「though」の意味は?どのように使う?
英単語「though」には「けれども」「しかし」「にもかかわらず」といった意味があります。文の途中や終わりに使われることが多く、対比や例外を示すときに便利です。ここでは、「though」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
①「けれども」の場合の使い方
「though」は「けれども」という意味で、何かを説明した後に、その反対の情報を付け加えたいときに使われます。
例文:I like the movie, though it was a bit long.(私はその映画が好きですが、少し長かったです。)
例文:He was tired, though he kept working.(彼は疲れていましたが、働き続けました。)
②「しかし」の場合の使い方
「though」はまた「しかし」として使われることもあります。これにより、前に述べたことに対しての反対の意見や例外を示すことが可能です。
例文:The weather was bad; we went hiking, though.(天気は悪かった。しかし、私たちはハイキングに行きました。)
例文:She didn’t understand the joke at first; she laughed, though.(彼女は最初は冗談を理解しませんでしたが、笑いました。)
③「にもかかわらず」の場合の使い方
「though」は「にもかかわらず」という意味でも使われ、通常の期待に反したことを示すときに使われます。
例文:Though he was late, he was not in a hurry.(彼は遅刻していたにもかかわらず、急いでいませんでした。)
例文:Though it was raining, they played outside.(雨が降っていたにもかかわらず、彼らは外で遊びました。)
実際の使用例
これまでに「though」のいくつかの意味と使い方を見てきましたが、次に実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Do you want to go to the park?
(公園に行きたいですか?)
B: I do, though I have some work to finish first.
(行きたいけど、まずいくつか仕事を終わらせる必要があります。)
A: Well, finish your work quickly, then!
(じゃあ、早く仕事を終わらせてね!)
「though」と似ている単語・同じように使える単語
although
「although」という単語も「〜だけれども」「〜にもかかわらず」という意味があり、「though」と似たように使うことができます。ただし、ややフォーマルな文脈で使われることが多いです。
例文:Although it was late, we continued our discussion.(遅かったけれども、私たちは議論を続けました。)
however
「however」は「しかし」という意味で、「though」と同様に対比を示す際に使うことができますが、より文の冒頭で使われることが多いです。
例文:The task was difficult; however, she managed to complete it.(その仕事は難しかった。しかし、彼女はなんとかそれをやり遂げました。)
それぞれの使い分け方
「though」:文中や文末で、カジュアルに対比を示すときに使う。
「although」:よりフォーマルな文脈で使いたいときに使う。
「however」:文の冒頭で、二文をつなぐ形で使うことが主流。
「though」を含む表現・熟語
「though」は単独で使われることが多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① even though(たとえ〜でも)
例文:Even though it was cold, we went swimming.(たとえ寒くても、私たちは泳ぎに行きました。)
② as though(まるで〜のように)
例文:She danced as though nobody was watching.(まるで誰も見ていないかのように彼女は踊りました。)
③ though-provoking(考えさせられる)
例文:The film was highly thought-provoking and sparked many discussions.(その映画は非常に考えさせられるもので、多くの議論を引き起こしました。)