英単語「sharp」は何かが際立って明確である様子や、物理的または抽象的に鋭さや急さを持つ状態を表す言葉です。具体的には「鋭い」「先のとがった」「急な」「はっきりした」といった意味があります。ここでは、さまざまな「sharp」の意味とその使い方について詳しく見ていきましょう。
①「鋭い」「先のとがった」の場合の使い方
「sharp」は、物理的に鋭いものを指すことがよくあります。ナイフや鉛筆の先が鋭利であることを示すときに使われます。
例文:Be careful with that sharp knife.(その鋭いナイフには気をつけてください。)
例文:He sharpened his pencil to a sharp point.(彼は鉛筆を鋭い先に削った。)
②「急な」「急カーブの」の場合の使い方
地形や道の急な部分を表現する際にも「sharp」を使います。特に、急なカーブや坂道に対して用いられます。
例文:The car turned the sharp corner carefully.(車は急なカーブを慎重に曲がった。)
例文:There’s a sharp incline ahead, so watch your step.(前方に急な傾斜がありますので、足元に注意してください。)
③「はっきりした」の場合の使い方
「sharp」はまた、物事が明確で、際立っているというニュアンスでも使われます。視覚的なはっきりさや、音や匂いの鮮明さを表すことができます。
例文:The image on the screen was sharp and easy to see.(画面の画像ははっきりしていて見やすかった。)
例文:There was a sharp sound coming from the other room.(他の部屋からはっきりした音が聞こえた。)
実際の使用例
「sharp」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you see the sharp turn on that road?
(あの道の急なカーブを見た?)
B: Yes, it was a bit tricky to navigate.
(ええ、通り抜けるのは少し難しかったよ。)
A: This knife is really sharp, so be careful when you use it.
(このナイフは本当に鋭いから、使うときは気をつけてね。)
B: Thanks for the warning! I’ll handle it with care.
(警告ありがとう!気をつけて扱うよ。)
keen
「keen」という単語も「鋭い」「熱心な」という意味があり、「sharp」と似た使い方ができますが、特に感覚や興味の鋭さを強調する際に使われます。
例文:She has a keen sense of smell.(彼女は嗅覚が鋭い。)
acute
「acute」は「鋭い」「急性の」という意味で、「sharp」に近いですが、特に医療や数学の分野での鋭さや急性を示すときに用いられることが多いです。
例文:He suffered from acute pain in his back.(彼は背中に鋭い痛みを感じていた。)
それぞれの使い分け方
「sharp」:一般的に鋭いものや急な動きを指すときに使います。
「keen」:感覚や興味における鋭さを強調するときに使います。
「acute」:特に医療や数学での鋭さ、急性を示すときに使います。
「sharp」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① sharp as a tack(非常に鋭い、頭の回転が速い)
例文:He may be old, but he’s sharp as a tack.(彼は年を取っているかもしれないが、とても頭の回転が速い。)
② sharp tongue(辛辣な話し方)
例文:She is known for her sharp tongue.(彼女は辛辣な話し方で知られている。)
③ sharp eyes(鋭い目)
例文:With his sharp eyes, he noticed the small detail.(彼は鋭い目でその小さなディテールに気づいた。)
