「no」の意味は?どのように使う?
英単語「no」は、何かが存在しない、もしくは行動を否定する際に使われる言葉です。中心的な意味は、「ひとつもない」や「何もない」といった状態を表します。また、「禁止する」や「反対する」といった意図を持つこともあります。ここでは「no」のさまざまな意味と使い方について、具体例とともに解説していきます。
①「ひとつもない」「どんな…もない」の場合の使い方
「no」は、「ひとつもない」や「どんな…もない」という意味で使います。何かが全く存在しないことを表現する際に便利です。
例文:There are no apples left in the basket.(かごにはリンゴが一つも残っていない。)
例文:I have no idea where she went.(彼女がどこへ行ったのか全くわからない。)
例文:There is no water in the bottle.(ボトルに水は全く入っていない。)
②「決して…でない」「…があってはならない」の場合の使い方
「no」は、「決して…でない」や「…があってはならない」という強い否定を表現する際にも使われます。何かを断固として禁止したり、避けたい状況を示すことができます。
例文:There is no smoking in this area.(この区域では喫煙は禁止されています。)
例文:No one is allowed to enter the room.(誰もその部屋に入ることは許されていません。)
例文:No pets allowed in the building.(この建物ではペットは許可されていません。)
実際の使用例
これまでに「no」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Is there any milk left in the fridge?
(冷蔵庫に牛乳は残っている?)
B: No, there’s no milk left. Do you want me to buy some?
(いいえ、牛乳は残っていないよ。買ってきてほしい?)
A: Yes, please. And make sure to get some bread too.
(うん、お願い。それとパンも忘れずにね。)
「no」と似ている単語・同じように使える単語
none
「none」という単語も「何もない」「誰もいない」といった意味があります。「no」と似ていますが、「none」は名詞の代わりに使われます。
例文:None of the students knew the answer.(学生たちの誰もその答えを知らなかった。)
not
「not」は、動詞や形容詞を否定する際に使います。「no」と同様に否定の意味を持ちますが、より幅広い使い方が可能です。
例文:He is not coming to the party.(彼はパーティーに来ない。)
それぞれの使い分け方
「no」:存在しないことを示すときや、禁止を表現するときに使います。
「none」:名詞の代わりに使い、「何もない」ことを表現します。
「not」:動詞や形容詞を否定するときに使います。
「no」を含む表現・熟語
「no」は単独で使われることが多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも現れます。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① no way(絶対にダメ)
例文:No way am I doing that!(絶対にそんなことはしない!)
② no problem(問題ない)
例文:Sure, I can help you. No problem at all.(もちろん、手伝えるよ。問題ないからね。)
③ no longer(もはや…でない)
例文:He no longer lives here.(彼はもうここには住んでいない。)
