目次は英語でどういう?

目次は英語でどう書く?英訳から目次の作成方法まで解説

目次の英訳を先に紹介!

目次は英語でどう書く?英訳から目次の作成方法まで解説

目次を英語で表現する際には、文脈に応じて複数の言い方が存在します。

本記事では、それぞれの英語表現のニュアンスと適切な使用例を解説し、実際の例文を交えてご紹介します。

目次に関連する英語表現をマスターして、より正確で自然な英語コミュニケーションを目指しましょう!


「目次」は英語で何と言えばよい?

目次

「目次」を英語で表現する際には、主に「table of contents」という表現が用いられます。

これは書籍やレポートなどの冒頭に配置される、各章や節のタイトルとページ番号が記載された一覧のことを指します。

以下では、この表現を含むいくつかの英語訳について詳しく見ていきます。

「目次」の英語訳① table of contents

「目次」の最も一般的な英語訳は「table of contents」です。これは、書籍や文書の構成要素を一覧で示したものを指し、読者が特定の情報を探しやすくするために用いられます。

例えば、学術誌や専門書、長編のレポートなどにおいて見られる典型的な用法です。

以下のように発音します。(音声再生)

 

例文①:

Please refer to the table of contents to find the chapter you’re looking for.
(目次を参照して、お探しの章を見つけてください。)

例文②:

The table of contents lists all the topics covered in this book.
(目次には、この本で取り上げられている全てのトピックが記載されています。)

 

例文③:

I checked the table of contents but couldn’t find the section on climate change.
(目次を確認しましたが、気候変動に関する節を見つけることができませんでした。)

「目次」の英語訳② contents

もう一つの表現として「contents」があります。これは「table of contents」の短縮形として使われることがあり、特に口語や非公式な文脈で好まれます。内容の概要を示す際にも使用されることがあります。

例文①:

Check the contents for a quick overview of the book.
(本の概要を知るために目次を確認してください。)

例文②:

he contents at the beginning of the magazine give a glimpse of the featured articles.
(雑誌の冒頭にある目次からは、特集記事の一端を垣間見ることができます。)

例文③:

I browsed through the contents to pick out the recipes I wanted to try.
(試してみたいレシピを選ぶために、目次をざっと眺めました。)

「目次」の英語訳③ index

「index」という語も「目次」と訳されることがありますが、これは本の最後に配置されることが多く、キーワードや主題に対するページ番号がアルファベット順に並べられたものを指します。

したがって、「table of contents」とは異なる目的で使用されることに注意が必要です。

以下のように発音します。(音声再生)

例文①:

If you can’t find a topic in the table of contents, try looking in the index.
(目次でトピックを見つけられない場合は、索引を探してみてください。)

例文②:

The index at the back of the book helps you locate specific information quickly.
(本の後ろにある索引を使うと、特定の情報を迅速に探すことができます。)

例文③:

 

A well-organized index is essential for a reference book.(参考書には、整理された索引が不可欠です。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここまでの解説で、目次に関連する英語表現の違いをご理解いただけたかと思います。以下に、それぞれの表現のニュアンスと使用される文脈をまとめておきます。

table of Contentsのニュアンス・使用タイミング

適切な使用
意図: 書籍や長文書の冒頭に配置し、読者が内容を概観しやすくするために各章や節のタイトルとその開始ページ番号をリストアップされたものを表現する際に使用します。
事例: “Please refer to the table of contents at the beginning of the book to find the chapter on ancient history.”
意味: 古代史に関する章を見つけるために、書籍の冒頭にある目次を参照してください。

誤用の例
誤用: 書籍や文書の具体的な内容や要約を指す際に「table of contents」と言うと、単に章や節のリストを指しているように聞こえる可能性があります。
例: 「I found the table of contents very informative.」と言うと、実際には「contents」や「summary」を指したかった可能性があります。

contentsのニュアンス・使用タイミング

適切な使用
意図: 書籍や文書の「目次」をより非公式な文脈で言及したい場合や、文書全体の内容を総称して指す際に使用します。
事例: “Check the contents for the section on climate change.”
意味: 気候変動についてのセクションを目次で確認してください。

