「fair」の意味は?どのように使う?
英単語「fair」は、物事が偏りなく正しく扱われる様子を表す言葉です。具体的には、「公正な」「公平な」「正当な」などの意味があります。また、「かなり良い」程度の質や状態を示すときにも使われます。ここでは、「fair」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
①「公正な」「公平な」の場合の使い方
「fair」は「公正な」や「公平な」といった意味で使われます。これは、誰に対しても偏りなく、正しい扱いをすることを示します。例えば、試合やコンペティションでルールを守るときにこの言葉を使います。
例文:The judge made a fair decision.(裁判官は公正な判断を下しました。)
例文:Everyone was given a fair chance to compete.(誰もが公平に競争する機会を与えられました。)
例文:It’s only fair to share the prize equally.(賞品を平等に分け合うのが公平です。)
②「かなり良い」の場合の使い方
「fair」は質や状態が「かなり良い」といった程度を表すこともあります。これは、最高ではないけれども悪くもない状態を示す表現です。
例文:She’s a fair singer, but not a professional.(彼女はかなり良い歌い手ですが、プロではありません。)
例文:The weather today is fair, not too hot or cold.(今日の天気はかなり良く、暑すぎず寒すぎずです。)
例文:He managed to get a fair grade on the exam.(彼は試験でかなり良い成績を取ることができました。)
実際の使用例
これまでに「fair」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Do you think the competition was fair?
(あの競技会は公平だったと思う?)
B: Yes, everyone followed the rules and had equal opportunities.
(うん、みんなルールを守って、平等な機会があったよ。)
A: Today’s weather is quite fair, don’t you think?
(今日の天気はかなり良いね、そう思わない?)
B: Yes, it’s perfect for a walk in the park.
(うん、公園を散歩するのにはぴったりだね。)
「fair」と似ている単語・同じように使える単語
just
「just」は「公正な」「正しい」という意味があり、「fair」と似た使い方ができます。しかし、「just」は特に倫理的または法的に正しいことを強調する際に用いられます。
例文:The decision was just and well-reasoned.(その決定は公正で理にかなっていた。)
reasonable
「reasonable」は「妥当な」「合理的な」という意味で、「fair」に似た使い方ができます。特に論理的で納得できる状況を示すときに使われます。
例文:The price seems reasonable for the quality offered.(品質を考えると、その価格は妥当に思えます。)
それぞれの使い分け方
「fair」:一般的な公正さやかなり良い程度を示すときに使います。
「just」:倫理的または法的に正しいことを強調するときに使います。
「reasonable」:論理的で納得できる状況を示すときに使います。
「fair」を含む表現・熟語
「fair」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① fair play(フェアプレー)
例文:Sportsmanship is all about fair play.(スポーツマンシップはフェアプレーそのものです。)
② fair and square(正々堂々)
例文:He won the game fair and square.(彼はその試合を正々堂々と勝ちました。)
③ fair chance(十分な可能性)
例文:Everyone deserves a fair chance to succeed.(誰もが成功するための十分な可能性を持つべきです。)