TOEICテストの結果として示されるスコアには有効期限のようなものは基本的にありません。少なくとも公式には有効期限は設定されていません。その意味では何年も前に受けた試験結果であっても堂々と、自身のTOEICスコアとして述べて問題ありません。
ただし、TOEIC運営側で試験結果データを保存する期間には限りがあり、それによって試験結果を再発行できる期間については期限が設けられています。この期間が試験後2年間となっています。このため、「TOEICデータの有効期限は2年間」という認識が少なからず広まっているようです。
TOEICスコアに有効期限はない、とは言っても、あまり大昔に取ったスコアは「現在の英語能力を示す情報」としてはあまり適格ではないと言えます。求人して選考する側にしてみれば、「十数年前に受験した際のスコアがこれで、それ以来TOEICは受けていません」というような人は評価しづらいでしょう。そうした点を踏まえると、過去2年内という期間は常識的感覚にかったものであるといえるかも知れません。
理想的には、試験結果が最近のものであればあるだけよいでしょう。就職や進学などでTOEICスコアを提示する予定があるなら、できるだけ新しいスコアとして提示できるようスケジュールを調整して、それまで最大限に学習に励むことができればベストといえるのではないでしょうか。