「非常識」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「非常識」と聞いてどんなイメージを持ちますか?英語で「非常識」を表現する際に、どのような言葉を使えば良いのでしょうか?
「非常識」の英語訳①unreasonable
「非常識」の英語訳としてよく使われるのが「unreasonable」です。このunreasonableには「理にかなっていない」というニュアンスがあります。例えば、誰かが不適切な要求をしてきたときに使われることが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①His demands are completely unreasonable.(彼の要求は全く非常識だ。)
②It’s unreasonable to expect everyone to agree with you.(全員があなたに同意することを期待するのは非常識だ。)
③The price they are asking is unreasonable.(彼らが要求している価格は非常識だ。)
「非常識」の英語訳②absurd
absurdも「非常識」として使うことができます。この単語は「ばかげている」というニュアンスを含み、特に論理的でない状況や考えに対して使われます。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The idea that the earth is flat is absurd.(地球が平らだという考えは非常識だ。)
②It’s absurd to think that money grows on trees.(お金が木になると考えるのは非常識だ。)
③The whole situation is absurd.(その状況全体が非常識だ。)
「非常識」の英語訳③outrageous
outrageousもまた「非常識」として使われることがあります。この単語は「とんでもない」や「許しがたい」という意味合いを持ち、特に道徳的に受け入れがたい行動に対して使われます。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The price of the concert tickets is outrageous.(コンサートのチケットの価格は非常識だ。)
②His behavior at the party was outrageous.(彼のパーティーでの振る舞いは非常識だった。)
③It’s outrageous to treat people like that.(人々をそのように扱うのは非常識だ。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
unreasonable:理にかなっていないことを指し、特に不当な要求や期待に対して使われる。
absurd:論理的でない、ばかげた状況や考えに対して使われる。
outrageous:道徳的に許しがたい行動や状況に対して使われる。
「非常識」を使う際によく用いられる表現
表現① behave irrationally
behave irrationallyは「非常識に振る舞う」という意味の表現である。
例文:He tends to behave irrationally when he’s angry.(彼は怒ると非常識に振る舞う傾向がある。)
表現② make an unreasonable demand
make an unreasonable demandは「非常識な要求をする」という意味である。
例文:She made an unreasonable demand for a refund.(彼女は非常識な返金要求をした。)
「非常識」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
irrational | 非合理的な |
preposterous | ばかげた |
ridiculous | 滑稽な |
insane | 狂気の |
まとめ
「非常識」を英語で表現するには、状況やニュアンスに応じてさまざまな単語を使い分けることが重要である。unreasonableは不当な要求や期待に対して、absurdは論理的でない考えに対して、outrageousは道徳的に許しがたい行動に対して使われる。これらの違いを理解し、適切な場面で使い分けることで、より正確なコミュニケーションが可能になる。