TOEIC(R)テスト試験対策の概要と効率的な英語学習法

ビジネスの場面で英語能力を示し、就活や配属に有利となるTOEIC(R)テスト。グローバル化が叫ばれている中、受験生としても企業としてもTOEICテストを利用するメリット・デメリットや、高得点を取る効率の良い方法は是非とも知っておきたいものです。

TOEIC(R)テストとは

TOEICテストは国際ビジネスコミュニケーション協会が運営する英語能力試験です。「TOEIC」は「Test of English for International Communication」の略で、そのまま日本語に訳するなら「国際コミュニケーション英語能力テスト」。

TOEICテストは世界各国で実施されており、受験者数も年々増加しています。通常のテスト(公開テスト)の受験者数は2014年度に約240万人と突破しています。

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ビジネスでの利用場面が多いTOEIC

TOEICテストは、日常英会話もさることながら、ビジネスシーンで英語を使用してコミュニケーションを取る際に必要な英語能力を評価するという意義(日常とビジネスにおける英語能力の測定)を中心としています。テストはビジネス英会話に活かせる実践的な内容が多く、実際にビジネス英語能力を測る手がかりとしてテスト結果(スコア)が活用されています。、

日本では、就職活動において学生の英語能力を判断する指標として、TOEICテストのスコアがほぼ標準といってよいほど広く用いられています。企業のグローバル化が進み、グローバルに活躍できる人材の需要が高まる中、ビジネス英語能力を鍛え、その能力を証明する手段として、TOEICテストおよびテスト対策試験はますます重要性を増しつつあります。

TOEICスコア受験の主なメリット

TOEICテストは多くの学校や企業で英語能力の目安として利用されています。そのため、TOEICテストを受験して得たスコア(認定証)は、昇進・昇格や海外駐在の要件を満たすことを示す証明書として機能します。もちろん要件に見合うスコアを獲得する必要はありますが。

とはいえTOEICテストを受験する最大のメリットは、試験対策を通じて実践的な英語・英会話スキルが身につくという点でしょう。「英語の試験対策」なんて言ってしまうと、目的と手段をはき違えているようにも聞こえてしまいますが、英語は身につけるべき知識が膨大かつ広範です。テスト向けくらいの「近い目標」を掲げて段階的に知識を積み上げていく学習方法は、着実な成果の確認とモチベーションの維持という点で非常に有益です。

TOEICテストは合格者の席を取り合うような相対評価の試験ではなく、各受験者を「スコア」で評価する絶対評価の試験です。試験内容は毎回違いますが、内容(受験回)によってスコアにばらつきが生じない採点方式が導入されています。そのため、常に同じ評価基準から自分の能力の伸びを確認できます。英語力・英会話能力の成果を定点観測するツールとしてうってつけなのです。

TOEICスコア受験のデメリット?

TOEICテストのデメリットを敢えて挙げるなら、最も一般的なテスト方式である「公開テスト」が「リーディング」と「リスニング」のセクションで構成されており、会話能力の要素として欠かせないスピーキング能力を直接に扱わない、という点が挙げられるかもしれません。

テスト対策でスピーキングに取り組む必要がなければ、スピーキングの強化がおそろかになりかねません。突き詰めれば、TOEICテストで高スコアを獲得しているのに発音や発生がまるでダメという状況になることもあり得ます。

英語の習得にはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に高めることが効率的な学習に繋がるので、TOEICテストの獲得にためにもスピーキングの練習に取り組むことはオススメできます。

TOEICテストにはスピーキングとライティングの技能を測定できる「TOEIC S&W」テストも用意されています。通常の公開テストに比べればまだまだ少数派の試験ですが、実力試しに受験してみてもよいかも知れません。


肩肘張らずに行えるTOEICテスト対策

TOEICテストで少しでも良いスコアを獲得する、となれば、まずは「試験対策本を徹底的にやる」といった案が思い浮かびます。

TOEIC公式サイト サンプル問題

リスニング対策

<リスニング上達のためにできること>

ネイティブとおしゃべり

できるならば、最もこれが効果的です。自分に関係ある話を聞くことで必死に理解しようとしますし、文脈もわかっているので相手の言っていることが推測でき、話についていくことが出来ます。ネイティブとの出会いの場は、留学、英会話、国際交流サークルなど。しかしながら、実行は難しいのが現実。

歌詞を見ながら洋楽を聴く

気に入った洋楽を、歌詞と見比べながら聴いてみて、発音と単語を結び付けていくのはネイティブの発音に慣れるのに結構効果的です。音楽の場合何度もリピートして聞くことができ、スクリプトも目に見える形で用意されているので、良い教材となります。ただし歌の場合、ちゃんと発音していない場合もあるのでその点には注意です。

動画の英語コンテンツを聞いて内容を理解する

内容が分かるようになればシャドーイング(聞き取りながらリピートして付いていくこと)をして、聞き取れていない単語・発音できない単語を把握する。動画の中には字幕が付いているものもあり、活用できます。好きな俳優のインタビューや海外の音楽番組など、使えるものは探せば探すほど出てきます。

