「average」の意味は?どのように使う?
英単語「average」は、物事の中心的な水準や状態を示す単語です。具体的には「平均」「平均値」「標準」「並」といった意味があります。日常生活や数学の世界でよく使われるこの単語の使い方について、わかりやすく解説していきます。
①「平均」「平均値」の場合の使い方
「average」は、何かの数値を足してその数で割った結果を指す「平均」や「平均値」として使われます。たとえば、テストの点数の平均を求めるときに便利な言葉です。
例文:The average of the test scores was 85.(テストの平均点は85点だった。)
例文:She spends an average of two hours on homework each day.(彼女は毎日平均して2時間宿題に取り組んでいる。)
例文:Our team’s average age is 25.(私たちのチームの平均年齢は25歳です。)
②「標準」「並」の場合の使い方
「average」は、何かが標準的であることや、特別でも悪くもない状態を示すときに使います。「普通」や「一般的」といった意味合いです。
例文:The movie was pretty average, not too exciting.(その映画はかなり普通で、特別面白くはなかった。)
例文:He is an average student, doing well in most subjects.(彼はほとんどの科目で特に優れていない標準的な学生です。)
例文:The restaurant offers average service.(そのレストランは標準的なサービスを提供している。)
実際の使用例
これまでに「average」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: What’s the average temperature here in winter?
(ここでの冬の平均気温はどれくらいですか?)
B: It’s usually around 5 degrees Celsius.
(通常は摂氏5度くらいです。)
A: How was the new restaurant you tried?
(新しく行ったレストランはどうだった?)
B: It was average, nothing special.
(普通だったよ、特に特別なところはなかった。)
「average」と似ている単語・同じように使える単語
mean
「mean」とは「平均」を指す単語で、特に数学で使われることが多いです。「average」とほぼ同じ意味ですが、より技術的な場面で使われることが多いです。
例文:The mean score of the class is 78.(クラスの平均得点は78点です。)
typical
「typical」は「典型的な」「標準的な」を意味し、「average」と似たように使える言葉です。特にあるグループや状況の典型的な特徴を示すときに用います。
例文:It is typical for him to be late.(彼が遅れるのは普通のことです。)
それぞれの使い分け方
「average」:一般的な平均や標準を示すときに使います。
「mean」:数学的に平均を計算するときに使います。
「typical」:あるグループや状況の標準的な特徴を示すときに使います。
「average」を含む表現・熟語
「average」は単独で使われることが多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① on average(平均して)
例文:On average, it takes me 30 minutes to commute to work.(平均して職場まで30分かかります。)
② average Joe(普通の人)
例文:He’s just your average Joe with a 9 to 5 job.(彼は9時から5時までの仕事をしている普通の人です。)
③ above average(平均以上の)
例文:Her performance was above average for this project.(彼女のこのプロジェクトでの成績は平均以上でした。)