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英語「irony」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「irony」の意味は?どのように使う?

英単語「irony」は、表面上の意味とは異なる意図や結果を含む表現や状況を指す言葉です。主に「皮肉」や「反語」として使われることが多いですが、状況によっては「意外な成り行き」や「運命の皮肉」といった意味も含まれます。ここでは、「irony」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。

①「皮肉」「反語」の場合の使い方

「irony」の最も一般的な使われ方は、「皮肉」や「反語」として、言葉の表面と実際の意図が異なることを示します。例えば、混雑した場所で「今日は静かでいいね」と言うと、まさに「皮肉」です。

例文:She said it was a beautiful day as it poured with rain.(彼女は土砂降りの中、「今日は素晴らしい日だね」と言った。)
例文:Isn’t it ironic that the fire station burned down?(消防署が焼け落ちたなんて皮肉だよね。)
例文:He praised her punctuality when she was late.(彼女が遅刻したときに、彼の時間厳守を褒めたのは皮肉だった。)

②「意外な成り行き」の場合の使い方

「irony」は意図しない結果が生じる状況を指すこともあります。これにより、状況が思っていたものとは全く異なる方向に展開することを表現します。この場合、特に運命のいたずらを感じることが多いです。

例文:It’s ironic that the inventor of email dislikes digital communication.(メールの発明者がデジタル通信を嫌っているなんて皮肉だ。)
例文:He won the race, only to find out he had been disqualified due to a technicality.(彼はレースに勝ったが、技術的な理由で失格になったなんて皮肉だ。)
例文:The irony was that she complained about laziness, yet did nothing herself.(皮肉なことに、彼女は怠惰を非難していたのに、自分では何もしなかった。)


実際の使用例

これまでに「irony」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。

A: Did you hear the news about the thief getting robbed?
(泥棒が盗まれたってニュース聞いた?)

B: Yeah, that’s quite the irony!
(うん、それは本当に皮肉だね!)

A: It’s always so ironic how he makes excuses for being late when he lives closest to the office.
(彼がオフィスに一番近く住んでいるのに、遅刻の言い訳をするのはいつも皮肉だよね。)

B: True, maybe he should set more alarms!
(確かに、もっとアラームを設定すべきだね!)


「irony」と似ている単語・同じように使える単語

sarcasm

「sarcasm」は「皮肉」や「嫌味」として、しばしば「irony」と同様の状況で使われますが、「sarcasm」は通常、より辛辣で攻撃的なニュアンスを含んでいます。

例文:His sarcasm was evident when he said, “Oh, great job!” after I spilled the milk.(牛乳をこぼした後、彼が「お、よくやったね!」と言ったのは明らかに嫌味だった。)

paradox

「paradox」は一見すると矛盾しているようでも、よく考えると真実を含んでいる文や状況を指す言葉で、「irony」と似た使い方ができます。

例文:It’s a paradox that the more you learn, the less you feel you know.(学べば学ぶほど、知らないことが多いと感じるのはパラドックスだ。)

それぞれの使い分け方

「irony」:意図や結果が表面とは異なる、皮肉な状況に使います。
「sarcasm」:より攻撃的で辛辣な皮肉や嫌味に使います。
「paradox」:一見矛盾しているが、考えると真実を含む状況に使います。

「irony」を含む表現・熟語

「irony」を含むいくつかの表現は、日常会話や文学の中でよく使われます。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。

① situational irony(状況皮肉)
例文:The situational irony was that the fire hydrant was on fire.(状況皮肉なのは、消火栓が火事だったことだ。)

② dramatic irony(劇的皮肉)
例文:In the play, the audience experiences dramatic irony when they know a character’s fate before he does.(劇中で、観客は登場人物が自分の運命を知る前にそれを知るという劇的皮肉を味わう。)

③ verbal irony(言葉の皮肉)
例文:Her comment, “What a wonderful day,” as the storm rolled in, was full of verbal irony.(嵐が来るときに「なんて素晴らしい日だ」と言った彼女のコメントは、言葉の皮肉に満ちていた。)

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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