「branch」の意味は?どのように使う?
英単語「branch」には「枝」や「支店」、「部門」といった意味があります。また、動詞として「分かれる」や「派生する」という意味も含まれています。ここでは、「branch」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
- 枝
- 支店
- 部門
- 分かれる
- 派生する
①「枝」の場合の使い方
「branch」は木の「枝」を表すときに使われます。自然の中で植物に触れ合う機会があるときによく見かける単語ですね。
例文:The bird is sitting on a branch of the tree.(鳥が木の枝に座っている。)
例文:The branch broke under the weight of the snow.(重さで枝が雪に押しつぶされた。)
例文:He trimmed the branches to let more sunlight in the garden.(彼は庭にもっと日光を入れるために枝を刈り込んだ。)
②「支店」の場合の使い方
ビジネスや組織において、「branch」は「支店」や「支社」という意味を持ちます。企業が異なる地域で営業活動を行う際に使用されます。
例文:The company has branches in several major cities.(その会社は主要都市にいくつかの支店を持っている。)
例文:I visited the bank’s branch to open a new account.(私は新しい口座を開くために銀行の支店を訪れた。)
例文:The new branch will open next month.(新しい支店は来月オープンする。)
③「部門」の場合の使い方
組織や会社内の「部門」を指す際にも「branch」が使われます。この場合、特定の業務や専門性に基づいて分かれた部門を意味します。
例文:She works in the marketing branch of the company.(彼女は会社のマーケティング部門で働いている。)
例文:The research branch is responsible for developing new products.(研究部門は新製品の開発を担当している。)
例文:Each branch of the organization has its own budget.(組織の各部門には独自の予算がある。)
④「分かれる」の場合の使い方
動詞として「branch」は「分かれる」という意味で使われます。道や川などが分岐する様子を表現するときに使います。
例文:The path branches off into two directions.(道は二つの方向に分かれている。)
例文:The river branches into several smaller streams.(川は複数の小さな支流に分かれている。)
例文:The road branches to the left after the bridge.(橋の後で道は左へ分岐する。)
⑤「派生する」の場合の使い方
概念やアイデアが「派生する」ことを示す場合にも「branch」が用いられます。新しい考えやプロジェクトが既存のものから生まれるときに使います。
例文:The discussion branched into different topics.(議論は異なる話題に派生した。)
例文:The new project branched from an original idea.(その新しいプロジェクトは元のアイデアから派生した。)
例文:Her interests branched into several fields over the years.(彼女の興味は年を経ていくつかの分野に派生した。)
実際の使用例
これまでに「branch」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Do you know if there’s a branch of the cafe downtown?
(街の中心部にそのカフェの支店があるか知ってる?)
B: Yes, there’s one just around the corner from the main library.
(うん、中央図書館のすぐ近くにあるよ。)
A: The tree outside has so many branches now.
(外の木は今、枝がたくさんあるね。)
B: It’s so nice to see it grow so well!
(ちゃんと成長しているのを見るのはうれしいね!)
「branch」と似ている単語・同じように使える単語
division
「division」という単語も「部門」や「分ける」という意味があります。「branch」と似ていますが、分割された部分同士が平等か同等であることを強調する際に用います。
例文:The company has several divisions, each specializing in different products.(その会社にはいくつかの部門があり、それぞれ異なる製品を専門としている。)
offshoot
「offshoot」は「派生」や「分かれたもの」という意味があり、「branch」と同様に使えますが、新しいものが元のものから派生したことを特に強調する際に使用されます。
例文:The festival is an offshoot of a traditional celebration.(その祭りは伝統的な祝い事から派生したものだ。)
それぞれの使い分け方
「branch」:自然の枝や企業の支店、分かれることを示すときに使います。
「division」:部門や分けることを示し、平等性を強調するときに使います。
「offshoot」:新しく派生したものを示すときに使います。
「branch」を含む表現・熟語
「branch」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① olive branch(和解の申し出)
例文:She extended an olive branch to settle the argument.(彼女は口論を解決するために和解の申し出をした。)
② branch out(手を広げる、進出する)
例文:The company is planning to branch out into new markets.(その会社は新しい市場に進出する計画を立てている。)
③ branch line(支線)
例文:The train took a branch line to reach the small village.(電車は小さな村に行くために支線を通った。)