざします。 

 2024年7月に参加した学生の研修レポートはこちら 

   https://www.seisen.ac.jp/fuzoku/international/overseas_training 

2023年度の研修内容: 

内容  活動詳細 
講義と実習  病態生理学、心肺蘇生法などの実技演習を受講 
文化交流  ミシガン大学学生と1対1の交流、日本人看護師とのディスカッション 
地域理解  アナーバー市長との面会やJapan Family Health Program見学 

「海外研修枠」の新設 

2025年度入試から、「海外研修枠」の特別入試が新設され、合格者にはミシガン大学看護学部のサマープログラムに参加できる機会が与えられます。 

海外研修枠の概要: 

  • 募集定員: 2名 
  • 参加プログラム: ミシガン大学看護学部サマープログラム(約3週間) 
  • 必要資格: 英検2級以上または同等の英語力 

聖泉大学はこんな人におすすめ 

  • 異文化交流を積極的に体験し、国際的な視野を広げたい方 
  • 看護学の学びを深め、海外研修で実践的な看護スキルを習得したい方 
  • 地域貢献に関心があり、日本文化と外国文化をつなぐ活動に携わりたい方 

神戸市外国語大学(兵庫県)

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引用:神戸市外国語大学公式サイト

神戸市外国語大学は、専攻言語+専門分野の知識を習得することができるカリキュラムが特徴です。これらの知識を活かし、グローバルに活躍する人材、「行動する国際人」の育成に力を入れています。
学内では、国連の会議をシミュレーションする「模擬国連」や、国際的なマーケティングを英語でプレゼンテーションする「全国大学生マーケティングコンテスト」など、実践的な学びの機会が数多く提供されています。

神戸市外国語大学のグローバル教育の留学制度

交換留学・認定留学・短期派遣留学制度など、多様な留学制度があります。

学内では、プログラム別の留学説明会や相談会、セミナーなどの開催をはじめ、留学費補助制度による留学費用の補助や奨学金選考、4年間での卒業が可能となる単位認定制度の整備などを実施しています。

英語圏をはじめとする、世界各国48校の海外大学・機関と交換・交流協定を締結しています。

神戸市外国語大学はこんな人におすすめ

外国語+αの知識を身に着け将来グローバルに活躍したい方や、留学を考えている方に、神戸市外国語大学はおすすめです。

▼神戸市外国語大学公式サイト

https://www.kobe-cufs.ac.jp/

▼神戸市外国語大学の留学制度に関するページ

https://www.kobe-cufs.ac.jp/international/center/abroad.html

姫路大学(兵庫県)

姫路大学

引用元:姫路大学ホームページ

姫路大学のグローバル教育の特徴

姫路大学は、学生が国際的な視野を広げ、異文化理解を深めるために、多彩なグローバル教育プログラムを提供しています。学内外での多文化・多言語学習の機会を通じ、国際社会で活躍できる人材育成を目指しています。以下に、姫路大学のグローバル教育の主な特徴をまとめます。

1. グローバルゲートウェイの開設

姫路大学は、学生が異文化に触れ、語学力を磨くための施設「グローバルゲートウェイ」を学内に設置しました。この施設は、「ゲートウェイ(入り口、通過点)」という名前に象徴される通り、学生が世界へと飛び立つための基盤として機能します。英語だけでなく、他の言語や文化に触れ、異文化理解を深めることができる環境を提供しています。

この施設では、交換留学生を受け入れ、姫路大学の学生が世界の多様性に触れる機会を作り出すと同時に、学生が自由に利用できる多目的スペースを設けています。これにより、学生は日常的に国際的な視点を養い、世界と繋がる体験が身近に感じられるようになっています。

2. 海外研修プログラムと留学支援制度

姫路大学は、海外留学支援制度を通じて、学生の海外研修を支援しています。2023年度には、カナダのビクトリア大学で行われる看護学部の「語学・文化・看護プログラム」が採択され、学生が春休みを利用して現地で研修を受ける機会が提供されます。このプログラムでは、語学力を高めるだけでなく、国際的な看護の現場での経験を積むことができます。

3. 英語を活用した専門教育プログラム

姫路大学では、チャイルドケアイングリッシュプログラムを通じて、英語力を活かしながら幼稚園教諭や保育士、小学校教諭として活躍できる人材の育成を目指しています。このプログラムは、英語教育の低年齢化に対応し、英語での指導力を身につけた保育者や教師を育てることを目的としています。学生は、幼保英検やTOEICといった資格取得を目指し、将来のキャリアに活かせる実践的な英語力を磨くことができます。

さらに、学生はイギリス・ボーンマスへの語学研修に参加し、現地での生活を通じて実践的な英語力を向上させることができます。このプログラムでは、週21時間の語学研修とホームステイが組み合わされ、文化体験も含まれた充実した内容です。

4. 少人数制と実践的な教育

姫路大学は少人数制教育を徹底しており、教員と学生の距離が近いため、個々のニーズに応じたきめ細やかな指導を行っています。学生は、地域の子どもたちと関わりながら、実際の教育現場での経験を積むことができるため、理論と実践をバランス良く学ぶことができます。

