「all over」の意味は?どのように使う?
英単語「all over」は、何かが広範囲にわたって存在する様子や、すべてが完全に覆われている状態を表す表現です。主に「まったく」「そこいら中」「いたるところ」という意味があります。今回は、「all over」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
①「まったく」の場合の使い方
「all over」には「まったく」という意味もあります。この場合、何かが完全に終わったり、すっかり終わった状態を表現する際に使用されます。
例文:The game is all over now.(試合はもうまったく終わった。)
例文:It’s all over between them.(彼らの関係はもうまったく終わった。)
例文:The party was all over by midnight.(パーティーは真夜中にはすっかり終わっていた。)
②「そこいら中」「いたるところ」の場合の使い方
「all over」は、何かが「そこいら中」や「いたるところ」に広がっている状態を指す際にも使用されます。例えば、物が散らばっていたり、人がたくさんいる場所を表現するのに便利です。
例文:There were flowers all over the garden.(庭には花がそこいら中に咲いていた。)
例文:She has traveled all over the world.(彼女は世界中を旅してきた。)
例文:The children were running all over the playground.(子どもたちは校庭をいたるところ走り回っていた。)
実際の使用例
これまでに「all over」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: I heard you traveled a lot last year!
(去年たくさん旅行したって聞いたけど!)
B: Yes, I went all over Europe. It was amazing!
(ええ、ヨーロッパ中を旅したの。素晴らしかったわ!)
A: After cleaning the room, it looks all over tidy.
(部屋を掃除した後、すっかりきれいに見えるよ。)
B: Yeah, it feels so much better now!
(うん、今はずっと気持ちがいいね!)
「all over」と似ている単語・同じように使える単語
everywhere
「everywhere」は「いたるところに」という意味で、「all over」と非常に似た使い方ができます。特に物や人があちらこちらに存在している状態を表現する際に使われます。
例文:There are beautiful beaches everywhere.(美しいビーチがいたるところにある。)
completely
「completely」は「完全に」という意味で、「all over」の「まったく」という意味に近いです。何かが完全に終わったり、覆われている状態を強調したいときに使われます。
例文:The project is completely finished.(プロジェクトは完全に終わった。)
それぞれの使い分け方
「all over」:「まったく」「そこいら中」「いたるところ」の意味で幅広く使われます。
「everywhere」:特に物や人があちらこちらに存在している状態を強調します。
「completely」:何かが完全に終わったり、覆われている状態を強調します。
「all over」を含む表現・熟語
「all over」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① all over again(もう一度やり直す)
例文:I had to start the project all over again.(プロジェクトをもう一度やり直さないといけなかった。)
② all over the place(いたるところに、散らばって)
例文:His clothes were all over the place.(彼の服はそこら中に散らばっていた。)
③ be all over someone(誰かにべったりする、しつこくする)
例文:The puppy was all over its owner.(子犬は飼い主にべったりだった。)
