「分厚い」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「分厚い」と聞いて何を思い浮かべますか?辞書を引くといくつかの英語訳が出てきますが、どの単語を使えば良いのでしょうか?

「分厚い」の英語訳①thick
「分厚い」を英語で表現する際、最も一般的に使われるのが「thick」です。この単語は、物理的に厚みがあることを指します。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The book is very thick.(その本はとても分厚いです。)
②She wore a thick sweater to keep warm.(彼女は暖かさを保つために分厚いセーターを着ました。)
③The walls are thick enough to block the noise.(壁は騒音を遮るのに十分な厚さです。)
「分厚い」の英語訳②bulky
「bulky」も「分厚い」として使うことができます。ただし、これは物が大きくて扱いにくいというニュアンスを含みます。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The package was too bulky to carry alone.(その荷物は一人で運ぶには分厚すぎました。)
②He struggled to fit the bulky jacket into his suitcase.(彼は分厚いジャケットをスーツケースに入れるのに苦労しました。)
③The furniture is quite bulky, making it hard to move.(その家具はかなり分厚く、動かすのが難しいです。)
「分厚い」の英語訳③dense
「dense」は「分厚い」を表す際に、密度が高いという意味合いで使われます。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The forest was dense with trees.(その森は木々で分厚く覆われていました。)
②The cake was dense and rich in flavor.(そのケーキは分厚く、風味が豊かでした。)
③The fog was so dense that we couldn’t see the road.(霧があまりに分厚くて道が見えませんでした。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
thick:物理的な厚みを示す際に使います。例:The book is very thick.(その本はとても分厚いです。)
bulky:大きくて扱いにくい物を指します。例:The package was too bulky to carry alone.(その荷物は一人で運ぶには分厚すぎました。)
dense:密度が高いことを表します。例:The forest was dense with trees.(その森は木々で分厚く覆われていました。)
「分厚い」を使う際によく用いられる表現
表現① thick as a brick
thick as a brickは非常に分厚いという意味の表現です。
例文:The manual is thick as a brick.(そのマニュアルは非常に分厚いです。)
表現② thick-skinned
thick-skinnedは「分厚い皮膚を持つ」という意味から転じて、批判に強いという意味で使われます。
例文:You need to be thick-skinned to work in politics.(政治の世界で働くには批判に強くなければなりません。)
「分厚い」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
layer | 層 |
coat | コート、層 |
blanket | 毛布、覆うもの |
まとめ
「分厚い」を英語で表現する際には、thick、bulky、denseなどの単語が使われます。それぞれの単語は異なるニュアンスを持っており、文脈に応じて使い分けることが重要です。例えば、物理的な厚みを表す場合はthick、大きくて扱いにくい場合はbulky、密度が高い場合はdenseを選ぶと良いでしょう。これらの違いを理解して、適切な場面で使いこなしてください!
