「will」の意味は?どのように使う?
英単語「will」は、未来を表す助動詞としてよく使われます。また、意志や遺言の意味を持つ名詞としても用いられます。この単語のさまざまな使い方を見ていきましょう。
①「未来を表す助動詞」の場合の使い方
「will」は未来の出来事を述べる際に使います。何かがこれからどうなるのかを予測したり、計画したりするときに便利です。
例文:I will go to the library tomorrow.(私は明日、図書館に行く予定です。)
例文:She will start her new job next week.(彼女は来週、新しい仕事を始めます。)
例文:They will arrive at the airport at 9 PM.(彼らは夜9時に空港に到着する予定です。)
②「意志」を表す場合の使い方
「will」は自分の意志や決意を表すときにも使えます。何かをしようという強い気持ちを示すときに使います。
例文:I will help you with your homework.(私はあなたの宿題を手伝います。)
例文:He will finish the project by himself.(彼はそのプロジェクトを自力で終わらせるつもりです。)
例文:We will never give up.(私たちは決して諦めません。)
③「遺言」を表す名詞の場合の使い方
名詞としての「will」は、遺言を指します。誰かが亡くなった後に、財産がどのように分配されるかを示す文書です。
例文:He left a will to ensure his wishes were followed.(彼は自分の希望が守られるように遺言を残しました。)
例文:The lawyer read the will to the family.(弁護士は家族に遺言を読み上げました。)
例文:According to her will, the house was given to her niece.(彼女の遺言に従って、その家は姪に譲られました。)
実際の使用例
これまでに「will」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Will you join us for dinner tonight?
(今晩、一緒に夕食に来る?)
B: Yes, I will be there!
(うん、行くよ!)
A: He wrote a will last year.
(彼は去年遺言を書いた。)
B: It’s important to plan ahead.
(先のことを計画しておくのは大切だね。)
「will」と似ている単語・同じように使える単語
shall
「shall」は「will」と似た助動詞で、特に提案や義務を表すときに使われます。イギリス英語では「I」と「we」と一緒に使われることが多いです。
例文:Shall we dance?(踊りませんか?)
going to
「going to」は「will」と同様に未来を表すフレーズで、計画や意図を示す際に使います。カジュアルな場面でよく使われます。
例文:I am going to visit my grandparents this weekend.(今週末、祖父母を訪れる予定です。)
それぞれの使い分け方
「will」:未来の出来事や意志を述べるときに使う。
「shall」:提案や義務を表すときに使うことが多い。
「going to」:未来の計画や意図を述べるときにカジュアルに使う。
「will」を含む表現・熟語
「will」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① free will(自由意志)
例文:She made the decision of her own free will.(彼女は自分の自由意志でその決断をした。)
② will power(意志力)
例文:It takes a lot of will power to quit smoking.(禁煙には強い意志力が必要です。)
③ last will and testament(遺言状)
例文:His last will and testament was written two years ago.(彼の遺言状は2年前に書かれたものです。)