「void」の意味は?どのように使う?
英単語「void」には「空(から)の」「無効の」「欠如」といった意味があります。また、動詞として「無効にする」という使い方もあります。ここでは、「void」のさまざまな意味とその使い方について、楽しく解説していきましょう。
①「空(から)の」の場合の使い方
「void」には「空(から)の」という意味があります。何かが全く入っていない状態や、空っぽな場所を表現するときに使います。
例文:The bottle was void of any liquid.(そのボトルには液体がまったく入っていなかった。)
例文:The land was void and desolate.(その土地は空っぽで荒涼としていた。)
②「無効の」の場合の使い方
「void」と言うと、よく聞くのが「無効の」という意味です。これは契約や合意などが法的に効果がないときに使われます。
例文:The contract was declared void due to a legal error.(その契約は法的な誤りのため無効と宣言された。)
例文:Any votes cast after the deadline are void.(締め切り後に投じられた票はすべて無効です。)
③「欠如」の場合の使い方
「void」は「欠如」という意味も持っています。何か重要なものが欠けているときに使われます。
例文:Her life felt void of purpose.(彼女の人生には目的が欠けているように感じた。)
例文:He tried to fill the void with work.(彼は仕事でその欠如を埋めようとした。)
実際の使用例
これまでに「void」のいくつかの意味と使い方を見てきました。それでは、実際の会話でどのように使われるかを見てみましょう。
A: Why is this agreement considered void?
(なぜこの合意が無効とされているのですか?)
B: There was a mistake in the terms outlined.
(条件の記載に誤りがあったからです。)
A: I feel like something is void in my routine.
(日常の中で何かが欠けているように感じるよ。)
B: Maybe you need a new hobby?
(新しい趣味が必要なのかもしれないね!)
「void」と似ている単語・同じように使える単語
empty
「empty」は「空っぽの」という意味で、「void」と似た使い方ができますが、より具体的に物理的な「空」を指すことが多いです。
例文:The glass is empty; would you like a refill?(グラスは空っぽです。おかわりいかがですか?)
null
「null」は「無効の」という意味で、「void」と同様に法的な効果がないことを指しますが、特に技術や法律の文脈でよく使われます。
例文:The court ruled the agreement null and void.(裁判所はその合意を無効と決定した。)
それぞれの使い分け方
「void」:法的に無効や欠如を含む場合に使う。
「empty」:物理的に何も入っていない状態を指す場合に使う。
「null」:特に技術的、法的文脈での無効を指す場合に使う。
「void」を含む表現・熟語
「void」もまた、特定の表現や熟語の一部として使われます。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① fill the void(空白を埋める)
例文:After her children moved out, she took up painting to fill the void.(子供たちが家を出た後、彼女はその空白を埋めるために絵を始めた。)
② null and void(無効)
例文:The contract was considered null and void by the end of the trial.(その契約は裁判の終わりには無効とされた。)
③ void of(〜が欠けている)
例文:The speech was void of any emotion.(そのスピーチは感情がまったく欠けていた。)