「meta」の意味は?どのように使う?
英単語「meta」は、物事の背後にある概念や構造に焦点を当てる言葉です。その意味するところは、通常の枠を超えて、より深く広い視点で物事を考えることを示します。具体的な意味としては、「超越した」「高次の」「自己言及的な」などがあります。ここでは「meta」の多様な使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
– 超越した
– 高次の
– 自己言及的な
「meta」の使い方
「meta」という言葉は、特定の分野の概念の枠を超えて考える際に使われます。例えば、映画や小説の中で、作品自身について言及するような自己言及的な表現を「meta」と呼びます。
例文:The movie was so meta; it referenced its own creation process.(その映画はとてもメタ的だった。自身の制作過程について言及していた。)
例文:Her joke was meta, as it was about the art of making jokes.(彼女のジョークはメタ的だった。ジョークを作ること自体についてだった。)
例文:This book is meta; it discusses its own narrative structure.(この本はメタ的だ。自身の物語構造について論じている。)
実際の使用例
これまでに「meta」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Have you seen that movie? It’s incredibly meta!
(あの映画見た?すごくメタ的なんだよ!)
B: Yes, I loved how it played with the storytelling conventions.
(うん、物語の常識を遊び心いっぱいに扱っていて面白かったよ。)
A: It made me think about how stories are constructed.
(物語がどう作られているのか考えさせられたよ。)
B: That’s what makes it so interesting!
(だからこそ面白いんだよね!)
「meta」と似ている単語・同じように使える単語
transcendent
「transcendent」という単語も「超越した」「高次の」という意味があり、「meta」と同様に使うことができます。特に、通常の経験を超えた性質を強調する際に用いられます。
例文:The artist’s work is transcendent; it goes beyond traditional boundaries.(その芸術家の作品は超越的だ。伝統的な枠を超えている。)
self-referential
「self-referential」は「自己言及的な」という意味で、「meta」に近い使い方ができます。特に、文や発言が自分自身に言及することを強調するときに用いられることが多いです。
例文:The novel’s self-referential style challenges the reader’s perceptions.(その小説の自己言及的なスタイルは読者の認識を挑発する。)
それぞれの使い分け方
「meta」:通常の枠を超えて考える、自己言及的なときに使います。
「transcendent」:経験や理解を超えた性質を強調するときに使います。
「self-referential」:内容が自分自身に言及することを強調するときに使います。
「meta」を含む表現・熟語
「meta」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① meta-commentary(メタ解説)
例文:The director’s commentary was filled with meta-commentary on the film’s themes.(監督の解説には映画のテーマに関するメタ解説が満載だった。)
② meta-narrative(メタ物語)
例文:The book features a meta-narrative that questions the nature of storytelling.(その本には物語の本質を問いかけるメタ物語がある。)