「事実婚」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「事実婚」という言葉を聞いたことがありますか?法律上の婚姻手続きを行わずに、夫婦として生活する形態のことです。「事実婚」を英語で表現する際に、どのように言えばよいのでしょうか?
「事実婚」の英語訳①common-law marriage
事実婚の英語訳としてよく使われるのが「common-law marriage」です。この表現は、法律上の婚姻手続きを行わずに、一定期間一緒に生活することで法的に夫婦とみなされる関係を指します。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① They have been in a common-law marriage for over ten years. (彼らは10年以上事実婚の関係にあります。)
② In some states, common-law marriages are recognized legally. (いくつかの州では、事実婚が法的に認められています。)
③ Common-law marriage can offer some legal rights similar to traditional marriage. (事実婚は伝統的な結婚に似た法的権利を提供することがあります。)
「事実婚」の英語訳②cohabitation
「cohabitation」も事実婚を表す際に使われることがあります。ただし、こちらは単に一緒に住んでいる状態を指し、法的な夫婦関係を必ずしも意味しません。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① They decided on cohabitation instead of getting married. (彼らは結婚する代わりに同棲を選びました。)
② Cohabitation is becoming more common among young couples. (同棲は若いカップルの間でより一般的になっています。)
③ Some people prefer cohabitation to avoid legal complications. (法的な複雑さを避けるために同棲を好む人もいます。)
「事実婚」の英語訳③domestic partnership
「domestic partnership」は、特に法的な権利や義務が認められる関係を指します。これは、事実婚の一形態として使われることがあります。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① They registered as a domestic partnership to gain legal benefits. (彼らは法的利益を得るために国内パートナーシップとして登録しました。)
② Domestic partnerships are recognized in some countries. (国内パートナーシップは一部の国で認められています。)
③ Many companies offer benefits to employees in domestic partnerships. (多くの企業が国内パートナーシップにある従業員に福利厚生を提供しています。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめる。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
common-law marriage:法的に夫婦と認められる可能性がある関係。特に長期間同居している場合に使われる。
cohabitation:単に一緒に住んでいる状態を指し、法的な夫婦関係を必ずしも意味しない。
domestic partnership:法的な権利や義務が認められる関係を指し、事実婚の一形態として使われることがある。
「事実婚」を使う際によく用いられる表現
表現① live together
live togetherは一緒に住むという意味の表現です。
例文:They decided to live together without getting married.(彼らは結婚せずに一緒に住むことに決めました。)
表現② enter into a partnership
enter into a partnershipはパートナーシップを結ぶという意味の表現です。
例文:They entered into a partnership to share their lives.(彼らは生活を共有するためにパートナーシップを結びました。)
「事実婚」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
commitment | 約束 |
rights | 権利 |
recognition | 認識 |
benefits | 利益 |
legal status | 法的地位 |
まとめ
事実婚を英語で表現する際には、common-law marriage、cohabitation、domestic partnershipなどの言葉が使われます。それぞれの表現は、法的な認識や関係の深さに応じて使い分けることが重要です。どの表現を選ぶかは、関係の性質や法的な状況に依存しますので、適切な文脈で使うようにしましょう!