「behind」の意味は?どのように使う?
英単語「behind」には「後ろに」「背後に」「遅れて」といった意味があります。場所や時間、さらには原因を示すときにも使うことができる便利な言葉です。ここでは、「behind」のさまざまな用途とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
- 後ろに
- 背後に
- 遅れて
①「後ろに」の場合の使い方
「behind」は、「後ろに」という意味で使われることが多いです。物や人の位置を説明するときにぴったりの表現です。
例文:The cat is hiding behind the sofa.(猫はソファの後ろに隠れている。)
例文:He stood behind her in the line.(彼は列の中で彼女の後ろに立っていた。)
例文:There’s a garden behind the house.(家の後ろには庭があります。)
②「背後に」の場合の使い方
「behind」はまた、「背後に」という意味でも使われ、何かの理由や原因が他にあることを示すときにも用いられます。
例文:What’s the story behind this painting?(この絵にはどんな物語があるのですか?)
例文:There’s a lot of hard work behind their success.(彼らの成功の背後にはたくさんの努力がある。)
例文:The reason behind his decision is unclear.(彼の決定の背後にある理由は不明だ。)
③「遅れて」の場合の使い方
「behind」は時間に関して「遅れて」という意味でも使われ、予定やスケジュールが遅れている状況を説明するのに適しています。
例文:I’m running behind schedule.(スケジュールが遅れている。)
例文:We are behind in our project.(私たちのプロジェクトは遅れている。)
例文:The train left ten minutes behind schedule.(列車は予定より10分遅れて出発した。)
実際の使用例
これまでに「behind」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Why are you standing behind me?
(どうして私の後ろに立っているの?)
B: I just wanted to see what you’re working on.
(君が何をやっているのか見たかっただけだよ。)
A: We’re a bit behind in our deadlines.
(締め切りに少し遅れているね。)
B: Let’s work together to catch up!
(いっしょに頑張って追いつこう!)
「behind」と似ている単語・同じように使える単語
after
「after」という単語も「後に」「次に」という意味があります。「behind」と似ていますが、後に続く動作や出来事に焦点を当てる際に使われます。
例文:She came in after you left.(君が出た後に彼女は来た。)
under
「under」は「下に」「下位の」という意味で、「behind」とは異なる状況で使いますが、位置を示す点で共通しています。
例文:The book is under the table.(本がテーブルの下にある。)
それぞれの使い分け方
「behind」:位置関係や時間遅れを示すときに使います。
「after」:順番や出来事が後に続くことを示すときに使います。
「under」:何かの下にあることを示すときに使います。
「behind」を含む表現・熟語
「behind」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① behind the scenes(舞台裏で)
例文:The team worked hard behind the scenes to make the event a success.(チームはイベントを成功させるために舞台裏で一生懸命働いた。)
② leave behind(後に残す)
例文:He left behind a legacy of kindness and generosity.(彼は親切と寛大さの遺産を後に残した。)
③ behind the times(時代遅れの)
例文:Some of his ideas are a bit behind the times.(彼のアイデアのいくつかは少し時代遅れだ。)