誤用の例
誤用: 特定の情報やデータを指して「contents」と言う場合、文脈によっては内容全体ではなく特定の部分を指しているように解釈される可能性があります。
例: 「The contents of this chapter are complex.」と言うと、章全体ではなく、特定の情報やデータを指しているように聞こえるかもしれません。

indexのニュアンス・使用タイミング

適切な使用
意図: 書籍や長文書の最後に配置し、キーワードや主題、人物名などをアルファベット順にリストアップし、それぞれのページ番号を記載して、読者が特定の情報を素早く見つけられるようにするために書かれたリストを表現する際に使用します。
事例: “If you’re looking for information on ‘photosynthesis’, check the index at the back of the book.”
意味: 「光合成」に関する情報を探している場合は、本の最後にある索引をチェックしてください。

誤用の例
誤用: 目次や要約を指して「index」と言うと、読者が特定のキーワードや情報を探すためのリストを期待してしまい、混乱を招く可能性があります。
例: 「The index at the beginning of the document is very detailed.」と言うと、実際には「table of contents」や「summary」を指したかった可能性があります。

英語プレゼンテーションでの目次の作り方

プレゼンテーションの目次

英語でのプレゼンテーションにおいて、目次は聞き手に全体の流れを理解してもらうための重要な要素です。

目次があることで、聞き手は話の構成を事前に把握し、発表者が何に焦点を当てているのかを知ることができます。また、目次は発表者自身が内容を整理し、論理的な順序で情報を提示するのを助ける役割も果たします。

ここでは、英語プレゼンテーションの目次作成におけるキーポイントと、効果的な目次を作成するための便利なフレーズを紹介します。

目次の表現方法

英語でのプレゼンテーションにおける目次は、主に「Outline」や「Agenda」の言葉を使用して表現されます。

「Table of Contents」は書籍や文書における目次に使用されることが多く、プレゼンテーションの文脈ではあまり用いられません。

一般的なプレゼンテーションでは「Outline」を用いることが推奨され、ディスカッションが含まれる場合や会議の議題を提示する際には「Agenda」が適しています。

目次の役割

  • 全体像の提示: 聞き手がプレゼンテーションの流れを理解しやすくなります。
  • 聞き手の興味喚起: 興味深いセクションを前もって知ることで、聞き手の関心を引きます。
  • 余計な質問の削減: 目次によってプレゼンテーションの全体像が明確になるため、途中での質問が減少します。

目次スライド作成のポイント

  • 簡潔さ: 目次はシンプルかつ簡潔に保ち、主要なポイントだけを含めるようにします。
  • 項目数の制限: 項目が多すぎず、5〜6項目程度に収まるように心掛けます。
  • 統一感: 各項目の表現を統一し、一貫性を持たせます。

目次の説明に役立つフレーズ

  • 「Let’s take a look at the outline for today’s presentation.」(今日のプレゼンテーションの概要を見てみましょう。)
  • 「Firstly, we’ll discuss… followed by… and finally, we’ll cover…」(まず最初に…について議論し、その後に…を経て、最後に…について取り上げます。)
  • 「Our agenda includes… leading to… concluding with…」(私たちの議題には…が含まれ、それが…につながり、…で締めくくります。)

プレゼンテーションの目次作成では、聞き手が内容をスムーズに追いやすいよう、構造的かつ視覚的に魅力的なスライドを目指しましょう。簡潔でありながら、プレゼンテーションのキーポイントを明確に示すことが、聞き手の理解を深め、より効果的なコミュニケーションを実現する鍵となります。

実際の目次の例

目次例 1: 新製品の発表会

索引

Outline (概要)

