「bother」の意味は?どのように使う?
英単語「bother」には「悩ます」「困らせる」「わざわざ~する」といった意味があります。さらに、ちょっとした「面倒」や「気にかける」ことを示す場合にも使われます。ここでは、「bother」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
①「悩ます・困らせる」の場合の使い方
「bother」は誰かを「悩ます」や「困らせる」といった状況で使用されます。例えば、誰かが他の人にとって迷惑な行動を取る場合などに使います。
例文:Please don’t bother me while I’m working.(仕事中は邪魔しないでください。)
例文:The noise outside really bothered him.(外の騒音が彼をとても悩ませた。)
例文:She didn’t want to bother her parents with her problems.(彼女は両親を彼女の問題で困らせたくなかった。)
②「面倒・わざわざ~する」の場合の使い方
「bother」は、何かを「わざわざする」ことの面倒さや気にかけることを表現する際にも使用されます。
例文:I didn’t bother to call him back.(私はわざわざ彼に電話をかけ直さなかった。)
例文:Why bother going to the store when you can shop online?(オンラインで買い物できるのに、わざわざ店に行く必要がある?)
例文:He didn’t bother with an explanation.(彼は説明を省略した。)
実際の使用例
これまでに「bother」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Do you mind if I join you?
(参加してもいいですか?)
B: Not at all, it won’t bother me.
(全く問題ありません、私を困らせることはありませんよ。)
A: Did you call Sarah about the meeting?
(会議の件でサラに電話しましたか?)
B: No, I didn’t bother since she already knows the details.
(いいえ、彼女はもう詳細を知っているので、わざわざしませんでした。)
「bother」と似ている単語・同じように使える単語
annoy
「annoy」という単語も「イライラさせる」「うるさくする」という意味があります。「bother」と非常に似ていますが、より強い感情を引き起こすことを示す場合に使われます。
例文:His constant talking annoyed everyone.(彼の絶え間ない話がみんなをイライラさせた。)
disturb
「disturb」は「邪魔する」「妨げる」という意味で、「bother」に近い使い方ができます。特に、何かが進行中のことを妨害する場合に使われます。
例文:Please do not disturb him while he’s working.(彼が仕事中は邪魔しないでください。)
それぞれの使い分け方
「bother」:一般的に困らせる、面倒に感じるときに使います。
「annoy」:より強いイライラや不快感を引き起こすときに使います。
「disturb」:進行中のことを邪魔するときに使います。
「bother」を含む表現・熟語
「bother」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① not to bother(気にしないで)
例文:She told us not to bother about the mess.(彼女は散らかっていることは気にしないでと言った。)
② can’t be bothered(面倒くさい)
例文:I can’t be bothered to cook tonight.(今夜は料理するのが面倒くさい。)
③ bother with/about something(~に気を使う)
例文:Don’t bother with the small details.(小さなことには気を使わなくていい。)