「steam」の意味は?どのように使う?
英単語「steam」は、水が熱せられて気体になった状態、つまり蒸気を指します。また、そこから転じて活力やエネルギーを象徴する抽象的な概念としても使われます。具体的には「蒸気」「スチーム」「湯気」といった物理的なものから、「力」「元気」といったエネルギーに関する意味まで多岐にわたります。ここでは、それぞれの意味と使い方を詳しく見ていきましょう。
- 蒸気
- スチーム
- 湯気
- 力
- 元気
①「蒸気」「スチーム」「湯気」の場合の使い方
「steam」は、ポットや鍋から立ち上がる蒸気や、蒸気機関車などで見られるスチームを指します。このように、水が熱せられて気化した状態を表現するのに使われます。日常でもお風呂や料理の場面でよく目にする現象ですね。
例文:Steam rose from the hot soup.(熱いスープから湯気が立ち上った。)
例文:The steam engine was a revolutionary invention.(蒸気機関は革命的な発明だった。)
例文:She steamed vegetables for dinner.(彼女は夕食に野菜を蒸した。)
②「力」「元気」の場合の使い方
「steam」はまた、活力やエネルギーといった抽象的な意味でも使われます。「元気」や「力を失う」という表現で、何かに取り組む際の気力や勢いを示すことがあります。何かをやり遂げるための「エネルギー」と言い換えることもできます。
例文:She lost steam halfway through the marathon.(彼女はマラソンの途中で力を失った。)
例文:The team needs to gather more steam to win.(チームは勝つためにもっと力を蓄える必要がある。)
例文:He has been full of steam since the morning.(彼は朝から元気いっぱいだ。)
実際の使用例
これまでに「steam」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次は、日常会話でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Why is your kitchen so foggy?
(どうしてキッチンがこんなにモヤモヤしてるの?)
B: I was steaming some dumplings for dinner.
(夕食のために餃子を蒸していたんだ。)
A: You look exhausted. Lost your steam?
(疲れてるみたいだね。元気なくなっちゃった?)
B: Yeah, I guess I need a break.
(うん、ちょっと休憩が必要かも。)
「steam」と似ている単語・同じように使える単語
vapor
「vapor」という単語も「蒸気」や「気体」という意味がありますが、水だけでなく他の液体が気化した状態も含まれます。
例文:Water vapor is a major component of the atmosphere.(水蒸気は大気の主要な成分です。)
energy
「energy」は「活力」や「エネルギー」を意味し、「steam」の抽象的な用法に似ています。何かを行うための力を示す際に使われます。
例文:He has a lot of energy for his age.(彼はその年齢にしてはたくさんのエネルギーがある。)
それぞれの使い分け方
「steam」:水が熱せられて気化した状態や、活力を示すときに使います。
「vapor」:液体が気化した状態を広く指し、水以外の場合でも使用されます。
「energy」:活動や動作に必要な力を表すときに使います。
「steam」を含む表現・熟語
「steam」は単独でも使われますが、いくつかの表現や熟語としても使われます。以下はその例をいくつかご紹介します。
① let off steam(ストレスを発散する)
例文:He went for a run to let off some steam.(彼はストレスを発散するために走りに行った。)
② steam ahead(前進する)
例文:The team is steaming ahead with their project.(チームはプロジェクトを順調に進めている。)
③ full steam ahead(全速前進)
例文:With the deadline approaching, it’s full steam ahead.(締め切りが近づいているので、全速前進だ。)
