「quite」の意味は?どのように使う?
英単語「quite」は、「かなり」「全く」「非常に」といった意味があります。文脈によっては少し柔らかいニュアンスで「まあまあ」や「そこそこ」となることもあります。ここでは、「quite」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
①「かなり」の場合の使い方
「quite」は、「かなり」という意味で使われることが多いです。何かが思っていた以上であることを示すときに利用されます。
例文:The movie was quite interesting.(その映画はかなり面白かった。)
例文:She is quite tall for her age.(彼女は年齢のわりにかなり背が高い。)
例文:He did quite well on the exam.(彼は試験でかなりいい成績を取った。)
②「全く」の場合の使い方
「quite」は、「全く」という意味でも使用されます。この場合、完全に何かがそうであることを表現します。
例文:The room was quite empty.(その部屋は全く空っぽだった。)
例文:It is quite impossible to finish on time.(時間内に終わるのは全く不可能だ。)
例文:She was quite certain of her answer.(彼女は自分の答えについて全く確信していた。)
③「まあまあ」の場合の使い方
「quite」は、穏やかに「まあまあ」と表現するためにも使われることがあります。何かがそこそこ良い場合に用いられます。
例文:The weather is quite nice today.(今日は天気がまあまあいい。)
例文:He is quite good at playing the piano.(彼はピアノを弾くのがまあまあ上手だ。)
例文:The book was quite enjoyable.(その本はまあまあ楽しめた。)
実際の使用例
これまでに「quite」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: How did you find the new restaurant?
(新しいレストランはどうだった?)
B: It was quite good, I liked the atmosphere.
(かなり良かったよ、雰囲気が気に入った。)
A: She seems quite confident about her project.
(彼女は自分のプロジェクトについて全く自信があるようだね。)
B: Yes, she’s been working really hard on it.
(ええ、彼女は本当に一生懸命取り組んでいるからね。)
「quite」と似ている単語・同じように使える単語
rather
「rather」という単語も「かなり」「むしろ」といった意味があり、「quite」と同様に使えますが、少し違った強調を持つ場合が多いです。
例文:The weather is rather cold today.(今日はかなり寒い。)
fairly
「fairly」は「かなり」「公正に」という意味で、「quite」に近い使い方ができます。ただし、より中立的なニュアンスを持つことが多いです。
例文:The exam was fairly easy.(試験はかなり簡単だった。)
それぞれの使い分け方
「quite」:程度が強いが、文脈により少し変わる。
「rather」:かなりの程度だが、意外や否定のニュアンスも含む場合がある。
「fairly」:中立的でバランスの取れた表現として使われる。
「quite」を含む表現・熟語
「quite」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① quite a few(かなり多くの)
例文:Quite a few people attended the concert.(かなり多くの人がコンサートに参加した。)
② quite the opposite(まったく逆)
例文:I didn’t find the book boring; quite the opposite, it was very engaging.(その本が退屈だなんて思わなかった。まったく逆で、とても面白かった。)
③ quite something(なかなかのもの)
例文:Her performance was quite something!(彼女のパフォーマンスはなかなかのものだった!)