  1. Introduction (導入)
    • Welcome and Overview (歓迎と概観)
  2. The Need for Innovation (革新の必要性)
    • Market Trends (市場の動向)
    • Customer Feedback (顧客からのフィードバック)
  3. Introducing Our New Product (新製品の紹介)
    • Design and Features (デザインと特徴)
    • Advantages Over Competitors (競合他社に対する優位性)
  4. Marketing Strategy (マーケティング戦略)
    • Target Audience (ターゲットオーディエンス)
    • Promotion and Distribution Plans (プロモーションと流通計画)
  5. Sales Projections and Goals (販売予測と目標)
    • First Year Targets (初年度の目標)
    • Long-Term Vision (長期的なビジョン)
  6. Conclusion and Q&A (結論と質疑応答)
    • Summary (要約)
    • Questions and Answers (質疑応答)

解説: 新製品の発表会におけるこの目次は、製品の必要性から始まり、製品の紹介、マーケティング戦略、販売目標、そして結論に至るまでの流れを示しています。

目次例 2: 年次業績報告

年次業績報告

Agenda (議題)

  1. Opening Remarks (開会の辞)
    • Year in Review (年間の振り返り)
  2. Financial Performance (財務成績)
    • Revenue Analysis (収益分析)
    • Cost and Profit Margins (コストと利益率)
  3. Operational Highlights (運営のハイライト)
    • Key Achievements (主要な成果)
    • Challenges Overcome (克服した課題)
  4. Strategic Initiatives (戦略的取り組み)
    • Upcoming Projects (今後のプロジェクト)
    • Investment in Technology (技術への投資)
  5. Future Outlook (将来の見通し)
    • Market Predictions (市場予測)
    • Strategic Goals for the Next Year (次年度の戦略的目標)
  6. Closing (閉会)
    • Appreciation and Final Thoughts (感謝と最終的な考察)

解説: 年次業績報告におけるこの議題は、年間の振り返りから始まり、財務成績、運営の成果と課題、戦略的な取り組み、そして将来の見通しについて議論します。

目次例 3: 教育ワークショップ

教育ワークショップ

Outline (概要)

  1. Introduction (導入)
    • Purpose and Expectations (目的と期待)
  2. Understanding the Basics (基本の理解)
    • Fundamental Concepts (基本概念)
    • Common Misconceptions (一般的な誤解)
  3. Interactive Sessions (インタラクティブセッション)
    • Group Activities (グループ活動)
    • Case Studies Discussion (事例研究の議論)
  4. Advanced Techniques (高度な技術)
    • Implementing Best Practices (ベストプラクティスの実施)
    • Tools and Resources (ツールとリソース)
  5. Feedback and Improvement (フィードバックと改善)
    • Gathering Participant Feedback (参加者からのフィードバックの収集)
    • Strategies for Continuous Improvement (継続的な改善の戦略)
  6. Wrap-Up (総括)
    • Key Takeaways (主要なポイント)
    • Next Steps and Resources (次のステップとリソース)

解説: 教育ワークショップにおけるこの目次は、ワークショップの目的と期待から始まり、基本概念の理解、インタラクティブな活動、高度な技術の導入、フィードバックの収集と改善策、最後に総括と次のステップについて説明します。

 

「目次」を使う際によく用いられる表現

表現① see the table of contents

「see the table of contents」は、「目次を見る」という意味の表現です。読者に目次を参照するよう促す際によく使用されます。

For a full list of chapters, please see the table of contents.
(章の完全なリストについては、目次をご覧ください。)

表現② refer to the contents

「refer to the contents」という表現は、「目次を参照する」という意味で使われます。文書や書籍の構造を理解するために目次を活用することを示唆する際に用いられることが多いです。

You can refer to the contents to find the section on marketing strategies.
(マーケティング戦略に関する節を見つけるために、目次を参照することができます。)

表現③ look up in the index

「look up in the index」というフレーズは、「索引で調べる」という意味になります。特定のキーワードや情報を探す際に索引を使用することを指します。

If you’re looking for a specific term, you can look it up in the index.
(特定の用語を探している場合は、索引で調べることができます。)

