TOEIC(R)テストを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が、2016年5月よりTOEICテストの問題形式を一部変更すると発表しました。
試験時間や問題数は従来通りですが、問題形式がいくつか変更されています。リスニングセクションとリーディングセクションの両方で変更が加わっています。
新形式の特徴をよく踏まえて、目指す試験に備えましょう!
新形式ではよりコミュニケーション力が問われる
新形式のTOEIC(R)テストでは、より実際的な場面を想定した問題が出題されます。リスニングセクションでは、会話問題の設問数が増えます。また、現行テストでは2名による会話問題のみが出題されていますが、新形式では3名の会話問題が出題されます。
リーディングセクションでは、チャット形式で複数人が会話をする文章が加わります。文章の構成について問う設問、書き手が暗示する意図を読み取る設問など文章の全体像を把握する能力が問われる点も特徴です。
試験時間と問題数には変更なし
新形式のTOEIC(R)テストになっても、試験時間と問題数には変更点はありません。現行のTOEIC(R)テストと同様に、試験時間が120分(リスニング約45分、リーディング約75分)、問題数が200問(リスニング100問、リーディング100問)です。
現行のTOEIC(R)テストとスコア比較できる
新形式のTOEIC(R)テストで取得したスコアは、現行のTOEIC(R)テストで取得したスコアと比較することが可能です。TOEIC(R)テストを運営するETSは、新形式のテストと現行のテストで難易度や問題のクオリティに差がないよう設計したと発表しています。現行のTOEIC(R)テストで取得した700点と新形式のTOEIC(R)テストで取得した700点は同じレベルを意味します。
変更されるのは問題形式のみ
新形式のTOEIC(R)テストで変更されるのは問題形式のみで、その他の点には一切変更がありません。新しい形式のテストでは、現行のテストよりも英語でのコミュニケーション力が問われます。新形式のテスト対策によって、より実用的な英語を身につけることができるでしょう。