姫路大学のグローバル教育はこんな人におすすめ

異文化理解を深めたい方: グローバルゲートウェイや交換留学生との交流を通じて、多様な文化に触れる機会が豊富です。

英語力を活かして教育の現場で活躍したい方: 英語を使った保育や教育に興味がある学生には、チャイルドケアイングリッシュプログラムや海外研修が役立ちます。

海外での教育経験を積みたい方: カナダなどでの語学・文化・看護プログラムを通じて、実践的なスキルを身につけることが可能です。

▼姫路大学公式サイト

https://koutoku.ac.jp/himeji/

龍谷大学(京都府)

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引用:龍谷大学公式サイト

龍谷大学のグローバル教育の特徴

龍谷大学は、留学制度が非常に充実していることで知られています。

海外にも拠点を持つこの大学では、語学研修だけでなく現地でのボランティア活動など、より実践的なプログラムが数多く用意されています。

留学先は、アジアや北米、ヨーロッパなど世界中に広がっており、幅広い選択肢の中から自分に合ったプログラムを見つけられるのが魅力です。

龍谷大学のグローバル教育の留学制度

留学期間は5週間から半年までのものもあり、気軽に参加しやすいのがポイントです。協定校への留学では、留学先の授業料免除や、奨学金の支給が受けられる場合もあります。夏休みや春休みを利用した大学独自の短期留学プログラムも数多く用意されています。

龍谷大学はこんな人におすすめ

国内にとどまらず、海外に飛び出して実際に異文化を体験したいという方は、ぜひ龍谷大学の留学制度を活用してください。

▼龍谷大学公式サイト

https://www.ryukoku.ac.jp/

▼龍谷大学の留学制度に関するページ

https://intl.ryukoku.ac.jp/ex_program/

グローバル教育に強いおすすめ大学(中部地方)

新潟県立大学(新潟)

新潟県立大学

 新潟県立大学のグローバル教育の特徴

新潟県立大学は、グローバルな視野を持った人材育成を目的に、豊富な留学プログラムや国際交流の機会を提供しています。特に、交換留学や派遣留学、語学研修など多様なプログラムが整っており、学生はさまざまな国や地域で実践的な経験を積むことができます。 

1.留学プログラムの紹介

新潟県立大学の留学プログラムには、交換留学と派遣留学の2種類があります。交換留学では、休学せずに留学し、留学先の授業料が免除されるため、費用を抑えながら海外で学ぶことが可能です。協定校には、アメリカのハワイ大学やカナダのオタワ大学などがあり、留学先での単位は帰国後に本学で認定されます。 

以下は、新潟県立大学の交換留学実施校および派遣留学実施校をまとめた表です。 

交換留学実施校 
国・地域  協定校名 
アメリカ  ハワイ大学コミュニティカレッジ 
中国  黒龍江大学、対外経済貿易大学、上海外国語大学 
中国(香港)  香港恒生大学 
台湾  文藻外語大学 
韓国  韓国外国語大学校 
ロシア  太平洋国立大学 
インドネシア  ボゴール農科大学 
フィリピン  フィリピン大学ロスバニョス校、デラサール大学 
リトアニア  ミーコラス・ロメリス大学 
モンゴル モンゴル国立大学
派遣留学実施校(上記の交換留学実施校に加えて) 
国・地域  協定校名 
カナダ  セントメアリーズ大学、オタワ大学 
アメリカ  ハワイ大学マノア校(ホアキパ奨学金プログラム)、デュケイン大学 
2.留学のサポート(相談・奨学金)

新潟県立大学は、留学希望者に対して手厚いサポート体制を整えています。国際交流センターが学生の留学に関する相談を受け付け、手続きから現地での生活に至るまでの支援を提供しています。また、留学奨学金として、新潟県立大学海外派遣留学奨学金や、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も利用可能で、経済的負担を軽減しながら留学を実現できる環境が整っています。 

3.学内での国際交流

学内でも、留学生と日本人学生が一緒に学ぶ機会が豊富にあり、キャンパス内で異文化交流が盛んに行われています。国際交流サマーセミナーや、留学生の日本語学習や生活のサポートをする日本語チューター・留学生サポーター制度などを通じて、留学せずとも国際的な感覚を養うことができる場が用意されています。 

4.国際交流サマーセミナー  

新潟県立大学では、新潟県の自治体や企業の協力を得ながら、海外の協定校から学生を招聘し、本学の学生と共に学ぶ 「大学連携による国際交流サマーセミナー」を毎年開催しています。本セミナーでは、「グローバル化と地域発展」を基本理念として、加学生に貴重な研鑽の場を提供するものであり、 特別講義、 地域見学 (実地調査) およびグループワークによる地域力を創造・再発見するための提案が行われています。  

このような活動を通して、世界各国の学生たちの間で異文化交流が促進され、同時に参加者の視野と将来の可能性が広がることが期待されます。   

5.COIL (Collaborative Online International Learning: 国際協働オンライン学習)

