「gross」の意味は?どのように使う?
英単語「gross」は、一般的に何かが全体として大きくまとまっている状態や、控除する前の総体を指します。また、時には過剰で不快に感じるようなものを表現することもあります。ここでは、「gross」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
- 全体の、大まかな
- 不快な
①「全体の」「大まかな」の場合の使い方
「gross」には、全体としての大きな規模や総体を示す意味があります。これは、特にビジネスや経済の文脈で使われ、控除される前の総収入や利益を指すときによく使われます。
例文:The movie grossed over $100 million worldwide.(その映画は全世界で1億ドル以上の興行収入をあげた。)
例文:Her gross income last year was quite substantial.(彼女の昨年の総収入はかなりのものであった。)
例文:The gross weight includes the packaging.(総重量には包装も含まれています。)
②「不快な」の場合の使い方
「gross」は、何かが過剰で不快に感じるときにも使われます。この意味では、見た目や行動が不快なものに対して使用されることが多いです。
例文:The food looked gross, so I didn’t eat it.(その料理は不快に見えたので、食べませんでした。)
例文:He made a gross comment that offended everyone.(彼は皆を不快にさせるコメントをした。)
例文:The room was gross and needed a good cleaning.(その部屋は不快で徹底的な掃除が必要だった。)
実際の使用例
これまでに「gross」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you see that movie? It grossed over $200 million!
(あの映画見た?2億ドル以上の興行収入をあげたんだって!)
B: Wow, that’s impressive!
(わあ、それはすごいね!)
A: I tried the new dish, but it was gross.
(新しい料理を試してみたけど、不快だったよ。)
B: Oh no, that’s disappointing!
(あら、それはがっかりだね!)
「gross」と似ている単語・同じように使える単語
total
「total」という単語も「全体の」という意味があり、「gross」と同様に使えます。違いとしては、「total」は純粋に全体の合計を指し、控除前のニュアンスはありません。
例文:The total cost of the project was $500,000.(プロジェクトの総費用は50万ドルだった。)
disgusting
「disgusting」は「不快な」「気持ち悪い」という意味で、「gross」の不快さを表現する際に使えます。見た目や匂い、行動に対しての嫌悪感を強調する際に用います。
例文:The smell from the trash was absolutely disgusting.(ゴミからの匂いは本当に気持ち悪かった。)
それぞれの使い分け方
「gross」:控除する前の全体や不快感を示すときに使います。
「total」:純粋な全体の合計を指すときに使います。
「disgusting」:特に見た目や匂いに対しての不快感を強調したいときに使います。
「gross」を含む表現・熟語
「gross」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① gross domestic product(国内総生産)
例文:The country’s gross domestic product has been steadily increasing.(その国の国内総生産は着実に増加している。)
② gross negligence(重大な過失)
例文:The accident was caused by gross negligence.(その事故は重大な過失によって引き起こされた。)