「rip」の意味は?どのように使う?
英単語「rip」には「引き裂く」「破く」「裂け目」といった意味があります。また、名詞として「裂け目」や「激流」などの意味も持ち合わせています。ここでは、「rip」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
①「引き裂く」の場合の使い方
「rip」には「引き裂く」という意味があります。これは、何かを力強く裂くときに使います。例えば、紙や布を勢いよく破くときなどにぴったりの表現です。
例文:He ripped the paper in half.(彼は紙を半分に引き裂いた。)
例文:The wind was strong enough to rip the flag.(風が強くて旗が裂けた。)
②「裂け目」の場合の使い方
名詞としての「rip」は「裂け目」を意味します。服や布地にできた裂け目や、何かが破れた箇所を表現する際に使います。
例文:There was a rip in his jeans.(彼のジーンズに裂け目があった。)
例文:She stitched up the rip in the curtain.(彼女はカーテンの裂け目を縫った。)
③「激流」の場合の使い方
「rip」は海に関連する用語として、「激流」という意味でも使われます。サーフィンや海の状況を説明するときに使うことがあります。
例文:The surfer rode the rip current expertly.(サーファーは巧みに荒波に乗った。)
例文:Be careful of the rip tide when swimming.(泳ぐときは引き潮に注意してください。)
実際の使用例
これまでに「rip」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Can you help me rip this old carpet out?
(この古いカーペットを引き裂くのを手伝ってくれる?)
B: Sure, let’s get started!
(もちろん、始めよう!)
A: There’s a rip in your jacket.
(君のジャケットに裂け目があるよ。)
B: Oh no, I need to fix it before going out.
(ああ、出かける前に直さないと。)
「rip」と似ている単語・同じように使える単語
tear
「tear」という単語も「引き裂く」「裂け目」という意味があり、「rip」と同様に使えますが、少し柔らかいニュアンスで用いられることが多いです。
例文:He accidentally tore his shirt.(彼はうっかりシャツを破いてしまった。)
rend
「rend」は「引き裂く」「引きちぎる」という意味で、「rip」に近い使い方ができますが、特に激しく引き裂くような状況を表現する際に使用されます。
例文:The beast’s claws rend the flesh.(獣の爪が肉を引き裂いた。)
それぞれの使い分け方
「rip」:力強く引き裂く感じを示すときに使います。
「tear」:一般的に物を裂く際に使いますが、ニュアンスはやや柔らかいです。
「rend」:特に激しく、力強く引き裂く場合に用います。
「rip」を含む表現・熟語
「rip」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① rip off(ぼったくる)
例文:The shop ripped me off by charging too much.(その店はぼったくって過剰に請求した。)
② let rip(思いのままにする)
例文:He let rip in the debate, expressing his true feelings.(彼は討論で思いのままに、本心を表した。)
③ rip through(猛威を振るう)
例文:The tornado ripped through the town.(竜巻が町を襲った。)