TOEICテストにはいくつかの種類や実施形態があります。それらを混同して混乱するような場面は、あまり考えられませんが、基礎知識として把握しておく必要はあります。
「TOEIC」の名称を冠するテストには以下のような種類があります。
・TOEICテスト(公開テスト、IPテスト)
・TOEIC SWテスト
・TOEIC Bridgeテスト
一般的には、「TOEICテスト」といえば「TOEIC公開テスト」を指します。TOEICの運営主体(国際ビジネスコミュニケーション協会)が全国で実施している全国統一のテストです。試験結果(スコア)は「公式認定証」として発行されます。
「IPテスト」は、企業や学校ごとに実施されるTOEICのテストを指します。試験内容(問題や試験時間など)は公開テストと同じですが、公式認定証は発行されません。受験者にはスコアレポートと呼ばれる成績表が発行されます。
「TOEIC SWテスト」はスピーキング能力とライティング能力を測定するためのテストです。リスニングとリーディングが中心の通常のTOEICテストを補うテストとして開発され、2007年にはじめて実施されました。
TOEIC Bridgeテストは初学者を主な対象とした、基礎英語能力を測るためのテストです。初級~中級程度の英語で構成されており、英語を学びはじめた人に適した内容となっています。