「passive」の意味は?どのように使う?
英単語「passive」は、他からの影響を受けやすく、自ら進んで行動しない様子を表します。「受動的な」や「受身の」といった意味が主で、活動や反応が鈍い、積極性に欠ける状態を指します。ここでは、「passive」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
- 受動的な
- 受身の
- 消極的な
- 活気のない
①「受動的な」「受身の」の場合の使い方
「passive」は自分から行動せず、他者の指示を受けて動く状態を表します。たとえば、指示待ちの状態で自分の意見を言わないときに使います。
例文:He remains passive during meetings, never voicing his opinions.(彼は会議中受動的で、決して意見を言いません。)
例文:She took a passive role in the project, following directions rather than leading.(彼女はプロジェクトで受け身の役割を果たし、指示に従うのみでした。)
例文:The students were passive, not asking any questions.(学生たちは受動的で、質問をまったくしませんでした。)
実際の使用例
これまでに「passive」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Why don’t you participate more actively in discussions?
(どうしてもっと積極的に議論に参加しないの?)
B: I prefer to listen and observe before jumping in.
(私は参加する前に聞いて観察するのが好きなんだ。)
A: It’s important to express your thoughts, even if it’s just a bit.
(少しでも自分の考えを表現することが大切だよ。)
「passive」と似ている単語・同じように使える単語
inactive
「inactive」は「活動していない」「動いていない」という意味で、「passive」と同様に自ら行動しない状態を示します。ただし、「inactive」は物理的な活動に関することが多いです。
例文:He became inactive after retiring and stopped all physical activities.(彼は退職後、活動をやめ、すべての体を動かす活動をやめました。)
submissive
「submissive」は「従順な」「服従する」という意味で、「passive」と似ていますが、特に他者に対する従順さを強調します。
例文:She was very submissive to her manager’s decisions.(彼女は上司の決定に非常に従順でした。)
それぞれの使い分け方
「passive」:自ら進んで行動せず、他からの影響を受ける状態を一般的に示すときに使います。
「inactive」:物理的に動いていない状態を示すときに使います。
「submissive」:特に他者に対して従順であることを強調するときに使います。
「passive」を含む表現・熟語
「passive」は単独で使われることも多いですが、表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① passive voice(受動態)
例文:In the sentence “The book was read by her,” the passive voice is used.(「その本は彼女によって読まれた」という文では、受動態が使われています。)
② passive resistance(消極的抵抗)
例文:They used passive resistance to protest the new law.(彼らは新しい法律に対して消極的抵抗を用いました。)
③ passive income(不労所得)
例文:He earns a passive income from his investments.(彼は投資から不労所得を得ています。)