ICT を用いてオンラインで海外大学との交流を行う教育手法です。新たな国際交流の形として、あるいは既存の授業科目や留学プログラムをより充実させる手段として、新潟県立大学で活用しています。 

6.英語教育プログラム(ACE)

新潟県立大学では、特に英語力の向上に力を入れており、Academic Communicative English (ACE)プログラムを通じて、学生の英語運用能力を高めています。英語での専門授業や課外活動が充実しており、日常的に英語を使う環境が整っています。また、自律学習を支援するセルフアクセスセンターやCALL教室も設置されており、学生が自主的に英語を学び成長できる仕組みが整備されています。 

新潟県立大学はこんな人におすすめ 

国際的なキャリアを目指す人: 海外の大学で学びたい、国際的な視野を持って社会で活躍したい学生に最適です。 

柔軟な留学プランを探している人: 1学期から1年間まで、学生の希望に応じて柔軟に留学プログラムを選ぶことができます。 

英語力を実践的に伸ばしたい人: ACEプログラムや国際交流の機会を活かし、英語を日常的に使いながら学びたい方に最適です。 

▼ 新潟県立大学公式サイト

https://www.unii.ac.jp/

日本福祉大学(愛知県)

日本福祉大学

日本福祉大学のグローバル教育の特徴

日本福祉大学は、多文化共生をテーマに、日本人学生と留学生が共に学び合う「共修」という教育環境を提供しています。この共修によって、日常的に異なる言語や文化に触れながら、多様な価値観を尊重し合う力を養います。

留学制度

日本福祉大学の留学プログラムは、短期留学から国際フィールドワークまで幅広く、海外での学びを重視しています。

国際フィールドワーク

国際学部の1年生全員が参加する「国際フィールドワーク」では、カンボジア、マレーシア、フィリピンなどを研修先に、約2週間の現地研修を行います。学生は異文化に触れながら、実践的な国際経験を積むことができます。また、2年次以降には自分で計画を立てて、フィールドワークを実施することで単位を取得できる仕組みもあり、国際的な視野をさらに広げることが可能です。

短期留学プログラム

日本福祉大学のすべての学部生を対象に、海外の大学や語学機関に2週間程度滞在し、語学や文化を学ぶ短期留学制度があります。留学先はマレーシアやフィリピンなどの国で、語学力を高めながら異文化理解を深めることができ、大学からの留学費用の一部の補助があります。

グローバル教育プログラム

日本福祉大学の国際学部では、日本人学生と留学生がともに学び、多文化共生社会のリーダーを育成することを目的としています。留学生も日本人学生と同じ授業を受けるため、日常的に多文化環境で学び合うことが可能です。

また、8月には「ワールドユースミーティング」という英語プレゼンテーション大会が開催され、国内外から集まった200名以上の学生とチームを組んで、国際的なテーマに取り組みます。異文化交流をしながら、発表スキルとチームワークを高める絶好の機会です。

奨学金制度

日本福祉大学は、留学を希望する学生に対して奨学金制度を整備しています。

海外研修・調査奨励金

海外での研修やフィールドワークを行う学生に対し、奨励金が提供されます。学生は自分で選んだ渡航先での研究や調査に取り組むことができ、この奨励金を通じて経済的な負担を軽減しながら海外経験を積むことが可能です。

Global LoungeとEnglish Lounge

日本福祉大学の東海キャンパスにはGlobal Lounge、美浜キャンパスにはEnglish Loungeが設置されており、ネイティブスピーカーの教員が常駐しています。これらのラウンジでは、学生が日常的に英語力を高められるよう、英語学習支援や様々なアクティビティが行われています。

英語学習支援: 授業での質問、プレゼンテーション練習、英会話など、学生が自由に英語を練習できる環境です。

イベント: ハロウィンやクリスマスのイベント、英語ゲームなどを通じて、楽しみながら異文化交流を深めることができます。

Learning Assistants (LA): 海外経験のある学生がLAとして、語学学習や留学相談に対応し、イベントの企画運営を行っています。

こんな人におすすめ

日本福祉大学は、多文化共生に興味があり、日本で学んでいる留学生との共修を通じて国際的な視野を広げたい学生に最適です。また、短期留学や国際フィールドワークを通じて、実践的な異文化体験をしたい方や、英語プレゼンテーション大会などでグローバルスキルを磨きたい方におすすめです。

金沢工業大学(石川県)

金沢工業大学

金沢工業大学のグローバル教育の特徴

金沢工業大学(KIT)は、国際的な視野を持つ人材を育成するため、幅広い留学プログラムと提供し、学生の主体的な活動を支援しています。学生が多様な文化を理解し、共同して新たな価値を生み出す力を養い、自国の文化や歴史の認識も含め、異文化理解を深める機会を多く設けています。以下に、主要なプログラムをまとめます。

