「at all」の意味は?どのように使う?
英単語「at all」は、何かが全く存在しない、または起こらない様子を表す言葉です。また、ほんのわずかでも何かがあることを示したり、疑問や驚きを強調したりする際にも使われます。条件として何かが起こる可能性を示す表現としても使われるので、具体的な使い方を見ていきましょう。
①「全く~ない」の場合の使い方
「at all」は否定文で使うと「全く~ない」という意味になります。何かが全然存在しないことを強調したいときによく使います。
例文:I don’t understand this problem at all.(私はこの問題が全く理解できません。)
例文:She didn’t eat the cake at all.(彼女はそのケーキを全く食べなかった。)
例文:The weather didn’t change at all during the trip.(旅行中、天気は全く変わらなかった。)
②「ほんのわずかでも」の場合の使い方
肯定的な文脈で「at all」を使うと、ほんのわずかでも何かがあることを示しています。可能性や程度が極めて少ないことを表します。
例文:If you have any questions at all, please let me know.(少しでも質問があれば、教えてください。)
例文:He showed no interest at all in the new project.(彼は新しいプロジェクトに全く興味を示さなかった。)
例文:Is there any chance at all for a solution?(解決策の可能性は少しでもあるのでしょうか?)
③「疑問や驚きの強調」の場合の使い方
疑問文では、何かに対する驚きや疑いを強調するために「at all」が使われます。この使い方は、相手の意図や状況に対して本気で疑問に思っていることを示します。
例文:Do you at all believe in ghosts?(幽霊を少しでも信じるの?)
例文:Are you at all interested in the offer?(その申し出に少しでも興味がありますか?)
例文:Can you hear me at all on this line?(この回線で私の声が聞こえていますか?)
実際の使用例
ここまで「at all」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次は、実際の会話の中でどのように使われるかを見てみましょう。
A: I tried to call but couldn’t get through at all.
(電話をかけようとしたけど、全くつながらなかった。)
B: That’s strange. Is your phone working at all?
(それは変だね。電話はちゃんとつながっているの?)
A: Yes, I’ve checked. But if you have any issues at all, just let me know.
(はい、確認しました。でも、何か問題が少しでもあれば、教えてください。)
「at all」と似ている単語・同じように使える単語
in any way
「in any way」は「at all」と似ており、どんな形であれ少しでも何かがあることを示します。特に否定文で使うことが多いです。
例文:I can’t help you in any way.(どんな形でもあなたを助けることはできません。)
whatsoever
「whatsoever」は「少しの~もない」という強調で、否定をさらに強くしたいときに使います。「at all」と同様に否定文で使われます。
例文:There is no doubt whatsoever.(疑いの余地は全くありません。)
それぞれの使い分け方
「at all」:一般的な否定や強調に使います。
「in any way」:何かが少しでも存在するかを確認する際に使います。
「whatsoever」:否定をさらに強調したいときに使います。
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