「加水分解」は英語で何という?例文付きで解説!

「加水分解」は英語で何と言えばよい?

「加水分解」という言葉を聞いたことがありますか?化学の授業で出てきたかもしれませんね。この言葉を英語で表現するにはどうすればよいのでしょうか?

左の画像

この記事では「加水分解」の英語訳をいくつか紹介し、それぞれの使い分けについても解説します。化学に興味がある方はぜひ参考にしてください!

「加水分解」の英語訳①hydrolysis

「加水分解」を最も一般的に英語で表現するのは「hydrolysis」です。この言葉は、化学反応において水が関与して物質が分解されるプロセスを指します。例えば、酵素がデンプンを糖に分解する際に使われることがあります。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The hydrolysis of ATP releases energy.(ATPの加水分解はエネルギーを放出する。)
② Hydrolysis is crucial in digestion.(加水分解は消化において重要である。)
③ Enzymes catalyze the hydrolysis of proteins.(酵素はタンパク質の加水分解を促進する。)

「加水分解」の英語訳②hydration reaction

「hydration reaction」も「加水分解」として使われることがありますが、やや異なるニュアンスを持ちます。これは水が化合物に付加される反応を指し、必ずしも分解を伴わない場合もあります。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The hydration reaction of cement is essential for setting.(セメントの水和反応は硬化に不可欠である。)
② Hydration reactions can alter the properties of minerals.(水和反応は鉱物の性質を変えることがある。)
③ In chemistry, hydration reactions are common.(化学では、水和反応は一般的である。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
hydrolysis:化学反応で水が関与して物質が分解されるプロセス。例:The hydrolysis of ATP releases energy.(ATPの加水分解はエネルギーを放出する。)
hydration reaction:水が化合物に付加される反応で、必ずしも分解を伴わない。例:The hydration reaction of cement is essential for setting.(セメントの水和反応は硬化に不可欠である。)


「加水分解」を使う際によく用いられる表現

表現① catalyze a reaction

catalyze a reactionは反応を促進するという意味の表現である。
例文:Enzymes catalyze a reaction in the body.(酵素は体内で反応を促進する。)

表現② break down a compound

break down a compoundは化合物を分解するという意味の表現である。
例文:The enzyme breaks down a compound into simpler molecules.(酵素は化合物をより単純な分子に分解する。)

「加水分解」を使う際に一緒に使われやすい単語

英単語 日本語訳
enzyme 酵素
reaction 反応
compound 化合物
energy エネルギー
digestion 消化

まとめ

「加水分解」は英語で「hydrolysis」と表現するのが一般的であるが、文脈によっては「hydration reaction」も使われる。化学における用語は、ニュアンスや使われる場面が異なるので、状況に応じて適切な言葉を選ぶことが重要である。この記事を参考に、化学の知識を深めてみてください!

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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