「none」の意味は?どのように使う?
英単語「none」は「何も~ない」や「誰も~ない」といった意味を持っています。文中では、全くない状態を表すときに使われます。ここでは、「none」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
- 全くない状態
- 誰もいない
①「何も~ない」の場合の使い方
「none」は「何も~ない」という意味で使われます。例えば、選択肢が全く存在しない状況や、何も残っていないことを表現します。
例文:There was none left in the fridge.(冷蔵庫には何も残っていなかった。)
例文:None of the solutions worked.(どの解決策も機能しなかった。)
例文:She had none of the required documents.(彼女は必要な書類を一つも持っていなかった。)
②「誰も~ない」の場合の使い方
「none」は「誰も~ない」という意味でも使用されます。これは、特定の集団において該当者がいないことを示します。
例文:None of my friends could come to the party.(友達の誰もパーティーに来ることができなかった。)
例文:None of the employees were available.(従業員の誰もが利用可能ではなかった。)
例文:None of them agreed with the proposal.(彼らの誰もその提案に賛成しなかった。)
実際の使用例
これまでに「none」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you find any solutions for the problem?
(問題の解決策は見つかりましたか?)
B: Unfortunately, none of them worked out.
(残念ながら、どれも上手くいきませんでした。)
A: Are any of your friends joining us tonight?
(今夜、友達は誰か参加するの?)
B: No, none of them could make it.
(ううん、誰も来れなかったよ。)
「none」と似ている単語・同じように使える単語
nothing
「nothing」は「何もない」という意味で、「none」と同じように使えますが、より広範に使用されることが多いです。物や事柄の存在がないことを示します。
例文:There was nothing in the box.(箱の中には何もなかった。)
nobody
「nobody」は「誰もいない」という意味で、「none」とよく似ていますが、特に人について使われることが多いです。
例文:Nobody was at the office when I arrived.(私が到着したとき、オフィスには誰もいなかった。)
それぞれの使い分け方
「none」:全くない状態や誰もいない状態を示す際に使います。
「nothing」:物や事柄が全くないときに使います。
「nobody」:人が全くいないときに使います。
「none」を含む表現・熟語
「none」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① none the less(それでもやはり)
例文:She was tired, but none the less she kept working.(彼女は疲れていたが、それでもやはり働き続けた。)
② second to none(誰にも劣らない)
例文:His skill in cooking is second to none.(彼の料理の腕前は誰にも劣らない。)