「nor」の意味は?どのように使う?
英単語「nor」は主に「何かが存在しないことを示す」際に用いられる単語です。この単語は、他のものも同様に存在しないことを強調するために使われます。「…もまた…ない」「そしてまた…ない」という意味合いを持ち、否定的な文脈でしばしば見られます。ここでは、「nor」の使い方について詳しく説明しますね。
「nor」の使い方
「nor」は否定的な表現で、「neither」とセットで使われることが多いです。これは二つの選択肢や状況がどちらも真でないことを示します。
例文:I neither smoke nor drink.(私は煙草も吸わないし、お酒も飲みません。)
例文:She can neither sing nor dance.(彼女は歌うことも踊ることもできません。)
例文:He was neither happy nor sad about the news.(彼はそのニュースに対して嬉しくも悲しくもなかった。)
実際の使用例
「nor」を使った文章を見てみると、否定的な表現でどう強調されるかがわかります。さっそく会話の中での使い方を見てみましょう。
A: Do you play soccer or basketball?
(サッカーかバスケットボールをしますか?)
B: Neither, I play neither soccer nor basketball.
(どちらもやりません。私はサッカーもバスケットボールもやりません。)
A: I see, what do you enjoy then?
(なるほど、それなら何を楽しんでいますか?)
B: I love swimming and cycling!
(私は水泳とサイクリングが大好きです!)
「nor」と似ている単語・同じように使える単語
neither
「neither」は「nor」と密接に関連しており、ペアで使われることが多いです。「neither」は二つのものがどちらも真でないことを示すために使われます。
例文:Neither option is suitable for me.(どちらの選択肢も私には適していません。)
not
「not」は基本的な否定の単語で、「nor」や「neither」とともに用いられることがあります。「not」は何かが否定であることを示します。
例文:I do not like coffee, nor do I enjoy tea.(私はコーヒーが好きではないし、お茶も楽しみません。)
それぞれの使い分け方
「nor」:他のものも同様に存在しないことを強調する際に使います。
「neither」:二つのものがどちらも真でないことを示す際に使います。
「not」:基本的な否定を示す際に使います。
「nor」を含む表現・熟語
「nor」は単独で使われることもありますが、特定の表現や熟語の中で用いられることもあります。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① neither here nor there(さほど重要でない)
例文:His opinion is neither here nor there in this discussion.(彼の意見はこの議論ではさほど重要ではありません。)
② nor do I(私もそうではありません)
例文:I don’t like swimming, nor do I like running.(私は水泳が好きではないし、ランニングも好きではありません。)
③ neither fish nor fowl(どっちつかずのもの)
例文:This new gadget is neither fish nor fowl, and I’m not sure how to use it.(この新しいガジェットはどっちつかずのもので、どう使えばいいかわかりません。)