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天使は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「天使」は英語で何と言えばよい?

「天使」という言葉は、日本語では一般的に神話や宗教における神の使者、または無邪気で純粋な人を指すことがあります。しかし、英語には「天使」を表す複数の単語があり、その使い分けにはいくつかのポイントがあります。この記事では、「天使」の英語訳とその使い方、文脈に応じた使い分けを例文を交えて解説していきます。

「天使」の英語訳① angel

最も一般的な「天使」の英語訳は「angel」です。この単語は、宗教的な文脈で神の使者として描かれる存在や、善良で心の清らかな人物を指す際に用いられます。また、比喩的な表現としても頻繁に使われることがあります。

例文①:She is truly an angel for helping those in need.(彼女は本当に困っている人を助ける天使だ。)

例文②:The nurse was an angel in white, caring for the sick with great compassion.(その看護師は白衣の天使であり、病人を大きな慈悲心を持って世話した。)

例文③:According to the Bible, angels are messengers of God.(聖書によると、天使は神の使者である。)

「天使」の英語訳② cherub

「cherub」という単語は、特にキリスト教の美術で見られる、子供のような顔を持つ小さな天使を指す言葉です。これは、絵画や彫刻などでよく見られる天使の一種であり、無垢で愛らしいイメージが特徴です。

例文①:The painting depicted a cherub playing a harp.(その絵画はハープを弾くケルビムを描いていた。)

例文②:In Renaissance art, cherubs often symbolize love and innocence.(ルネサンス美術では、ケルビムはしばしば愛と無垢を象徴している。)

例文③:The garden statue of a cherub added a touch of serenity to the place.(庭のケルビムの像がその場所に静けさを加えた。)

「天使」の英語訳③ seraph

「seraph」とは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の伝統において、最も高位の天使を指す言葉です。セラフィムは通常、炎のような姿で描かれ、神の栄光と純粋さを象徴しています。

例文①:The seraphim are described as having six wings in religious texts.(宗教的な文献では、セラフィムは六つの翼を持っていると記述されている。)

例文②:Seraphs are known to stand in the presence of God, singing his praises.(セラフィムは神の前に立ち、彼の賛美を歌うことで知られている。)

例文③:In the prophet Isaiah’s vision, he saw seraphs surrounding the throne of God.(預言者イザヤの幻では、彼は神の玉座を囲むセラフィムを見た。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「天使」の英語訳のニュアンスや文脈の違いについてまとめます。これらの単語は似ているようでいて、使われるシチュエーションや意味合いには大きな違いがあります。

angel:一般的な天使や善良な人物を指す。

cherub:子供のような顔を持つ小さな天使、特に美術作品で用いられる。

seraph:最も高位の天使、神の栄光と純粋さを象徴する。


「天使」を使う際によく用いられる表現

表現① guardian angel

「guardian angel」とは、守護天使という意味の表現です。個人を守るとされる天使や、比喩的に人の守り手となる存在を指す際に用います。

例文:He always said that his grandmother was his guardian angel.(彼はいつも、祖母が自分の守護天使だと言っていた。)

表現② fallen angel

「fallen angel」という表現は、天界から追放された天使、特にルシファーを指すことが多いです。また、道徳的に堕落した人物や、失墜した評判を持つ人を指す際にも使われます。

例文:The story of the fallen angel is a tale of pride and rebellion.(堕天使の物語は、傲慢と反逆の話である。)

まとめ

この記事では、「天使」の英語訳として「angel」、「cherub」、「seraph」という単語を紹介し、それぞれの使い方や文脈の違いを解説しました。また、「guardian angel」や「fallen angel」といった表現も紹介しました。これらの知識を活用して、より豊かな英語表現を身につけていきましょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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