「or」の意味は?どのように使う?
英単語「or」は「または」「もしくは」という意味を持っています。選択肢を示したり、2つ以上の可能性を並べるときに使われます。また、逆説的に「そうでなければ」という意味で使われることもありますね。ここでは、「or」のさまざまな使い方について詳しく見ていきましょう。
・選択肢の提示
・逆説的な用法
①「または」「もしくは」の場合の使い方
「or」は主に選択肢を提示する際に使用されます。例えば、AかBのどちらかを選ぶときや、いくつかの選択肢の中から選ぶ状況で使われます。
例文:You can have tea or coffee.(紅茶かコーヒーをどうぞ。)
例文:Would you like to go to the park or the museum?(公園か博物館に行きたいですか?)
例文:Is it better to study now or later?(今勉強するのと後で勉強するのではどちらがいいですか?)
②「そうでなければ」の場合の使い方
「or」は逆説的に「そうでなければ」を表すこともあります。この用法では、ある条件が満たされない場合の結果や代替案を示します。
例文:Hurry up, or you’ll miss the bus.(急いで、そうでないとバスに乗り遅れるよ。)
例文:Keep quiet, or you will be punished.(静かにして、さもないと罰せられるよ。)
例文:Turn in your homework on time, or you could lose marks.(宿題を時間内に提出しないと、点数を失うかも。)
実際の使用例
これまでに「or」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Do you want pizza or pasta for dinner?
(夕食にはピザかパスタのどちらがいい?)
B: I think I’ll have pasta, thanks.
(パスタにしようかな、ありがとう。)
A: Remember to lock the door, or anyone can get in.
(ドアに鍵をかけてね、さもないと誰でも入れてしまうよ。)
B: Sure, I’ll make sure it’s locked.
(もちろん、ちゃんとかけるよ。)
「or」と似ている単語・同じように使える単語
either
「either」という単語も「or」と似た状況で使われますが、特に二者択一を強調します。
例文:You can either stay here or come with us.(ここに留まるか、私たちと一緒に来るかのどちらかにしてください。)
otherwise
「otherwise」は「そうでなければ」という意味で、「or」と同様に逆説的な使い方ができますが、もっとフォーマルな場面でよく使われます。
例文:You need to study hard; otherwise, you might fail the test.(一生懸命勉強しないと、さもないとテストに落ちるかも。)
それぞれの使い分け方
「or」:一般的な選択肢や逆説的状況を示すときに使います。
「either」:二つの選択を強調したいときに使います。
「otherwise」:フォーマルな場面で、逆説的な意味を強調したいときに使います。
「or」を含む表現・熟語
「or」は単独で使われることも多いですが、熟語や表現の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① more or less(多かれ少なかれ、ほぼ)
例文:The project is more or less finished.(そのプロジェクトはほぼ完了しています。)
② sooner or later(遅かれ早かれ)
例文:Sooner or later, we’ll have to make a decision.(遅かれ早かれ、決断しなければなりません。)
③ all or nothing(一か八か)
例文:He has an all-or-nothing approach to business.(彼はビジネスにおいて一か八かの姿勢をとっています。)