1. 留学プログラムの紹介

KITは、学生のニーズに合わせた多様な留学プログラムを提供しています。

交換留学プログラム

アメリカやイギリス、ドイツなどの提携校での交換留学が可能です。交換留学生は現地で語学や専門科目を履修し、現地の学生とともに学ぶことで、異文化理解と専門知識を深めることができます。留学期間は4か月以上で、単位の互換も可能なため、留学中も学業が遅れることなく進められます。

ラーニングエクスプレス

アジアの学生とチームを組み、現地の課題解決に取り組むプロジェクト型のプログラムです。例えば、インドネシアでの産業改善プロジェクトなど、フィールドワークを通じて実践的な問題解決能力を養います。このプログラムでは、多国籍チームでの共同作業を通じ、技術者としての視野を広げることが期待されます。

海外コーオプ留学

海外の企業で実務経験を積むことができるプログラムです。学生はインターンシップを通じてビジネススキルや現地での働き方を学び、国際的なキャリア形成に向けた実践的な経験を得られます。

海外英語研修

夏休みや春休みを利用して、短期間の語学研修を海外で受けるプログラムもあります。英語力や異文化適応能力を向上させることができ、初めての海外経験としても参加しやすい内容です。留学先はイギリスのレスター大学での約1か月間のプログラムの他、7か国17都市にある語学学校での2~6週間の都市と期間を選択できるプログラムがあります。

ソーシャルスタディや文化体験

金沢工業大学では、ドイツ、タイ、インドネシア、カンボジア等で実施される短期留学プログラムに参加し多彩な経験を積むことで視野を広げることができます。期間はそれぞれ約2週間と他のプログラムに比べても参加しやすく、海外経験の一歩としてもおすすめできるプログラムです。

2. 提携校の紹介

金沢工業大学は、世界中の多くの大学と協定を結び、学生に多様な留学機会を提供しています。提携校には以下のような大学があります。

  • アメリカ: ローズ・ハルマン工科大学、ロチェスター工科大学、など
  • イギリス: レスター大学
  • ドイツ: Hamm-Lippstadt University of Applied Sciences
  • オーストラリア:メルボルン大学
  • ベトナム: 越日工業大学、Ho Chi Minh City University of Economics and Finance、など
  • タイ: 泰日工業大学、スラナリー工科大学
  • インドネシア:タルマナガラ大学など
  • マレーシア:マレーシア日本国際工科院など
  • スリランカ:Lanka Nippon Biztech Institute

これらの提携校を通じて、学生は現地での留学や交換留学生等との交流を通じて語学力や異文化理解を深めることができます。

3. 学内での国際交流

KIT国際交流会館

2018年に完成したこの施設は、留学生と日本人学生が共に生活し、文化交流を深めるための場です。留学生と日本人学生が共に学び、共に成長できる環境が整っています。また、ここでは国際的なプロジェクトやイベントも定期的に開催されます。

4. その他の取り組み

国際プロジェクトへの参加

金沢工業大学は、2014年にMITやスタンフォード大学などが加盟するCDIOイニシアチブのアジア地域会議を日本で初めて開催(金沢高専と共同)し、世界的な技術者教育プログラムを導入しています。このプロジェクトを通じて、学生は国際的な視野を広げ、実践的な技術者としてのスキルを養いました

金沢工業大学はこんな人におすすめ

  • 専門力を養うと同時に、国際的な視野を広げたい人

専門を学び成長する過程で、世界中の提携校で留学し、専門力と語学力の向上と異文化理解を深めたい学生に最適です。

  • 実践的な経験を重視する人

多国籍チームで課題解決に取り組む「ラーニングエクスプレス」など、実践的なプロジェクトに興味がある人におすすめです。

  • 海外でのインターンシップを希望する人

国際的な企業で実務経験を積み、将来のキャリアに役立てたい方に最適です。

グローバル教育に強いおすすめ大学(中国・四国)

鳴門教育大学(徳島県)

鳴門教育大学

鳴門教育大学のグローバル教育の特徴

1. 留学プログラム

鳴門教育大学は、多様な留学プログラムを提供し、学生がグローバルな視野を持つ機会を広げています。

派遣留学

鳴門教育大学では、大学間交流協定に基づく派遣留学生を毎年募集しており、短期交換留学として13の協定締結大学で学ぶ機会を提供しています。学生は、6か月から1年の期間で、韓国や中国、台湾、アメリカ、南アフリカなど、各国の教育機関で学ぶことができます。

申請対象は、日本国籍または日本への永住許可がある学部生・大学院生で、TOEFLやTOEICなどの語学要件を満たしている必要があります。協定締結大学への授業料は免除されますが、鳴門教育大学の授業料は在籍中のまま支払う必要があります。

留学に向けて奨学金も用意されており、留学地域に応じて3〜15万円の支給がある他、民間の給付型奨学金も利用可能です。さらに、外国語能力試験の受験料支援もあり、条件を満たした学生はその費用負担を軽減することができます。

