「vent」の意味は?どのように使う?
英単語「vent」は、物事が外に出たり入ったりするための開口部を指します。具体的には、「穴」「抜け口」「通気孔」といった意味があります。また、動詞として「感情を発散する」という意味でも使われます。ここでは、「vent」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
①「通気孔」「穴」の場合の使い方
「vent」は、空気や液体が出入りするための「通気孔」や「穴」として使われます。例えば、建物の中の空気の流れを良くするための開口部や、車のエアコンの吹き出し口などがこれに当たります。
例文:The kitchen has a vent to let the smoke out.(キッチンには煙を逃がすための通気孔があります。)
例文:Please make sure the air vent is not blocked.(エアコンの通気孔が塞がれていないことを確認してください。)
例文:The tent has small vents to keep it cool.(テントには涼しくするための小さな通気孔があります。)
②「感情を発散する」の場合の使い方
「vent」には、怒りやストレスなどの感情を「発散する」という意味もあります。心の中に溜まった感情を吐き出すときに使われ、ストレス解消法の一つとしても知られています。
例文:He needed to vent his frustration after the meeting.(彼は会議の後、フラストレーションを発散する必要がありました。)
例文:Sometimes it’s helpful to vent to a friend.(時には友達に感情を吐き出すことが役立つこともあります。)
例文:She vented her anger by shouting.(彼女は叫ぶことで怒りを発散しました。)
実際の使用例
これまでに「vent」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Why is it so stuffy in here?
(なんでここはこんなに空気が淀んでいるの?)
B: Oh, the vent is closed. Let me open it.
(ああ、通気孔が閉まっている。開けるよ。)
A: I’m so frustrated with work today!
(今日は仕事でイライラしてる!)
B: It’s okay, you can vent to me.
(大丈夫、私に感情を吐き出していいよ。)
「vent」と似ている単語・同じように使える単語
outlet
「outlet」は「vent」と似た「出口」や「排出口」の意味がありますが、特に電気の「コンセント」や「販売店」という意味も持っています。
例文:The outlet allows the water to flow out.(その排出口は水を流し出すためのものです。)
release
「release」は「解放する」「放出する」という意味で、「vent」と同様に感情や物質を外に出すニュアンスを持っています。
例文:She released her tension by taking a deep breath.(彼女は深呼吸をして緊張を解放しました。)
それぞれの使い分け方
「vent」:主に通気孔や感情の発散に使います。
「outlet」:排出口や、電気のコンセント、販売店など幅広い用途があります。
「release」:解放や放出の意味で、物理的なものや感情にも使います。
「vent」を含む表現・熟語
「vent」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例を挙げてみます。
① vent one’s spleen(怒りを発散する)
例文:He vented his spleen by writing in his journal.(彼は日記を書くことで怒りを発散しました。)
② give vent to(~を発散する)
例文:She gave vent to her feelings through art.(彼女は芸術を通じて感情を発散しました。)
③ vent pipe(通気管)
例文:The vent pipe helps to regulate air pressure.(通気管は空気圧を調整するのに役立ちます。)
