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記載するは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「記載する」は英語で何と言えばよい?

「記載する」という動作は、情報を文書やフォームに書き入れることを指します。英語ではこの行為を表す表現がいくつかありますが、文脈に応じて使い分けることが重要です。この記事では、「記載する」の英語訳とその使い方、文脈に応じた使い分けについて、例文を交えて詳しく解説していきます。

「記載する」の英語訳①write down

「記載する」の英語訳としてよく使われるのが「write down」です。この表現は、情報を紙や電子媒体に文字で記録する一般的な行為を指します。日常的なメモから公式な文書まで幅広く使用される表現です。

例文①:Please write down your name and address.(名前と住所を記入してください。)
例文②:I always write down important points during meetings.(会議中、重要なポイントを常にメモしています。)
例文③:She wrote down her thoughts in her journal.(彼女は日記に自分の考えを書き留めた。)

「記載する」の英語訳②fill in

「fill in」は、特定の空欄やフォームに必要な情報を入力する際に用いられる表現です。アンケートや申込書、公的な書類など、指定された場所に情報を記入する場合に適しています。

例文①:Please fill in the application form carefully.(申込書には慎重に記入してください。)
例文②:Can you fill in your date of birth here?(ここに生年月日を記入できますか?)
例文③:He filled in the blanks with the correct answers.(彼は空欄に正しい答えを記入した。)

「記載する」の英語訳③enter

「enter」という動詞は、データをコンピューターシステムやデータベースに入力する際によく使われます。特に、オンラインフォームやソフトウェアの使用時に適した表現です。

例文①:Please enter your password to access your account.(アカウントにアクセスするためにパスワードを入力してください。)
例文②:The clerk entered the customer’s details into the system.(店員は顧客の詳細をシステムに入力した。)
例文③:You need to enter the data accurately to avoid errors.(エラーを避けるために、データを正確に入力する必要があります。)

「記載する」の英語訳④jot down

「jot down」は、手早く簡単なメモを取る際に使用される表現です。急いでいる時や、一時的な情報をさっと書き留める場合に適しています。

例文①:He jotted down the phone number on a piece of paper.(彼は紙片に電話番号を手早くメモした。)
例文②:I just need to jot down a few notes before we start.(始める前に、いくつかのメモを手早く取っておく必要があります。)
例文③:Can you jot down the main points of the discussion?(議論の主要なポイントを手早くメモできますか?)

「記載する」の英語訳⑤list

「list」という動詞は、項目を一覧にして書き出す場合に用います。リスト形式で情報を整理して提示する際に使われることが多いです。

例文①:Please list your previous employers and job titles.(以前の雇用主と職種を一覧にしてください。)
例文②:The report lists all the items that need to be addressed.(その報告書には、対処すべき全ての項目が一覧されています。)
例文③:She listed the ingredients needed for the recipe.(彼女はレシピに必要な材料を一覧にした。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここでは、上記で解説した「記載する」の英語訳のニュアンスや文脈の違いをまとめています。状況に応じた正しい表現を選ぶための参考にしてください。

write down:一般的な記録やメモ取りに使用。
fill in:フォームや空欄に情報を入力する際に使用。
enter:コンピューターシステムやデータベースへのデータ入力に使用。
jot down:簡単なメモや急ぎの記録に使用。
list:情報を一覧形式で整理して記載する際に使用。


「記載する」を使う際によく用いられる表現

表現① note something down

「note something down」は、情報を記録するためにメモするという意味の表現です。特に、後で参照するために重要な情報を書き留める際に使われます。

例文:Please note down the meeting time.(会議の時間をメモしてください。)

表現② document

「document」は、公式な文書や記録に情報を記載する際に使用される動詞です。正式な報告や証明書類など、正確性が求められる文脈でよく使われます。

例文:The doctor documented the patient’s symptoms in the medical record.(医師は患者の症状を医療記録に記載した。)

