「misery」の意味は?どのように使う?
英単語「misery」は、心や体がつらいと感じる状態を表す言葉です。具体的には、「みじめさ」や「悲惨」、そして「苦痛」や「苦悩」といった意味があります。また、不満や不平をよく言う人の様子も指すことがあります。ここでは、「misery」のさまざまな意味とその使い方について、詳しく解説していきます。
①「みじめさ」「悲惨」の場合の使い方
「misery」は一般的に「みじめさ」や「悲惨な状態」を表現するのに使われます。例えば、非常に困難な状況や心が沈んでいるときに用いることが多いです。
例文:He lived in misery after losing his job.(彼は仕事を失った後、みじめな生活を送った。)
例文:The movie depicted the misery of war-torn areas.(その映画は戦争で荒廃した地域の悲惨さを描いていた。)
②「苦痛」「苦悩」の場合の使い方
この単語は「苦痛」や「苦悩」という意味でも使われます。特に、精神的または肉体的な痛みを感じているとき、その状況を表現するのに適しています。
例文:She felt great misery when her pet passed away.(彼女はペットが亡くなったとき、大きな苦痛を感じた。)
例文:His misery was evident in his eyes.(彼の目には苦悩がはっきりと表れていた。)
③「不平家」「ぐちを言う人」の場合の使い方
「misery」は、しばしば不平やぐちを多く言う人を指す場合にも使われます。つまり、常に何かしら不満を抱えている人を表現します。
例文:He’s a misery who never seems satisfied.(彼は決して満足しない不平家だ。)
例文:Nobody likes to hang out with a misery.(誰もぐちを言う人と一緒に過ごしたくない。)
実際の使用例
これまでに「misery」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: How was your day?
(今日はどんな一日だった?)
B: It was full of misery, nothing went right.
(悲惨な一日だったよ、何もかもうまくいかなかった。)
A: That’s tough, I’m sorry to hear that.
(それは大変だったね、気の毒に思うよ。)
B: Thanks, I just hope tomorrow is better.
(ありがとう、ただ明日がもっと良くなることを願うよ。)
「misery」と似ている単語・同じように使える単語
sorrow
「sorrow」という単語も「悲しみ」や「嘆き」という意味があり、「misery」と同様に使えますが、特に感情的な悲しみを強調する際に用いられます。
例文:She was filled with sorrow after the loss.(彼女はその喪失に後、悲しみに満たされた。)
grief
「grief」は「深い悲しみ」や「悲嘆」という意味で、「misery」に近い使い方ができます。特に、愛する人を失った時のような深い悲しみに使われることが多いです。
例文:His grief was overwhelming after his father passed away.(父の死後、彼の悲嘆は計り知れなかった。)
それぞれの使い分け方
「misery」:一般的なみじめさや悲惨さを示すときに使います。
「sorrow」:特に感情的な悲しみを強調するときに使います。
「grief」:深い悲しみを強調するときに使います。
「misery」を含む表現・熟語
「misery」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① misery loves company(不幸は仲間を求める)
例文:She always talks about her problems because misery loves company.(彼女はいつも自分の問題について話している、不幸は仲間を求めるからだ。)
② in misery(不幸な状態で)
例文:He was left in misery after the accident.(彼は事故の後、不幸な状態に置かれた。)
③ cry in misery(悲惨な中泣く)
例文:She cried in misery after hearing the news.(その知らせを聞いて、彼女は悲惨な中泣いた。)