「目次」に関連する他の用語

ここからは「目次」と関連する言葉の英語表について解説します。

「章」の英語訳とその使用例

章を表すイラスト

「章」は英語でchapter と表現されます。書籍やレポートなどで、大きな区切りを示すために使用されます。

例文:

  • Each chapter in the book covers a different aspect of the topic.(この本の各章は、トピックの異なる側面を扱っています。)
  • The last chapter summarizes the main findings of the research.(最後の章では、研究の主な結果がまとめられています。)

「ページ」の英語訳と使用例

ページを表すイメージ

「ページ」は英語でpage と表現されます。書籍や文書で特定の位置を指定する際に使用されます。

例文:

  • Please turn to page 50 for the next part of the story.(次の部分を読むためには、50ページを開いてください。)
  • The information you’re looking for can be found on pages 20-25.(お探しの情報は、20ページから25ページに記載されています。)

「構成」を表す英語表現

structure

「構成」は英語で structure と表現されます。文書やプレゼンテーションの構成は、情報を整理し、読者や聴衆にわかりやすく伝えるために重要です。

例文:

  • The structure of the report plays a crucial role in conveying the key points effectively.(レポートの構成は、主要なポイントを効果的に伝える上で重要な役割を果たします。)
  • A well-organized structure enhances the clarity of the presentation.(整理された構成は、プレゼンテーションの明確さを高めます。)

「項目」を英語で表現する方法

項目

「項目」は英語で item entry と表現されます。リストや表などの中で個々の要素を指します。

例文:

  • Each item on the agenda will be discussed in detail.(議題の各項目について、詳細に議論されます。)
  • The entries in the table provide a comprehensive overview of the data.(表の項目は、データの包括的な概要を提供します。)

「段落」の英語表記と使用例

段落

「段落」は英語でparagraph と表現されます。テキスト内のまとまった情報を示すために使用されます。

例文:

  • Each paragraph in the essay addresses a specific aspect of the topic.(エッセイの各段落は、トピックの特定の側面に焦点を当てています。)
  • The structure of the document consists of several paragraphs organized logically.(文書の構造は、論理的に整理されたいくつかの段落からなります。)

「索引」の英語訳と使用例

索引

「索引」は英語でindex と表現されます。特定のキーワードやトピックを含むページを素早く見つけるために使用されます。

例文:

  • If you’re looking for more information on a specific topic, check the index at the back of the book.(特定のトピックに関する詳細情報をお探しの場合は、本の最後にある索引を確認してください。)
  • The index lists all the terms and their corresponding page numbers.(索引には、すべての用語とそれに対応するページ番号がリストされています。)

目次の英語に関連するよくある質問

ここからはよくある質問に回答していきます。

より多くの疑問に応えるために、随時追加予定です!

①cont.とはなんでしょうか?

cont.とは、目次を表す英単語contentsの省略表現です。

ただし文脈によっては様々な英単語の省略である可能性があります。例えばcontainingや、continueなど、cont.から始める単語を省略する際によく使われる表現です。

②TOCも目次と訳すみたいですが、何かの略でしょうか?

TOCはtabel of contentsの省略表現ですね。

しかし、こちらの表現も、他に候補の多い表現ですので、TOC=目次と覚えないようにしましょう。例えば、Theory of constraintsで、制約理論という表現である場合があります。

③アジェンダ(agenda)とは目次という意味でしょうか?

確かに、目次という風にとらえることもできるでしょう。ただ、一般的にアジェンダとは会議などを行う際に「議題」をまとめた一覧を言います。

もちろん、役割としては目次なのですが、日本語に訳するなら「議題」や「会議事項」となるでしょう。

 

まとめ

この記事では、「目次」を英語でどのように表現するか、その使い方から使い分けまでを例文付きで解説しました。適切な英語表現を選ぶことで、より精確で効果的なコミュニケーションが可能になります。今回紹介した表現を参考にして、英語での文書作成や読解に役立ててください。

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naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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