グローバル教育コース

大学院修士課程では、グローバル教育コースが設置されており、日本人学生とJICAからの留学生が共に学びます。2024年10月現在、修士課程の30%以上を占める72人の外国人留学生が在籍しており、日常的に異文化交流が可能な環境が整っています。

さらに、日本語教育分野では、さまざまな背景を持つ日本語学習者のニーズに応える教育者の育成を目指し、日本語と日本文化の特質やその教授法について深く学びます。

このコースには、国際的に経験豊富な教員が所属しており、学生は教育現場で必要な実践力や専門性を身につける機会が豊富です。また、海外調査やボランティア活動にも自由に参加でき、他言語を使用した国際協力活動や研究を行える環境が整っています。

2. 大学間交流協定締結大学

鳴門教育大学は、大学間交流協定に基づく協定締結大学との連携を通じて、グローバルな学びの機会を提供しています。協定締結のアメリカや中国、南アフリカなどの多様な大学と協力し、学生が選択できる留学先の幅を広げています。

国名 大学名
大韓民国 京仁教育大学校、釜山大学校師範大学 教育大学院、光州教育大学校
中華人民共和国 南開大学、青島大学、北京師範大学
南アフリカ共和国 プレトリア大学
タイ王国 シーナカリンウィロート大学、コンケン大学
アメリカ合衆国 ウェスタンカロライナ大学
台湾 台北市立大学
モザンビーク共和国 モザンビーク教育大学
ベトナム社会主義共和国 カントー大学

3. 外国人留学生との交流

ことば de ともだちプログラム

外国人留学生と日本人学生の交流を促進するために、ことば de ともだちプログラムが定期的に開催されています。このプログラムでは、日本人学生と外国人留学生が互いに異なる言語でコミュニケーションを取り、文化理解を深めることができます。

グローバルチュータープログラム

国際交流に興味のある学生が、グローバルチューターとして留学生をサポートする制度です。留学生の生活や学業面でのサポートを行い、異文化理解や国際交流を推進しています。活動内容は「パスポート」に記録され、将来のキャリアに役立つ証明書も発行されます。

4. 開発途上国教員研修

鳴門教育大学は、JICAと連携し、開発途上国教員研修を実施しています。この研修は、事前調査から研修、そして帰国後のフォローアップまでの一連のプロセスを含む「研修パッケージ」として提供されており、鳴門教育大学の学生も当該プログラムに補助者として参加することで、事業の運営や外国の教育に触れることができます。

5. 鳴門教育大学はこんな人におすすめ

鳴門教育大学は、教育における国際的な視野を養いたいと考える学生に理想的な環境を提供します。特に、グローバル教育に関心がある方や、国際的な教育活動を通じてスキルを磨きたい方におすすめです。また、JICAとの連携プログラムを活用し、開発途上国の教育問題に関心を持つ学生にも適しています。

山陽学園大学(岡山県)

山陽学園大学

山陽学園大学は、地域に根ざしながらも国際的な視野を持つ人材の育成を目指し、学生が海外で学び、多様な文化や価値観を理解するためのグローバル教育プログラムを幅広く提供しています。

特に、国際交流や語学力の向上を重視し、様々な留学・研修プログラムを通じて学生の成長を支援しています。

主要なグローバルプログラム

1. 協定校を活用した半年~1年間の留学プログラム

山陽学園大学では、以下のような世界各国の大学と提携しています。半年~1年間間の留学プログラムにより、語学力の向上はもちろん、文化や社会について学ぶ機会を提供しています。

国名  提携校 
アメリカ  ケント州立大学、ワシントン州立大学  
カナダ  カモスン・カレッジ 
イギリス  カンタベリー・クライストチャーチ大学 
オーストラリア  西シドニー大学、フェデレーション大学 
ニュージーランド  ワイカト大学 
フィリピン  ラブラブセブ大学 
韓国  漢城大学校、湖西大学校、柳韓大学校 他 
台湾  中華大学、国立屏東大学 他 

※単位認定制度により、留学しても4年間での卒業が可能です。

2.  3つの短期研修プログラム

夏季・春季休暇を活用して参加できる短期プログラムも充実しています。「短期語学研修」「異文化理解実習」「日本語教育実習」の3つのプログラムで、現地で実際の生活を体験しながら語学を学んだり、異文化理解を深めたりすることができます。

プログラム 参加国 期間 主な内容
短期語学研修 イギリス、オーストラリア、ニュージーランド 2週間~1ヶ月 語学力向上、ホームステイで異文化体験
異文化理解実習 英語圏(アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フィリピン)台湾、韓国 1週間~2週間 異文化体験を通じた多様な視点の獲得
日本語教育実習 台湾、韓国 他 1週間~2週間 日本語教員養成プログラムを履修している学生対象

これらの短期研修では、異文化交流や実務体験が重視されており、参加した学生たちは、語学力だけでなく、異文化に適応する力を身につけることができます。また、実習の中では協定校の学生や現地の住民と交流し、国際的な視野を広げる機会も提供されます。

3. 奨学金・サポート体制

留学や研修に参加する学生に対しては、経済的なサポートも充実しています。山陽学園大学では、政府機関や大学独自の奨学金制度を通じて、留学費用を大幅に軽減することができます。

