「yet」の意味は?どのように使う?
英単語「yet」には「まだ」「しかし」「それにもかかわらず」といった意味があります。時間に関することから対立した考えを述べるときまで、幅広く使われる便利な単語です。ここでは、「yet」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
・時間の流れにおける「まだ」
・対比を示す「しかし」「それにもかかわらず」
①「まだ」の場合の使い方
「yet」には「まだ」という意味があり、主に否定文や疑問文で使われます。何かがまだ起こっていない、または完了していない状態を示すときに活用できます。
例文:I haven’t finished my homework yet.(私はまだ宿題を終えていません。)
例文:The movie hasn’t started yet.(映画はまだ始まっていない。)
②「しかし」の場合の使い方
対比や逆説を強調する場合、「yet」を「しかし」「それにもかかわらず」の意味で使用します。この使い方は、前に述べたことと反対のことを続ける際によく登場します。
例文:It was raining heavily, yet they continued the match.(大雨が降っていたが、それでも試合を続けた。)
例文:She is very young, yet she has achieved so much.(彼女はとても若いが、それでも多くのことを成し遂げた。)
例文:The solution seems simple, yet it’s very effective.(解決策は簡単に見えるが、それでも非常に効果的である。)
実際の使用例
これまでに「yet」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Have you finished reading that book yet?
(その本、もう読み終わった?)
B: Not yet, but I’m almost done with it.
(まだだけど、もうすぐ読み終わるよ。)
A: She’s quite inexperienced, yet she shows great potential.
(彼女はかなり経験が浅いが、それでも大きな可能性を示している。)
B: I agree, she’s a quick learner.
(同感だね、彼女は覚えが早いよ。)
「yet」と似ている単語・同じように使える単語
still
「still」は「まだ」という意味で、進行中の状態や行動が続いていることを示す際に「yet」に似た使い方ができます。
例文:He is still working on the project.(彼はまだそのプロジェクトに取り組んでいる。)
but
「but」は「しかし」という意味で、対比や逆説を示す際に「yet」と同様に使うことができます。
例文:He is tired, but he won’t stop working.(彼は疲れているが、仕事をやめない。)
それぞれの使い分け方
「yet」:否定や疑問で「まだ」を使うとき、または対比で「しかし」や「それにもかかわらず」を使うときに役立ちます。
「still」:進行中の動作や状態が続いていることを強調するときに使います。
「but」:対比や逆説をシンプルに示したいときに使います。
「yet」を含む表現・熟語
「yet」は様々な表現の中でも使われることがあり、その例をいくつか紹介します。
① yet another(さらにもう一つ)
例文:He bought yet another car.(彼はさらにまた別の車を買った。)
② as yet(今のところは)
例文:As yet, no decision has been made.(今のところ、まだ決定されていない。)
③ not yet(まだ~ない)
例文:Not yet, I’m still considering my options.(まだです、選択肢を検討中です。)