英単語「share」は、何かを共同で持ったり分け合ったりすること、または役割や責任を分担することを表す単語です。具体的には「分け前」「取り分」「役割」「参加」などの意味があります。また、ビジネスの分野では「株」や「株券」といった意味もあります。ここでは、「share」のさまざまな意味とその使い方について、子どもにもわかりやすく説明していきましょう。
①「分け前」「取り分」の場合の使い方
「share」は、何かを複数の人で分け合うときに使います。例えば、お菓子をみんなで分けるときや、何かの利益を分け合うときに使用します。
例文:We each got a share of the prize money.(私たちはそれぞれ賞金を分け前として受け取りました。)
例文:Can you share the pizza with your sister?(ピザを妹と分け合えますか?)
②「役割」「責任」の場合の使い方
「share」は、グループやチームで役割や責任を分担するときにも使われます。たとえば、家族の中で家事を分担する場合などに使用します。
例文:We share the household chores equally.(私たちは家事を平等に分担しています。)
例文:Everyone has a share in the success of the project.(プロジェクトの成功には全員が役割を担っています。)
③「株」「株券」の場合の使い方
ビジネスの世界では、「share」は「株」や「株券」を指します。企業の一部の所有権を示すもので、投資の際に使います。
例文:She bought shares in the company.(彼女はその会社の株を購入しました。)
例文:The value of his shares has increased significantly.(彼の株の価値は大幅に上がりました。)
実際の使用例
これまでに「share」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Can you share your toys with your friend?
(お友達とおもちゃを分け合える?)
B: Sure, we can play together with them.
(もちろん、一緒に遊べるよ。)
A: We need to share the responsibilities for this task.
(この仕事の責任を分担しないとね。)
B: Yes, let’s make a plan to do that.
(そうだね、計画を立てよう。)
divide
「divide」という単語も「分ける」という意味があり、「share」と似た使い方ができますが、物理的に物を分割する際に使われることが多いです。
例文:We divided the cake into eight pieces.(私たちはケーキを8つに分けました。)
allocate
「allocate」は「割り当てる」という意味で、特定の目的のために資源や時間を分配する際に「share」と同様に使われます。
例文:Funds were allocated to each department.(各部門に資金が割り当てられました。)
それぞれの使い分け方
「share」:共同で持ったり、分け合ったりするときに使います。
「divide」:物理的に分割する際に使います。
「allocate」:特定の目的のために資源を配分するときに使います。
「share」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① share a meal(食事を共にする)
例文:We shared a meal at our favorite restaurant.(私たちはお気に入りのレストランで食事を共にしました。)
② share one’s thoughts(考えを共有する)
例文:He shared his thoughts on the important issue.(彼はその重要な問題についての考えを共有しました。)
③ share a moment(瞬間を共有する)
例文:They shared a beautiful moment watching the sunset.(彼らは日没を見ながら美しい瞬間を共有しました。)
