image_90_1733467074429

英語「abstract」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「abstract」の意味は?どのように使う?

英単語「abstract」には「抽象的な」「理論的な」「概要」といった意味があります。また、動詞として「要約する」という意味もあります。ここでは、「abstract」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。

  • 抽象的な
  • 理論的な
  • 概要
  • 要約する

①「抽象的な」の場合の使い方

「abstract」には「抽象的な」という意味があります。例えば、具体性に欠けるアイデアや概念を指すときに使います。

例文:His ideas are too abstract to understand easily.(彼のアイデアは抽象的すぎて簡単には理解できない。)
例文:The painting was a piece of abstract art.(その絵は抽象芸術の作品だった。)

②「理論的な」の場合の使い方

「abstract」は、特に理論や観念を扱う際に「理論的な」という意味になります。現実よりも理論に基づいた議論や考えを表現する時に用います。

例文:The theory was discussed in an abstract manner.(その理論は理論的な形で議論された。)
例文:He prefers abstract thinking over practical solutions.(彼は実践的な解決策よりも理論的な考え方を好む。)

③「概要」の場合の使い方

「abstract」は名詞として「概要」という意味を持っています。論文やレポートの要約を述べるときに使われます。

例文:The abstract of the research paper was concise and informative.(その研究論文の概要は簡潔で情報が豊富だった。)
例文:Before reading the full article, I skimmed the abstract.(記事を全文読む前に、概要に目を通した。)

④「要約する」の場合の使い方

動詞としての「abstract」は「要約する」の意味を持ちます。長い文章や内容を簡潔にまとめる際に使用します。

例文:Can you abstract the main points of the meeting?(会議の要点を要約してくれますか?)
例文:The report was abstracted for the presentation.(その報告書はプレゼンテーションのために要約された。)


実際の使用例

これまでに「abstract」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。

A: This concept sounds quite abstract. Can you give a concrete example?
(この概念はかなり抽象的に聞こえます。具体的な例を挙げてくれますか?)

B: Sure, imagine you’re trying to solve a puzzle, but you can’t see the pieces yet.
(もちろん、パズルを解こうとしているけど、まだピースが見えていない状況を想像してください。)

A: I read the abstract of the study, but I need more details before making a decision.
(その研究の概要を読みましたが、決断する前にもっと詳細が必要です。)

B: Let’s go through the full report together, then.
(それでは、一緒に全文を確認しましょう。)


「abstract」と似ている単語・同じように使える単語

theoretical

「theoretical」という単語も「理論的な」という意味があり、「abstract」と同様に使えますが、特に理論や学問的な話題に関連していることが多いです。

例文:The theoretical framework provided new insights into the problem.(その理論的枠組みは問題への新しい見解を提供した。)

summary

「summary」は「要約」という意味で、「abstract」と近い使い方ができます。特に短くまとめた内容を指します。

例文:Can you give me a quick summary of the book?(その本の簡単な要約をくれますか?)

それぞれの使い分け方

「abstract」:具体性のないものや、理論的なもの、要約に使います。
「theoretical」:特に学問的や理論に関連する話題で使われます。
「summary」:情報を短くまとめたものを示します。

「abstract」を含む表現・熟語

「abstract」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。

① abstract thinking(抽象的思考)
例文:Abstract thinking is crucial for problem-solving in mathematics.(数学の問題解決には抽象的思考が重要です。)

② abstract art(抽象芸術)
例文:She has a large collection of abstract art in her gallery.(彼女のギャラリーには多くの抽象芸術のコレクションがある。)

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



englishcompany



WebRTCで無料英会話