「bastard」の意味は?どのように使う?
英単語「bastard」は、血統や出自が不明確なものや、品質が劣るものを指すことがある単語です。また、他者に対して否定的または軽蔑的な意味で使われることもあります。具体的には「庶子」や「私生子」といった意味があり、動物の「雑種」や「粗悪品」を指すこともあります。また、人に対して「ひどい人」や「いやな人」として使われることもあります。ここでは、この言葉の使い方について解説していきます。
①「庶子」「私生子」の場合の使い方
「bastard」は血統が不明確であることから、庶子や私生子を指すことがあります。歴史的な文脈で見られることが多いです。
例文:In medieval times, a bastard often had fewer rights than a legitimate child.(中世では、庶子は正統な子どもよりも権利が少ないことが多かった。)
例文:The king acknowledged his bastard as part of the royal family.(王は自分の庶子を王族の一員として認めた。)
②「粗悪品」「偽物」の場合の使い方
品質が劣るものや、偽物を指す場合にも「bastard」が使われることがあります。この文脈では、物の品質についての評価を表すことが多いです。
例文:He bought a new phone online, but it turned out to be a cheap bastard.(彼はオンラインで新しい電話を買ったが、それは安い粗悪品だった。)
例文:This wine is a bastard version of the original.(このワインはオリジナルの模倣品だ。)
③「ひどい人」「いやな人」の場合の使い方
人に対して使う場合、「bastard」は軽蔑的な意味合いを持ち、「ひどい人」や「いやな人」といったニュアンスがあります。感情的な場面で使われることが多いです。
例文:He can be such a bastard when he’s angry.(彼は怒ると本当にひどいやつになることがある。)
例文:She called him a bastard for breaking her trust.(彼女は彼が信頼を裏切ったことに対して彼をひどいやつだと言った。)
実際の使用例
これまでに「bastard」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Why did he act like such a bastard at the meeting?
(彼は会議でどうしてあんなにひどいやつだったの?)
B: I think he was just having a bad day.
(彼はただ調子が悪かっただけだと思うよ。)
A: Are you sure this isn’t a bastard version of the product?
(これがその製品の偽物じゃないって確信できる?)
B: I’ll double-check with the supplier to make sure.
(供給者に確認して確かめるよ。)
「bastard」と似ている単語・同じように使える単語
illegitimate
「illegitimate」は「非合法の」「非嫡出の」という意味で、特に法的に認められていないものや、庶子を指す際に使われます。
例文:He was born to an illegitimate union.(彼は非合法の結婚から生まれた。)
counterfeit
「counterfeit」は「偽造の」「偽物の」という意味で、特に物や通貨の偽造品を指すときに使われます。
例文:The shop was caught selling counterfeit goods.(その店は偽物を売っていたとして摘発された。)
それぞれの使い分け方
「bastard」:血統が不明確なものや軽蔑的な意味で、人や物に使います。
「illegitimate」:主に法的な文脈で、非合法なものや非嫡出の子どもを指します。
「counterfeit」:特に物や通貨の偽造品を指す際に使います。
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