さらに、TOEFLやIELTSなどの語学試験への対策はもちろん、留学準備のすべてのプロセスを、担当の教員と共に一歩ずつ進めていくので、安心して渡航準備をすることができます。

特徴的な事例と学生の体験

総合人間学部言語文化学科には、入学時に英検2級レベル以上の英語力をも持つ学生を対象とした、「アドバンスト英語クラス」があります。このクラスでは、3年次での留学を念頭に、全て英語で行われる授業を受講します。留学前に英語による授業に慣れることで、留学のチャンスを最大限に活かすことができます。

韓国や台湾の協定校の日本語学科で、日本語を学ぶ学生との交流が活発です。交換留学で韓国の協定校から来日し、山陽学園大学で半年学んだ韓国の学生と友だちになり、今度は山陽学園大学の学生が韓国の協定校へ留学して再会し、現地でサポートしてもらうなどの例があります。

また、日本語教員を目指す学生が、協定校で日本語教育実習をさせてもらったり、日本語で現地の観光案内をしてもらったり、などの交流をしています。

山陽学園大学はこんな人におすすめ

山陽学園大学は、海外での学びや異文化理解を通じて自己成長を目指したい学生に理想的な環境を提供しています。特に、以下のような希望を持つ学生におすすめです。

長期留学で本格的に海外で学びたい: 韓国、台湾、英語圏(イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなど)でしっかり語学力を向上させたい方。

短期間で集中的に語学力を高めたい: 夏季・春季の短期プログラムで効率的に語学力を向上させたい方。

実践的な経験を通じて異文化理解を深めたい: 日本語教育実習や異文化理解実習に参加し、国際的な視点を広げたい方。

▼山陽学園大学の公式サイト

https://www.sguc.ac.jp/

梅光学院大学(山口県)

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引用:梅光学院大学公式サイト

梅光学院大学のグローバル教育の特徴

梅光学院大学の大きな特徴は、希望者全員が留学できることです。一般的に、協定校への留学には学内選考が行われることが多いのですが、梅光学院大学は全学生に留学のチャンスを提供しています。

また、観光業の現場で学ぶ「国際ビジネス実習」や、海外でのボランティア実習など、より実践的な学びの機会も豊富に用意されています。留学先は英語圏や中国語圏、特に韓国の協定校が充実しているのが特徴です。

梅光学院大学のグローバル教育の留学制度

留学先で取得したほとんどの単位は認定されるため、計画的に留学することで4年間で卒業することも可能です。また、大学の留学プログラムなら必要な費用は生活費だけなので、経済的な負担を最小限に抑えられるのもメリットです。

学内選考を経て、アメリカのディズニーワールドで5ヶ月間のインターンシップに参加できるプログラムもあります。

梅光学院大学はこんな人におすすめ

「絶対に留学したい!」という方や、観光業に求められる知識を在学中に多く身につけたい方に特におすすめです。

▼梅光学院大学公式サイト

https://www.baiko.ac.jp/university/

▼梅光学院大学の留学制度に関するページ

https://www.baiko.ac.jp/university/international/

グローバル教育に強いおすすめ大学(東北・北海道)

北星学園大学

北星学園大学

引用元:北星学園大学公式サイト

北星学園大学は、学生同士の交流が深まるアットホームな環境と豊富な国際交流プログラムを通じて、学生に多様な異文化体験を提供しています。小規模な大学ながらも、国威最適な視野を養うための教育機会が充実しており、留学プログラムや学内での国際交流イベントが活発に行われています。

留学プログラム

交換留学(派遣留学)

北星学園大学では、独自の交換留学制度を実施しており、北星学園大学の学生を送り出すことを「派遣留学」と呼んでいます。学部生や大学院生が対象で、1学期間または1年間、協定校に留学でき、取得した単位は北星学園大学での単位として認定されます。留学先は多様で、英語圏やアジア圏への留学が可能です。
・対象:1年以上在学している学部生および大学院生

・語学力:英語圏への留学ではTOEFLスコアの基準点数を満たしていること、アジア圏では中国語や韓国語の半年間以上の学習歴が必要。

・留学期間:1学期間(約4ヶ月間)または1年間

・留学先:米国、英国、アイルランド、カナダ、スペイン、スイス、インドネシア、中国、韓国、台湾

メリット:

・派遣留学期間の授業料を通常通り北星学園大学に収めることで、留学先での授業料が免除となります。

・単位認定制度により、留学中に取得した単位を北星学園大学の卒業単位としても認められる可能性があります。

・渡航支援などの補助を受けられます。

海外研修科目

短期海外渡航科目

北星学園大学では、外国語科目や学部・学科の専門科目の中に海外渡航科目を設けています。

渡航先はカナダ、英国、米国、オーストラリア、東南アジアなど、多岐にわたります。研修前に事前学習を行い、現地での語学研修や実習を通じて、異文化理解や専門的な知識を深めます。

