「there」の意味は?どのように使う?
英単語「there」は「そこに」「あそこに」「そこで」「存在する」などの意味を持つ副詞です。場所を示したり、文の流れを滑らかにするために使われることが多いです。ここでは、「there」のさまざまな用法と、その使い方について解説します。
①「そこに」や「あそこに」の場合の使い方
「there」は場所を指し示す時に使われます。行き先を示したり、行ったことのある場所を指し示すときに便利ですよね。
例文:Look over there, that’s where I found it.(あそこを見て、あれを見つけた場所だよ。)
例文:We will meet there at 3 PM.(3時にそこで会おう。)
例文:The book you are looking for is over there.(君が探している本はそこにあるよ。)
②「そこで」の場合の使い方
「there」を使って、ある出来事が起こる場所を説明することができます。この場合、話の流れをスムーズにするために使われます。
例文:She was standing there when it happened.(それが起きた時、彼女はそこで立っていた。)
例文:I met my friend there last week.(先週、そこで友達に会った。)
例文:He worked there for five years.(彼はそこで5年間働いていた。)
③「存在を示す」の場合の使い方
また、「there」は「存在する」という意味でも使われます。このケースでは、「there is」や「there are」といった形で、あるものや事象の存在を示します。
例文:There is a cat under the table.(テーブルの下に猫がいる。)
例文:There are many stars in the sky tonight.(今夜は空にたくさんの星がある。)
例文:There was a lot of noise in the room.(部屋の中にたくさんの騒音があった。)
実際の使用例
「there」の意味と使い方を理解したら、実際の会話でどのように使われるか見てみましょう。
A: Where did you put the keys?
(鍵をどこに置いたの?)
B: I left them there on the kitchen table.
(キッチンのテーブルの上に置いてきたよ。)
A: Is there any milk in the fridge?
(冷蔵庫に牛乳ある?)
B: Yes, there’s a new carton.
(はい、新しいパックがありますよ。)
「there」と似ている単語・同じように使える単語
here
「here」も場所を示す言葉ですが、「ここ」「こちらに」という意味があります。「there」と対比的に使われることが多いですね。
例文:Please come here and take a look.(ここに来て見てください。)
where
「where」は場所を尋ねる際に使用されます。「there」と組み合わせて使うことで会話が成り立ちます。
例文:Where did you go?(どこに行ったの?)
それぞれの使い分け方
「there」:指定された場所を示す時に使います。
「here」:話し手が現在いる場所を示す時に使います。
「where」:場所を尋ねる時に使います。
「there」を含む表現・熟語
「there」は単独で使われるだけでなく、いくつかの表現や熟語でも頻繁に登場します。以下に例を挙げてみましょう。
① be there for someone(誰かのためにそこにいる)
例文:I’ll always be there for you when you need help.(君が助けを必要とするとき、いつも君のためにそこにいるよ。)
② get there(到達する)
例文:It might take some time, but we’ll get there eventually.(少し時間がかかるかもしれないが、最終的にはたどり着くだろう。)
③ there and then(その場ですぐに)
例文:I decided to tell him the truth there and then.(その場ですぐに彼に真実を伝えることに決めた。)