「梗概」は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「梗概」は英語で何と言えばよい?

「梗概」の英語訳①abstract

「梗概」の英語での表現としてよく使われるのが「abstract」です。この単語は、学術論文や報告書、プレゼンテーションの内容を簡潔に要約したものを指します。抽象的な概念ではなく、具体的な内容の概要を示す際に用いられます。
例文①:The abstract of the paper summarizes the main findings.(論文の梗概は主な発見を要約しています。)
例文②:Please submit an abstract of your presentation.(プレゼンテーションの梗概を提出してください。)
例文③:He read the abstract to get an overview of the report.(彼は報告書の概要を把握するために梗概を読んだ。)

「梗概」の英語訳②summary

もう一つの「梗概」に相当する英語表現は「summary」です。これは、テキストや話の主要な点を短縮して伝えることを意味し、あらゆる種類の文脈で使われます。文章、会議の議論、映画のプロットなど、広範囲にわたる内容の要約に適しています。
例文①:The meeting’s summary highlighted the key decisions.(会議の梗概は重要な決定事項を強調しました。)
例文②:I wrote a summary of the book for my assignment.(課題のためにその本の梗概を書きました。)
例文③:A summary of the film was printed on the back of the DVD.(DVDの裏面には映画の梗概が印刷されていた。)

「梗概」の英語訳③outline

「梗概」を表す別の英単語は「outline」です。これは、文章やプロジェクト、計画の主要な構成要素や段階を組織的に示したものを指します。大まかな骨組みや構造を示す際に使用され、詳細な説明よりも全体像の把握に役立ちます。
例文①:The professor provided an outline of the course at the beginning.(教授は冒頭で授業の梗概を提供した。)
例文②:Before writing the essay, he made an outline to organize his thoughts.(エッセイを書く前に、彼は考えを整理するための梗概を作成した。)
例文③:The project outline was approved by the committee.(プロジェクトの梗概は委員会によって承認された。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

abstract:学術的な文書や報告書の内容を要約したもの。
summary:あらゆる種類の内容を短く要約したもの。
outline:文章やプロジェクトの大まかな構造や段階を示したもの。


「梗概」を使う際によく用いられる表現

表現① write an abstract

write an abstractは、特に学術分野で研究や報告書の梗概を作成する行為を指します。
例文:He had to write an abstract for his thesis.(彼は自分の論文のために梗概を書かなければならなかった。)

表現② give a summary

give a summaryは、ある情報や話の要点を簡潔に説明することを意味します。
例文:Could you give a summary of the article?(その記事の梗概を説明してもらえますか?)

表現③ create an outline

create an outlineは、文書やプレゼンテーション、プロジェクトの構造を計画する過程を指します。
例文:She decided to create an outline before starting her report.(彼女はレポートを始める前に梗概を作成することにした。)

まとめ

「梗概」は英語で「abstract」、「summary」、「outline」と訳され、それぞれ異なるニュアンスと使用シーンを持ちます。「abstract」は学術的な文脈での使用が多く、「summary」はより幅広い内容の要約に、「outline」は構造や計画の初期段階の整理に適しています。これらの表現を適切に使い分けることで、より正確かつ効果的なコミュニケーションが可能になります。

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naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。

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