「even」の意味は?どのように使う?
英単語「even」には、いくつかの興味深い意味や使い方があります。「平らな」「均等な」という意味のほか、「~でさえ」「さらに」といった意味も持ち合わせています。ここでは、「even」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
①「平らな」の場合の使い方
「even」は「平らな」や「均等な」という意味で使われることがあります。例えば、地面がまっすぐであることを言いたいときや、何かが均等に分かれていることを示すときに使われます。
例文:The road was even, making it easy to drive on.(道路は平らで、運転しやすかった。)
例文:The cake was divided into even pieces.(ケーキは均等に切り分けられた。)
②「~でさえ」の場合の使い方
「even」は「~でさえ」といった意味で、何かを強調したいときに使います。驚くようなことを述べる際に、意外性を付け加える役割を果たします。
例文:Even the teacher was surprised by the news.(そのニュースには先生でさえ驚いた。)
例文:She can solve even the hardest problems.(彼女は最も難しい問題でさえ解くことができる。)
③「さらに」の場合の使い方
もうひとつの使い方として、「even」は「さらに」という意味で用いられます。比較をする際に、程度がより上がることを示します。
例文:It’s even colder today than it was yesterday.(今日は昨日よりさらに寒い。)
例文:He runs even faster than before.(彼は以前よりさらに速く走る。)
実際の使用例
これまでに「even」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: This road is so even and smooth!
(この道路はとても平らで滑らかだね!)
B: Yes, it’s perfect for cycling.
(ええ、自転車にぴったりだね。)
A: She even helped me with my homework.
(彼女は宿題を手伝ってくれたんだよ。)
B: Really? That’s so kind of her.
(本当に?彼女はとても親切だね。)
「even」と似ている単語・同じように使える単語
flat
「flat」という単語も「平らな」という意味があり、「even」と似ています。特に、表面や形状が滑らかなことを強調する際に使われます。
例文:The floor was perfectly flat after the renovation.(リノベーションの後、床は完全に平らだった。)
still
「still」は「まだ」「さらに」という意味で、「even」と近い使い方ができます。継続性やさらに加わる様子を表現する際に使われます。
例文:It was still colder than expected.(予想以上にまだ寒かった。)
それぞれの使い分け方
「even」:一般的な平坦さや意外性、比較を強調するときに使う。
「flat」:特に物理的な平坦さを強調したいときに使う。
「still」:継続性やさらに加わる状況を表現したいときに使う。
「even」を含む表現・熟語
「even」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① even though(~にもかかわらず)
例文:Even though it was raining, we went for a walk.(雨が降っていたにもかかわらず、私たちは散歩に出かけた。)
② even so(それにもかかわらず)
例文:He explained it clearly. Even so, I didn’t understand.(彼はそれを明確に説明した。それにもかかわらず、私は理解できなかった。)
③ even out(均等になる)
例文:The load will even out as we continue.(進むにつれて荷重は均等になる。)