「aside」の意味は?どのように使う?
英単語「aside」は、主に何かを一時的に無視したり、後回しにしたり、または主流から外れた位置に置くことを表します。この単語は日常会話の中でも、ちょっとした中断や、重要でないことを脇に置く際に使われることが多いです。さまざまな状況において、具体的にどのように使われるのかを見ていきましょう。
①「わきへ」「かたわらに」の場合の使い方
「aside」は物理的に何かを「わきへ」や「かたわらに」置く時に使われます。例えば、邪魔な物を一時的にどかすような状況を表現します。
例文:She put the book aside to continue her work.(彼女は仕事を続けるために本を脇に置いた。)
例文:Please step aside to let others pass.(他の人が通れるように脇に寄ってください。)
②「別として」「考えないで」の場合の使い方
「aside」は、何かを「別として」考えたり、一時的に考慮しない場合にも使われます。議論の焦点を変えるときや、些細な問題を無視するときに用いられます。
例文:Putting personal feelings aside, we need to make a decision based on facts.(個人的な感情を別として、事実に基づいて決定を下す必要があります。)
例文:Aside from the weather, it was a great day.(天気を除けば、素晴らしい日だった。)
③「わきぜりふで」の場合の使い方
演劇や文学で「aside」を使うと、登場人物が観客に直接話しかける「わきぜりふ」を意味します。物語の進行中にキャラクターが心の声を観客に打ち明ける場面に登場します。
例文:The character spoke aside to reveal his true intentions.(そのキャラクターはわきぜりふで彼の本当の意図を明らかにした。)
例文:In a clever aside, she hinted at the plot twist.(巧みなわきぜりふで、彼女はプロットのどんでん返しをほのめかした。)
実際の使用例
これまでに「aside」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Can you put your phone aside and help me with this?
(電話を脇に置いて、これを手伝ってくれる?)
B: Sure, I just need a minute to finish this text.
(もちろん、ただこのメッセージを終わらせるのにちょっと時間がいるだけだよ。)
A: Aside from the noise, the party was really fun.
(騒音を除けば、パーティーは本当に楽しかったね。)
B: I agree, the food was fantastic!
(同感だよ、食べ物が素晴らしかった!)
「aside」と似ている単語・同じように使える単語
apart
「apart」は「離れて」という意味で、「aside」と同様に物理的な距離を置く際に使われますが、状況によってはもっと恒久的な分離を示すこともあります。
例文:They decided to live apart for a while.(彼らはしばらくの間離れて暮らすことを決めた。)
separate
「separate」は「分ける」「別々の」という意味で、「aside」と似ていますが、より完全に分離することを強調します。
例文:Please separate the items into two piles.(アイテムを二つの山に分けてください。)
それぞれの使い分け方
「aside」:一時的に何かを脇に置くときに使います。
「apart」:物理的に離れるときや、一時的でない分離を示すときに使います。
「separate」:完全に分ける、分離することを強調するときに使います。
