「vain」の意味は?どのように使う?
英単語「vain」は、主に自分を過大評価している様子や、努力が報われないことを表す言葉です。「うぬぼれの強い」や「虚栄心の強い」といった個人の特性を示す場合もありますし、「無益な」「むだな」といった努力が実を結ばない状況を指すこともあります。ここでは、「vain」の多様な意味とその使い方について、簡単に解説していきます。
①「うぬぼれの強い」「虚栄心の強い」の場合の使い方
「vain」には、自分を過大評価しているという意味があります。例えば、他人よりも自分を優れていると思ったり、見栄を張ったりする人に対して使われます。
例文:He is vain about his appearance.(彼は自分の外見にうぬぼれている。)
例文:She spoke in a vain manner, believing she was the best.(彼女は自分が一番だと思い、うぬぼれた態度で話した。)
例文:Despite his achievements, he remains vain.(彼は多くの業績を上げているが、いまだにうぬぼれている。)
②「無益な」「むだな」の場合の使い方
「vain」は、努力が報われない、むなしい結果となることを示すときにも使われます。何かを試みたものの、成果が得られなかった場合にぴったりの表現です。
例文:His efforts to fix the machine were in vain.(彼の機械を直す努力はむだだった。)
例文:The search for survivors was sadly in vain.(生存者を探す試みは悲しいことに無益だった。)
例文:They tried to negotiate, but it was all in vain.(彼らは交渉を試みたが、すべて無駄だった。)
実際の使用例
これまでに「vain」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: She seems so vain about her new dress.
(彼女、新しい服についてうぬぼれているみたいだね。)
B: Yes, she can’t stop talking about it.
(そうだね、それについて話が止まらないよ。)
A: I tried to solve the puzzle, but it was in vain.
(パズルを解こうとしたけど、無駄だったよ。)
B: Maybe you need a break and try again later.
(少し休憩してから、また挑戦するといいかもね。)
「vain」と似ている単語・同じように使える単語
conceited
「conceited」という単語も「うぬぼれた」「自信過剰な」という意味があり、「vain」と同様に使えますが、特に自己中心的な態度を強調するときに用いられます。
例文:He is so conceited that he never listens to others’ opinions.(彼は非常にうぬぼれていて、他人の意見を聞かない。)
fruitless
「fruitless」は「成果がない」「無駄な」という意味で、「vain」のように努力が報われない状況を指します。
例文:The negotiations proved to be fruitless.(交渉は無駄に終わった。)
それぞれの使い分け方
「vain」:自分を過大評価していること、または努力が報われないことを示す一般的な言葉です。
「conceited」:特に自己中心的で、他人の意見を軽視する態度を強調するときに使います。
「fruitless」:具体的な努力や試みが無駄に終わったことを示す場合に用います。