日本語字幕・英語字幕の両方が手に入るので、英文も日本語意味の確認もできお勧めです。

TED [ideas worth spreading「面接前にこのポーズをとれ、ボディランゲージが人を作る」 by エイミー・カディ[日本語字幕]

TOEIC公式リスニング問題

Emma Watson Interview

リスニングの問題は、リーディングよりも独学での上達が難しい分、伸ばせば差をつけられるチャンスでもあります。ひたすら過去問を解く、動画サイトで英語コンテンツを視聴する、など方法は考えられますが、最も身につくのが実践で「聞く」に慣れることです。

一般に海外留学で向上するのが「リスニング」と「スピーキング」と言われる理由の一つは、自分に関係のある話について、言われたことに返答できる程に一生懸命聞き取り、聞く力が育つためでしょう。本気でリスニング力の向上を目指すなら英会話スクールに通う、時間と費用を節約するならオンライン英会話サービスなどを利用することで、実践による効果が期待できます。

<テストを受ける際:セクションごとの対策は変わらない>

短くても長くても気をつけることは同じ、メモを取らないこと

試験中メモは取らない

集中して漏らさず聞くことが大事。書きながら聞くことは普通できません。「ながら」ではどちらかが疎かになります。キーワードなどメモを取っていると、書いている数秒間注意力が弱まり、聞き逃してしまいます。メモを取らないのは不安にも思えますが、漏らさず集中して聞いた方が全体の内容を把握でき、結局メモを取るよりも覚えていられるということが圧倒的に多いのです。メモをとっても単語の羅列になり、答えを探し出すのに時間が掛かってしまいます。

例えば時刻を答える問題で、複数の時刻をしゃべっていたが時刻だけをメモしたので、それが変更前の時刻なのか、誰が到着した時刻なのか、今日なのか明日なのか、など混乱してしまい、迷っているうちに時間がなくなり適当な回答を選ぶ、ということになってしまいます。それよりも集中して全てを漏らさず聞き、最終的にどの時刻に決まったのか全体の流れから理解したほうが、パッと答えを選ぶことが出来ます。どういう状態が聞き取りやすいかは人にもよりますが、「メモを取らない」且つ「目をつぶって」聞くことで、耳に全神経を集中し聞くことができます。

リーディング対策

<リーディング上達のためにできること>

身近な内容で読む意欲を上げる

いきなりリーディング問題から取り掛かっても、興味がそそられない、やる気が出ないといった状況に陥ることもあります。まずは自分の興味のある内容、関係のある内容の英文を読むことから始めるのがモチベーション維持に効きます。その際、わからない文法や単語があれば逐一調べていきます。分かる文法・単語が増えていく上に、内容が頭に入りやすいので、必然的に読んだ文法や単語も頭に入りやすくなります。

エンタメニュース 英語版

日経新聞 英語版

ツイッターの英語アカウントをフォローする

スピードをもって読むには「慣れ」が重要なので、飽きずに日々継続するためにも、自分が興味を持って読めるもの、長すぎずにさくっと読めるものを使っていくことも効果的です。好きな海外アーティストや、豆知識を発信するアカウントをフォローすれば楽しく気楽に続けられることがメリットです。

リーディングの問題では、いかに早く情報を読み取るかがカギです。知らない単語が多いとその分情報発見が遅くなってしまいます。日々の単語学習がものを言うでしょう。TOEIC頻出単語を効率よく学ぶことで賢い単語学習になるといえます。

<テストを受ける際>

Part5・Part6
文法:中学・高校時の教科書をやり込む

対策といえば、中学・高校英語の文法をしっかり定着させるのが最も道理でしょう。難しい文法ではなく、基礎がきっちり理解できているかを問う問題がほとんどです。新しい参考書を買うまでもないでしょう。実際に、新しい教科書使うよりも、自分が以前使ったことのあるものを使った方が、断然記憶が呼び覚まされて定着するという経験をよく耳にします。

単語:必ず例文と一緒に覚える

単語帳を見て、英単語と日本語訳だけを覚えてもすぐに抜け落ちます。単語の意味だけではなく、あれば例文を必ず一緒に見ること、または必ず一度、自分の頭の中で例文を作ってみること。日常思うことなどを単語を使って表現してみることで、「使える」かつ「覚えていられる」単語になります。例えば、「synthetic」。「総合の」「合成の」「本物でない」といった意味ですが、「He showed me synthetic sympathy(彼は私に偽りの同情を見せてきた)」など具体的に思い浮かべながら文を作ってみることで、格段にその単語に対する「印象」が自分の中に身につきます。

Part7
長文:質問文をはじめに読んでから問題文を読む

何が問われているのか把握してから読むことで、情報をすぐに見つけることができます。問題文を見た瞬間、「うわ、長い」と思うことがありますが、全て読む必要のないものも多くあります。質問に答えられる情報が手に入ればそれで充分なので、関係のないところを全て読むのではなく、必ず質問文を先に読んでから、長い問題文に入りましょう。

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