例:

〇海外短期英語研修(オーストラリア)

〇海外プロジェクト研修Ⅰ,Ⅱ: 英国での「共生の心」を学ぶ課題解決型研修、アメリカでの現地学生との議論を通じて平和など地球的課題について理解を深める研修、など

派遣留学のサポート体制・奨学金

北星学園大学は、派遣留学に関する手厚いサポートを提供しています。留学に伴う手続きや渡航準備の相談はもちろん、留学期間中のサポートも充実しています。

留学費用の負担を軽減するために、渡航費補助や帰国後の授業料減免措置も提供されています。帰国後の授業料減免制度は派遣留学により4年間で卒業できなかった場合に、所定の単位取得などの条件を満たすことで授業料が一部または全額免除される制度です。

学内での国際交流

国際ラウンジ

北星学園大学の国際ラウンジは、学生が自由に集まる多文化交流の拠点として設立されました。ここでは、常時外国語のニュース映像を放映しており、異文化に触れることができるイベントも定期的に開催されています。例えば、留学生が出身大学・地域を紹介する「アンバサダープログラム」や、留学生がカフェの店員として母国語で接客する「インターナショナルカフェ」、国際ラウンジ学生チームHUIT主催の留学生交流イベントなどが挙げられます。

English Camp in 北星

北星学園大学では道内の高校生をキャンパスに招き、使用言語は英語のみという環境で本学留学生および在学生と共にグループワークを行い発表する一泊二日のプログラムを毎年開催しています。参加した高校生にとって実践的な英語力と異文化交流の大切さを学ぶ場となっています。

その他のグローバル教育プログラム

北星学園大学は、交換留学生のための英語による科目群を設置しています。これらの科目では日本人学生が留学生と共に学び、異文化体験を深めることができます。また、国際交流プログラムのほか、交換留学を経験した学生による報告会やワーキングホリデー説明会、TOEFL勉強法講座など、留学を考えている学生にとって有益な情報を提供する場も設けています。

北星学園大学は、北海道の私立大学では最も早く1965年にアメリカの大学と協定を締結して以来、国際教育に力を入れてきました。今後も変化する時代にあっても変わることのない精神性で北星学園大学の国際教育を発展させていきます。

小樽商科大学のグローバル教育の特徴

小樽商科大学
引用元:小樽商科大学ホームページ

小樽商科大学は、20カ国・地域に27の協定校を持ち、そのうち18カ国・地域の23大学と交換留学の協定を結んでいます。学生は最大1年間、これらの協定校に留学し、学びながら異文化に触れることが可能です。 

交換留学(協定校への留学) 

  • 特徴: 
    • 学費免除: 派遣先大学での授業料や検定料は免除され、留学中も小樽商科大学に在籍したまま留学できます。 
    • 単位認定: 派遣先で取得した単位は、最大60単位まで単位として認定され、4年間での卒業も可能です。 
    • 留学先: アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、フランスなど幅広い国の大学と連携しています。具体的な協定校としては、ニュージーランドのオタゴ大学、アメリカのウェスタンミシガン大学、中国の東北財経大学などが挙げられます。 

語学研修プログラム 

夏期および春期の長期休暇を利用して、3週間以上の語学研修が行われています。このプログラムは、7つの言語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、韓国語)の中から選択可能で、現地での文化体験やホームステイも希望にあわせて選択できます。一定の基準を満たすことで、大学での単位としても認定されることが大きなメリットです。 

グローカルコース 

「グローカルコース」は、地球規模の視点と地域社会の問題解決を目指す人材を育成するための少人数制コースです。このコースでは、留学生と日本人学生が共に英語で専門科目を学びます。日本にいながら留学に近い環境で授業を受けることができるため、日常の中で異文化理解や英語の運用能力を向上させることができます。また、地域でのフィールドワークやインターンシップを通じて、地域社会や経済の活性化について学ぶことができます。「グローバルな視点」と「地域に根ざした学び」を組み合わせ、実践的なカリキュラムとなっているのが、このコースの特徴です。

  • ギャップイヤープログラム: 全国でも珍しいこの制度は、入学を1年猶予し、その期間中に留学に参加するものです学生は主にアメリカのハワイ大学カピオラニコミュニティカレッジやオーストラリアのウーロンゴン大学カレッジなどへ派遣され、異文化体験と語学力向上を図ります。入学前に多様な経験を積むことで、大学での目標や将来の進路を明確にすることが期待されています。 

国際交流の取り組み 

  1. チューター制度
    小樽商科大学では、留学生がスムーズに日本での生活や学業に適応できるように、現地学生が「チューター」としてサポートします。学業だけでなく、生活全般においても支援が行われます。 
  2. レジデント・スチューデント・アシスタント制度
    留学生寮では、日本人学生がレジデント・スチューデント・アシスタントして配置され、留学生が日本での生活に慣れる手助けをしています。異文化交流を促進する重要な役割を担っています。
  3. キャンパス内のグローカルラウンジでは、日本人学生と留学生が自由に交流できる空間が提供されています。国際色豊かなイベントや語学学習の場としても活用されており、多文化間での理解を深めることができます。 
  4. 国際交流イベント
    毎年「国際交流週間」が開催され、異文化理解を促進するための各種イベントが企画されています。このイベントは、留学生だけでなく、日本人学生にも広く開放され、国際的な感覚を養うための場として機能しています。 

