「原作」は英語で何と言えばよい?
みなさん、映画やドラマを見るときに「原作は何だろう?」と思ったことはありませんか?「原作」を英語で表現する際に、どのように言えばよいのでしょうか?
「原作」の英語訳①original work
「原作」の英語訳としてよく使われるのが「original work」です。この表現は、映画やドラマ、アニメなどのもとになった作品を指します。例えば、映画が小説を基にしている場合、その小説が「original work」となります。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The movie is based on an original work by a famous author.(その映画は有名な作家の原作に基づいています。)
② The original work was published in 1990.(原作は1990年に出版されました。)
③ Many fans prefer the original work to its adaptation.(多くのファンはその翻案よりも原作を好みます。)
「原作」の英語訳②source material
「source material」も「原作」として使うことができます。この表現は、映画や舞台作品などの基となる資料や作品を指します。特に、原作が複数の資料から成り立っている場合に使われることが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The director stayed true to the source material.(監督は原作に忠実でした。)
② The source material includes several historical documents.(原作にはいくつかの歴史的文書が含まれています。)
③ Adapting the source material was a challenging task.(原作を翻案することは難しい作業でした。)
「原作」の英語訳③original story
「original story」もまた「原作」として使われる表現です。特に、映画やアニメが特定の物語を基にしている場合に使われます。この表現は、物語の内容そのものを強調する際に適しています。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The film is an adaptation of an original story.(その映画は原作の物語を翻案したものです。)
② The original story was written by a local author.(原作の物語は地元の作家によって書かれました。)
③ Fans of the original story were excited about the new adaptation.(原作のファンは新しい翻案に興奮していました。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめる。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
original work:映画やドラマの基となる作品全般を指す。特に、単一の作品が基になっている場合に使われる。
source material:複数の資料や作品が基になっている場合に使われることが多い。
original story:物語の内容そのものを強調したい場合に適している。
「原作」を使う際によく用いられる表現
表現① adapted from
adapted fromは「~から翻案された」という意味の表現です。
例文:The movie was adapted from a popular novel.(その映画は人気小説から翻案されました。)
表現② based on
based onは「~に基づいている」という意味の表現です。
例文:The series is based on a true story.(そのシリーズは実話に基づいています。)
「原作」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
adaptation | 翻案 |
author | 作家 |
novel | 小説 |
script | 脚本 |
まとめ
「原作」を英語で表現する際には、「original work」「source material」「original story」などの選択肢があります。それぞれの表現には微妙なニュアンスの違いがあり、文脈によって使い分けることが重要です。映画やドラマの基となる作品を指す場合には「original work」、複数の資料が基になっている場合は「source material」、物語そのものを強調したい場合は「original story」を使うと良いでしょう。