表現③ specify

「specify」は、詳細や具体的な情報を明確に記載する際に用いられる表現です。契約書や技術文書など、特定の情報をはっきりと示す必要がある場合に適しています。

例文:The contract specifies the terms and conditions of the agreement.(契約書には合意の条件が明記されています。)

「specify」を使用する際は、曖昧さを避け、明確な指示や要件を提供することが肝心です。例えば、製品の仕様を定める技術文書や、サービスの範囲を特定する業務契約など、精密さが求められる文書において重宝されます。

例文:Please specify which features you would like included in the software.(ソフトウェアにどの機能を含めたいかを明記してください。)
例文:The guidelines specify how to handle confidential information.(そのガイドラインは機密情報の取り扱い方を具体的に定めています。)
例文:The recipe specifies two teaspoons of sugar, not three.(そのレシピには砂糖は小さじ2杯と明記されており、3杯ではありません。)

表現④ record

「record」という動詞は、情報や出来事を正式に記録する行為を指します。歴史的な記録、会議の議事録、あるいは科学的なデータの収集など、後で証拠として参照できるようにする場合に用いられます。

例文:The meeting was recorded in the minutes.(会議は議事録に記録されました。)
例文:The experiment’s results were recorded in the lab journal.(実験の結果は研究室のジャーナルに記録された。)
例文:The historic event will be recorded for future generations.(その歴史的な出来事は後世のために記録されます。)

表現⑤ register

「register」という動詞は、公式な登録や記録を行う際に使用されます。この表現は、法的な文書、商標の登録、あるいはイベントへの参加登録など、公的な認証や承認が必要な場合に特に適しています。

例文:You must register the birth of your child within 30 days.(お子様の出生を30日以内に登録しなければなりません。)
例文:I need to register my new address with the local authority.(新しい住所を地方自治体に登録する必要があります。)
例文:All participants must register online before the conference.(全ての参加者は会議前にオンラインで登録する必要があります。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここでは、先に紹介した「記載する」の英語訳のニュアンスや文脈の違いをさらに詳しくまとめています。適切な表現を選ぶ際の参考にしてください。

note something down:後で参照するための重要な情報をメモする際に使用。
document:正式な報告や証明書類など、正確性が求められる文書に記載する際に使用。
specify:契約書や技術文書など、特定の情報を明確に記載する必要がある場合に使用。
record:情報や出来事を正式に記録し、後で証拠として参照するために使用。
register:法的な文書や商標の登録、イベントへの参加登録など、公的な認証や承認が必要な場合に使用。

「記載する」を使う際によく用いられる表現

表現⑥ inscribe

「inscribe」という動詞は、文字や記号を物体に刻む行為を指します。記念品やトロフィーに名前や日付を彫り込む場合など、永続的な記録を残す意図がある際に適しています。

例文:His name was inscribed on the medal.(彼の名前はメダルに刻まれた。)
例文:The monument is inscribed with the names of the fallen soldiers.(その記念碑には戦没した兵士の名前が刻まれています。)
例文:They inscribed their vows into their wedding rings.(彼らは結婚指輪に誓いの言葉を刻んだ。)

表現⑦ annotate

「annotate」という動詞は、注釈や説明を文書に加えることを指します。学術論文や書籍で重要なポイントを強調したり、追加情報を提供する際に使用されます。

例文:The teacher annotated the text with helpful comments.(教師は役立つコメントを添えてテキストに注釈を加えた。)
例文:The scholar annotated the manuscript extensively.(学者は手稿に広範囲にわたって注釈をつけた。)
例文:Please annotate the diagram with labels for clarity.(明確さのために図にラベルを注釈として付けてください。)

まとめ

本記事では、「記載する」という動作を英語でどのように表現するか、その際の適切な言い回しや文脈について解説しました。文書作成や情報の記録においては、正確で適切な英語表現を選ぶことが非常に重要です。今回紹介した表現を参考にしながら、英語でのコミュニケーションをより効果的に行ってください。


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