こんな人におすすめ 

国際的な視野を広げたい人

世界中の協定校への交換留学やグローバルな学びを提供するグローカルコースがあるため、国際的な感覚を身につけたい人に適しています。 

地域貢献をしつつ国際感覚を養いたい人
 地域社会の問題解決に貢献するカリキュラムを提供しているので、ローカル又は、グローバルの両方で活躍したい人に最適です。 

グローバル教育が受けられる大学に関するよくある質問

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最後に、大学でのグローバル教育についてよくある質問にお答えします。

留学にかかる費用はどのくらいですか?

 

留学先や期間によって大きく異なりますが、交換留学の場合は50万円から200万円程度、語学留学の場合は30万円から150万円程度、サマープログラムなどの短期留学の場合は20万円から50万円程度が目安となります(学費は除く)。

 

これらの費用は留学先の国や地域、大学の制度、為替レートなどによって変動するため、あくまでも参考値ですが、奨学金制度や交換留学制度を上手に活用することで、高額な留学費用を大幅に抑えることが可能です。

 

留学の費用面が心配な方は、早めに計画を立て、様々な大学の留学プログラムを比較検討することが大切です。

 

留学先の選び方のポイントは何ですか?

 

留学先を選ぶ際はまず、留学の目的を明確にすることが大切です。語学力の向上を目指すのか、異文化理解を深めたいのか、それとも専門分野の学習に重点を置くのか、自分の留学の目的を具体的にしていきましょう!

 

次に、留学先で使用される言語を確認し、自分の語学力に合った国や地域を選ぶことが重要です。また、留学先大学の教育内容や専門分野が、自分の学びたい分野と合っているかどうかも確認しておくべきでしょう。

 

さらに、留学先の国や都市の治安状況、生活コスト、気候風土なども事前に調べておくことをおすすめします

 

留学費用を抑えるために、奨学金制度や交換留学制度の有無を確認しておくことも覚えていてくださいね。

 

もし入学後に留学先選びに迷ったら、学内の留学センターなどで留学経験者の話を聞くのもおすすめです。

 

留学前に準備しておくべきことは何ですか?

 

留学前の準備で特に重要なのは、留学先で使用される言語の学習に力を入れ、できるだけ高いレベルを目指すことです。

 

また、現地の生活習慣や文化、気候など、留学生活に直結する情報を事前に入手しておくことも大切です。

 

留学費用の準備のほか、パスポートやビザの取得、留学先大学への出願、保険の加入など、必要な手続きをリストアップして漏れなく進めていきましょう。

 

留学先での生活は心身ともに大きな負担がかかるため、留学前から規則正しい生活習慣を身につけ、健康管理にも意識して取り組んでくださいね。

 

入学後は留学に関する相談窓口が各大学にあるので、まずはそこで必要な情報を得るのがおすすめです。

 

グローバル教育を受けた後のキャリアの選択肢は?

 

グローバル教育を受けた学生は、国内外の様々な分野で活躍することができます。

 

たとえば、国連や国際NGOなどの国際機関で、グローバルな視点を活かしてキャリアを築くことも期待できます。また、世界各国に拠点を持つグローバル企業で、海外事業の展開や国際的なビジネスに携わることも可能です。

 

教育分野では、語学教師や国際学校の教員として、次世代のグローバル人材育成に貢献することも可能でしょう。

 

グローバル化が進む観光業界でも、語学力と異文化対応力を武器に、ホテルや旅行会社、航空会社などで活躍の場を見つけることができます。

 

このように、グローバル教育を受けると、多様なキャリアの選択肢を探ることができるメリットがあります。

 

留学におすすめの時期はいつですか?

 

大学3〜4年生になると、就職活動が本格化します。留学経験者はグローバル企業から高い評価を受けることが多いため、1〜2年生のうちに留学を早めに終えておくことをおすすめします。

 

ただし、就職ではなく大学院進学を考えている場合など、留学の時期は人それぞれ異なります。自分の目的や学びたい内容、将来のキャリアプランなどを総合的に考慮して、最適な時期を見極めることが大切です。

 

留学経験者や大学の留学相談窓口などに相談しながら、自分に合ったグローバル教育の計画を立てていきましょう。

まとめ:グローバル教育が受けられる大学で国際的な活躍を目指そう!

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この記事では、グローバル教育に力を入れている大学の特徴や、おすすめの大学をご紹介してきました。

 

大学での充実したグローバル教育は、将来のキャリアだけでなく、人生の経験値までも大きく広げてくれる貴重な機会です。

 

ぜひ、この記事を参考に、自分に合ったグローバル教育が受けられる大学を見つけてください!

 

 

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